シュンの日記なページ

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フロイド・アット・ポンペイ

crimewave2007-01-07

 もともと1971年に製作された映画で、ぼくはNHKの番組で最初にこれを観た。高校生の頃だったと思う。強烈な印象を残すビデオなので、後日レンタル・ビデオをコピーし、さらにレーザーディスクで買い揃えた。今回、DVDを買い込んだわけは曲リストに『狂気』(1973年発売)の数曲が入っていることが不思議だったから。

 実際には、CGでのまるで『2001年宇宙の旅』のような惑星縦列みたいな映像が入っていたり、インタビュー映像や『狂気』製作シーンが入っていたりと、ディレクターズ・カット版なのだった。特にCGでは滅びる前のポンペイの都市の再現シーンは珍しいものなのかもしれない。その後ベスビオス火山の噴火によって溶岩に破壊され、やがて発掘されるポンペイ、そのコロシアムに巨大アンプを並べて無人ライブ演奏を続けるピンク・フロイドの姿の対比は、雄大な映像イメージを持っている。

 といいつつ、やはり演奏だけを淡々と続ける原版のライブのみのスリムな編集のほうがぼくは好きだ。コレクターとしてはもちろんこれも持っていたい。しかしライブ原版映像のみの再生もメニューに含まれている点、日本語メニューなども用意されている点、いろいろな意味で地球規模のバンドによる地球規模のディスクなんだということを再認識させられる一枚だった。