通勤途中の論文読みがかなり捗っている。最近書いている論文の関連で、J. Biogeogr.やBiol. J. Linn. Soc.、Zool. Scr.、Mol. Phy. Evol.などのジャーナルから生物地理に関する内容のものが多い。MentawaiやJava、Lesser Sundaがどのように扱われている対象なのかが再確認できて充実している。電車の中でずっと英語論文を読んでいるのはちょっと変だけど、なかなかたまらない。


祖先形質(範囲?)復元でBioGeoBEARSというのを使っているのを多く見かける。次はこれを使って論文書くか。東洋区とオーストラリア区だけだし、そんなに広くまたがっていないから別にいらないかな。系統樹だけで分散と分断を議論したいんだがなあ。

シルヴァン・ヌーヴェル「巨神覚醒」が出ていた。「巨神計画」を読んでいるので買わねばならない。会話形式で読み進めやすかったやつだ。ミーハーなのでニール・スティーヴンスン「七人のイヴ」も気になるところ。イーガン「シルトの梯子」はまだ開いてもいない。通勤用にSFを追加しようか。

プリンタのトナー発注やコピー用紙の購入依頼、学内便の送付や受け取り、ポットにお湯をためておく。


通勤時間の1時間40分(4つの交通手段)を如何にして有効活用するか。iPad miniは約300gと軽いが、約6年間使っていると重く感じるため、タブレットで論文を読むのはいまいちだと思っている。そこで、B5サイズで両面印刷した論文にルーズリーフ用の26穴を開けるパンチを購入してみた。2800円ほど。B5サイズの小型軽量のバインダーで折りたためるタイプに論文を入れて読んでいる。これは書き込める。もう一つは、A4で「製本」設定で印刷した論文を半分に切って、A5サイズのクリアファイルに入れて読んでいる。これは書き込めない。タブレットは却下したけれど、retinaディスプレイだと見やすさが違うのだろうか、それでも重いんだよなあ。紙の軽さが欲しい。立っていても片手で負担に感じることなく扱いたい。まだまだ模索中です。

伊都キャンパスへの移転を終えて、少し落ち着いた感じがする。あの本や資料はどこの段ボール箱に入れただろうか、あのサンプルはどこだったかなど探し物が見つからないことがあるけれど、なんとか仕事を再開できる状況になった。先週は早速ヒアリの会議があったし、ヒアリ関連の資料や標本は手元に置いておいてよかった。


アリ研究者に箱崎から伊都へ熱研が移転したことをメールで伝えないといけない。アリのタイプ標本も移転したので、所在地と連絡先のお知らせが必要だ。

マムンと小さな打ち合わせ。短報にざっと目を通して、もうこれでいいから投稿してみたらと勧めました。いろいろ問題点があるけど、編集部とやりとりするのも修行です。


査読が1件来て、再査読が1件来た。4月は標本室の移転もあるので来週〜再来週が正念場だろう。途中で止まっている論文を書き始めたい。


標本室の整理をしていると掘り出し物が出てきて楽しい。朝鮮半島のやつや、キューバなど中南米のも。北米のフロリダ周辺のもいい。日本各地の島嶼のやつも興味深い。落ち着いたらじっくり見て整理しておきたい。

移転関連業者との打ち合わせ。再来週の先行移転の物品の最終確認をしました。標本箱を入れるダンボール箱20日にやっと届くらしい。週明けの23日の早朝から標本室の移転が始まるのに、いつ詰め替えをするのか。週末しかないではないか。今週中にダンボール箱を用意できますからと言っていたのに、だいぶ話が違うじゃないか。


マムン短報を5月中には投稿したい。英文校正もやっておきたい。


クロナガアリの羽アリが出ている。先週もある巣から出ていて、そこから再度出始めた。脱翅女王も数匹手に入ったので、懲りずに飼育してみます。