からっからの道
正月明けの仕事初めだというのに、道路の雪は飛んで乾いて、からっからだ。思わず、四駆のシフトをFRに戻してしまった。
二日には雨が降った。普通なら冬に雨が降れば、そいつが凍りついて、雪以上に厄介なことになるはずなのに、雨は降ったまま、そのまま凍りつくことなく、乾いたのだった。ある日には(日付の感覚がありません、とにかく正月休みのどれかの日)吹雪いて、横殴りの風に粉雪が舞い、ひとたび道路は白くなったはずだった。
でも今日四日の道路はからっからだ。仕事場にゆくと、大抵は除雪騒ぎで始まるのが例年のことなのに、みんなすました顔を揃えて、早く着き過ぎてしまった原因を乾いた道路に還元している。珍しいのだ。こんなことは。
旭川の同僚に電話をかけると、なんと道北でも道路はからっからなんだそうだ。暖冬異変、どころではないな、こうなると。