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2015-03-05 Thursday

木の雪

 今日から三泊四日で妻が法事帰省。

 朝、駅まで送りがてら、昨日降った久々の雪で、樹木たちが少しだけ雪を纏っている風景のことを語り合う。

 「やっぱり雪はいいね」と妻が言う。「雪解けはあまり綺麗じゃないけど、降ったばかりの雪は綺麗だね」

 木々に白い花のように乗った雪。並木道はクリスマスツリーが並んだようにも見える。

 この美しい雪景色の土地から一気に東京に飛ぶ妻は、服装や傘などで悩んでいた。ぼくは年がら年中旅に出ているけれど、妻にとっては久々の本州。

 無人駅のホームまで送って、独りで帰路に着く。

 帰りには、時々車を止めて、写真を撮ってきた。午後には木の上の雪は、解けて、すっかりなくなってしまうに違いない。

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2015-03-04 Wednesday

レッズサポート体制

 外は一日雪で、何となく家でのんびり過ごしたい一日。確定申告書類の提出と買い物だけ出かけて、読書とそして衛星放送に時間を費やした。

 そう、浦和レッズに心を向けないといけない。そろそろそういう時期だから。

 今日は、休止していたスカパーのJリーグMAXのパックを再申込みし、先日、日テレG+の申し込みを終えて確保しておいたアジアチャンピオンズリーグの視聴権とともに、北海道からの浦和レッズ・サポート準備をしっかり整える。

 スカチャンではニューイヤーカップとして、指宿合宿中のレッズ・熊本・磐田・清水とのリーグも再々放映してくれており、新メンバーの多いレッズ2015年体制の検証ができるようになっている。

 先日のFUJI XEROX SUPER CUP 2015ではガンバ大阪への弱さを見せつけ、ACLも価値なしの、好調とは言えないスタートを切ったが、まだ定まらないメンバー編成や、意志の統一感が未完成かなと思われる守備陣形など、ある特定の選手にかかる負担が多すぎるように感じられる。

 早く、しっかりしたベースを作ってほしいなと思うが、スタートの結果に焦らず、年間を通してのチーム完成度を是非上げて行ってほしいところである。

2015-03-03 Tuesday

三井アウトレットパーク札幌北広島

 今日は、北広島アウトレットへ。

 さいたま市時代は直近のアウトレットでも栃木県佐野市まで高速を使って一時間半くらいかけて行かねばならなかったので、こちらは札幌の南の北広島市とはいえ、無料の自動車専用道路なども使って高速不要の1時間弱くらいの距離なので、助かる。途中、南幌町の牧歌的癒し風景なども楽しみながら。

 ビュッフェでイタリアン、中華の混在したランチを楽しみ、当然ながら食べすぎる。特に、夫婦して、アイス食べ過ぎ。

 ぼくは目当てのツアー用バッグを手に入れる。アートバーグの機能重視のやつ。

 妻は5日から法事上京なのでスプリングコートを。

 北広島アウトレットパークには北海道ロコというアウトレットらしからぬ庶民的な一角がある。まさに北海道一色のスーパーみたいなもの。前回は、鹿肉を買っていったのだが、今回は<行者にんにくの餃子>(舌を噛みそうでしょ)を。普通は自分で自生する餃子にんにく、じゃない、行者にんにく(北海道ではアイヌネギと呼びます)を採って、自宅で餃子を作るのがならわしなのだが、なかなかギョウジャニンニクの自生地を突き止めることのできないぼくは、こうした売場に頼るのである。

 帰宅して、あまりにも摂取しすぎたカロリーを放出しようと、暗くなるまで、氷割りと雪掻き作業に奮闘する。汗だくになったのは、今日の気温が5度まで上がったせいかな。

 お風呂に入って暑くて、呑んだビールの美味しいこと。刺身と鍋と焼き魚(宗八カレイ)の夕食です、はい。

2015-03-02 Monday

温度計

 昨日、家の前の氷を砕いておいてよかった。

 夜のうち降り積もった雪が早くも屋根から落ち始める音が、辺りにかまびすしい。

 トナカイの形をした戸外温度計は2度を示している。

 暖かい朝です。

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『変死体』

変死体(上) (講談社文庫) 変死体(下) (講談社文庫)

 前作で、とりあえずシャンドン・ファミリーという犯罪一族の最後の一人に片をつけ、壮大なスカーペッタ・サーガの第一部が終了した感があったのだが、それを裏付けるように、本書では、このシリーズが、また一人称視点に戻っている。時代や環境は変わったとしても、第一作『検屍官』のあの頃のように、スカーペッタをより強い軸にして物語を回転させるリズムとテンポに戻ったわけである。

 そして驚いたことに、前作で舞台となっていた冬のニューヨークから一転して、ケイ・スカーペッタはマサチューセッツ州ケンブリッジの法医学センターの所長に就任していたらしい。しかも小説の冒頭では彼女はドーヴァー空軍基地で研修中の身となっている。まるで前作までのシリーズを一気に断ち切って、新しい世界からすべてをやりなおしているかのように。

 そこに留守中の法医学センターに運び込まれた変死体と、失踪した副責任者の一報があり、ケイはルーシーとマリーノのヘリでの迎えを受け、ケンブリッジに飛ぶ。上巻が移動するまでの半日だけの描写。下巻が翌朝から一日くらいの時間しか経過していないという、時間密度の大変に高いストーリー展開にも関わらず、スピード感がまったくなく、重厚な時間の濃縮液のような心理描写と事件に関連する人々の説明に費やされる。もちろんただの説明ではなく、懐疑、懸念、不安、強迫観念などなどに絡められたケイ一流の細密に過ぎるくらいの関連付けが長々と行われてゆく。

 ぼくは、このシリーズが『黒蠅』以降、三人称で語られるようになり、猫の目のように視点を移すようになったとき、それはそれで悪くないと思ったことを覚えている。停滞した感のあるシリーズの活性化に繋がると良いかな、と期待感を抱いたものだった。話を巨大にしてしまい過ぎて収束できなくなった作者が、閉塞したストーリーを何とか打開しようとしてやむにやまれず採用した手法であったかもしれないが、それで何とか前作まで漕ぎ着けてきたのは確かである。

 しかしルーシーやマリーノやベントンの視点ですら語られてしまう三人称視点というものに最後までついぞ馴染むことのできなかったのも事実だ。これまでスカーペッタの視点から語られてきた彼らの側からの描写は、ただでさえややこしい人間関係の情念の部分にやたらに踏み込んでしまい、収拾がつかなくなったきらいすら感じられたからだ。ストーリーを淡々と語ることのできるタイプの作家ではないだけに、多視点での疾走感を完全に生かし切れたとは言い難く、むしろブレーキの種類を増やしたように感じられてしまうのが、前作までの欠点であったような気がする。

 いつか読者であるぼくにもブレーキがかかり、最近になってシリーズ読書を再開してみたという経緯もそんな印象を強くしているのかもしれないけれども。しかし、本書に至って、再開して良かったなという確信が戻ったのは嬉しいことだ。

 相変わらず過去のキャラクターを捻り回して事件の重要関係者に仕立てあげてしまうところは変わらないけれども、そのキャラクターをまるでこれまで知らなかった新しい特異な人物のようにして再登場させ、事件や物語を組み立ててゆくアイディアは並みでないし、そこに絡むいくつもの無関係としか思えない殺人事件がどれもこれも、いつもながら狭い世界に関連付けられてそれぞれのピースが巨大な地獄絵のようなパズルを完成させてしまうという、あまりに唐突ながら理詰めの展開には唖然とする。

 それらを今回はしっかりとケイの眼線だけで捉え語らせる、という手法の選択が、本来あるべき場所に戻ったかのような居心地の良さを感じさせた。今後も一人称視点での落ち着いたミステリーのシリーズとしてこのレベルでの謎と捜査手法の面白さを提供してくれるなら、ただでさえ低くないであろう人気の度合いは補償されそうである。少しほっとした、言い換えれば、個人的には大変回帰感に満ちた力作であった。

ホームベーカリー

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 ホームベーカリーが我家にやってきたので妻がさっそくパンを焼いてくれた。

 言うまでもなく、朝は久々のパン食にした。機械に着いていたセットを利用したのだけど、さすがに美味しいね。これを機会にダッジオーブンでの手作りパンという目標を立てたい。その際は是非クルミのかけらを入れたい。それをちぎって食べながらビールとかワインを庭で食べたい。

 午前中は札幌の職場で仕事を片付けて、午後は役場に行ったり、確定申告の準備を整えたりして、夕方からおもむろに昨日の続きの氷砕き作業に入る。これが一番熱意がこもっていたかな。

 一日中風が吹き荒れ、陽が射したかと思うと湿った雪が横殴りに吹き付ける。お世辞にも好天とは言えない中で、気温だけはプラスのまま夜を迎える三月らしい春めいた一日。

 北海道流の春一番、という日和だったのかもしれない。

2015-03-01 Sunday

アイス・クラッシュ

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 今日から三月。

 道路から雪がなくなってきたのに、我家の前だけ20Cmほど氷が残ってしまっていたので、午後から一気に氷割り開始。ご覧の通り、一掃した感じ。

 ちなみに夕方から粉雪が舞い続け、22時現在、道路は一面また真っ白になってしまった。

 でも、氷ではないので、こまめに雪払いをして順調に春を迎えたいとつくづく思うのです。

2015-02-25 Wednesday

キツネ目撃

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 未明に、トイレに起きて、カーテンを開けて庭を覗き見ると、キタキツネが来ていた。すぐに引き返して姿を消してしまったのだが、目撃できたのはラッキー!  夜が明けて足跡だけが残っていた。そこらへんにキツネがいるってだけで、とっても微笑ましいのはなぜだろうね。

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 久々に二階の窓から海が見えた。

 というのは、前の畑に雪が高く積もっていてしばらく海の見えない季節を送っていたのだ。畑の雪が解けて、海が三か月ぶりくらいに姿を現した。

 へえ、初めて迎えた冬の、そしてもうすぐ三月なんだなあ、と感じさせる現象である。

2015-02-19 Thursday

スカーペッタ 核心

スカーペッタ 核心(上) (講談社文庫)スカーペッタ 核心(下) (講談社文庫)

 このシリーズに4年ほどの不在期間を置いてしまった。そのおかげでシリーズというものが呼び起こすインタレスティングの多くを自ら損なわせてしまったように思う。シリーズの際立った特徴や、独特の、陰性の空気感などは忘れ難いものの、細かい心理描写に重きを置くこの小説シリーズのデリケートな側面については、過去の流れを取り戻すのに時間がかかった。ただでさえ手こずることの多い精緻な作品シリーズであるのに、自ら、検屍官ケイ・スカーペッタ宇宙への浸透の難しさを増やしてしまった。シリーズは5作ほどこの後に行列をなし、ぼくに読まれるのを待っているらしいので、本シリーズへの贖罪のようにしばらくはこの苦しい時間に耐えようかと思う。

 さて、長いことこのシリーズの翻訳を務めていた相原真理子さんが降板、シリーズの翻訳は、前作『スカーペッタ』以降、ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズでお馴染みの池田真紀子さんにバトンタッチされている。残念ながら、本シリーズでとても馴染みのあった相原真理子さんは、2010年の1月、62歳という若さで死去されていた。遅きに失したが冥福を祈る。

 しかし、おかげで池田真紀子さんには悪いが、やはり読みにくさを感じてしまう。おそらく相当の難物であろう本シリーズの翻訳を、さしもの池田真紀子さんと言えども、相原翻訳に慣れた身には何か違和感が感じられ、読みづらさというようなものを否定することはできなかった。固い文章でびっしり埋められたページの窮屈さは、もしかしたらコーンウェルの意図するところでの読者に対する挑戦的な壁となるのかもしれないが、相原さんの翻訳はもっとそれを砕いて聞かせてくれるマイルドなところが強く感じられたように思う。

 個人的なことを少し。

 富良野駅前はもうすっかり変わってしまったが、昔は、ドラマ『北の国から』そのままの田舎町の駅前の風情だった。ぼくは営業の拠点として、今はもうない昔風のホテルによく投宿していたので、駅前通りにある気の置けない酒場で独り飲んでいたのだが、馴染みの女性店員とよくコーンウェルの新刊の話で盛り上がった。お互いにこのケイ・スカーペッタ・シリーズを何年も読んでいるのだが、彼女はぼくのようにミステリ読みではなく、たまたま本シリーズを読み始めたらやめられなくなったという。昼間は農家でジャガイモ洗いの仕事をし、痛んだ腰を片手で叩きながら、夜には酒場の仕事を手伝いに来ている三十代の女性であったが、こういう人にもスカーペッタは読まれているのだ。

 その後、その女性は札幌のデパートに職を見つけ、富良野盆地の住人から一気に大都会の生活者となっていったのだが、富良野に時々顔を見せては友達の子供たちにスキーを教えたりしたかと思うと、また仕事場に戻ってゆく、というようなこと繰り返していると、風の噂に聞いた。だから、ぼくはスカーペッタを読むたびに、その女性の、お世辞にも美人とは言えないカントリー・フェイスを思い出し苦笑いする。

 個人的に過ぎたかもしれないが、要するにそれほど万人に愛顧されたシリーズであるということが言いたいのだ。書店をすら見つけるのが難しい、富良野という小さな街の片隅で見つけた愛読者は、まさに本シリーズのおそらく氷山の一角であり、その実、これらのスカーペッタ作品は世界中で人気を得、当たり前のように女性検屍官の活躍するシリーズとして読まれているという事実を。

 さて、だからこそ、ではないが、それだけの人気に対して、この読みにくさは何なのだろう、とぼくは疑念を覚えている。本シリーズの欠点とも言えるのだが、パトリシア・コーンウェルという作家は、広げすぎた大風呂敷を畳み切れずに未解決のまま先延ばしにする。それも頻繁に。だから相当に昔の、何作も前の事件や出来事を引きずってゆき、それらのことをフラッシュバックしては回想し、会話に乗せ、過去の思い出で人と人とを対立させ、情念を衝突させ、現在の事件を放り出してまで、陰湿なホームドラマめいた複雑な時間を多く作り出す。ケイのヒステリックな怒りに多くのページを割いたりもする。

 一人称の小説として始まりながら、『黒蠅』以来、改めて固定したかに思える三人称描写だからこそ、ケイのみならず、ルーシー、マリーノ、ベントンなどなど、それぞれの思いにまで描写のメスを入れることで、事件捜査そのもの以上に懐疑的で、距離感があり主要キャラたちの互いの信頼が薄いように感じられる。それぞれの人間を結ぶ愛情や絆は深いのにも関わらず、彼らの会話は常々丁々発止の緊迫した駆け引きのように見える。余裕のない自己保存本能のもたらす闘争のようにも見える。

 さらには、過去からの宿題であったシャンドン・ファミリー(今では懐かしく、錆びて、朽ちているようにしか見えないネタではあるが)の生き残りの影が見え隠れする。すべてのピースが完全に収まるまでのあがきや苦しみによってページは埋め尽くされ、キャラクターたちは混迷し、化かし合い、労り合い、ばらばらになったり結束したりを繰り返す。そうだった、これがスカーペッタ・シリーズなのだったと、ぼくは改めて思い出す。

 難物の仕掛けではあるが、科学捜査の手順や組織、施設、職員といったアメリカの事件捜査のある側面に対しては、誠実なスーパーなリアリズムに徹している。TVドラマ『CSI 科学捜査班』のようにシステマチックでスタイリッシュな追い風には乗らず、政治や組織対立を絡ませて地に足を着ける。男性作家以上にハードでリアルな男尊的世界を、女性の視点に強くこだわりながら描く女流作家の作品群であるからこそ、本シリーズは、世の、働く女性読者のシノプシスに働きかける何かがあるのだろう。男性読者にとっては、リアルでストロングな女性による女性のための、ともすれば恐るべき人気シリーズとして成長し続ける世界である、と言うべきなのかもしれない。

2015-02-17 Tuesday

朝霧

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 素敵な朝だ。

 札幌に靄が沈み、雲海を経たかのように山なみが浮かぶ。

 すぐ近くに野幌森林公園の百年記念塔が浮かび、モエレ山が浮かび、手稲山が空に輝く。

 ピクチャーウィンドウのようなキッチンの窓には、恵庭岳がくっきり見えていた。

 今週は天候が良いらしい。毎日の朝と夕と迎える幸せを、しっかり感じ取ってゆこうと思う。

2015-02-13 Friday

旭川スイーツ

The Sun 蔵人 釜蒸し蔵工房

食べログThe Sun 蔵人 釜蒸し蔵工房

 氷割り道具を長らく貸してくれたご近所のMさんに、旭川土産の蔵生とどら焼きを持って挨拶にゆく。甘いものが好きなMさんだけど、あまり大げさに包むと受け取ってくれないと思うので、ばら買いしてラッピングもせず、はい、と渡す。冬のヒルズの生活ではこのような飾らないやり取りがとても大事な気がする。

 今日も少しだけ氷割りをやったけど、その後、だいぶ雪が降ってしまった。

 明日からまたツアーの仕事です。

2015-02-12 Thursday

霧氷

 霧氷というのは、空気中にある水分が凍って、木の枝に冬の華を咲かせる現象だそうである。

 早朝に見られるが、陽が昇り、温められると、水滴になって、違った花になる。これも美しい。

 そして日中にはすべてが滴り落ちて、乾いてゆき、何事もなかったかのように木や枝は風に揺れる。

 今日は、朝の通勤電車の窓から霧氷を見て、帰りの車窓からは夜の闇に散る雪つぶてを見た一日。

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