血の玉の恐怖
SFなどの非現実的小説は好きじゃないのだが、少しスティーヴン・キングが入ったような超常ミステリ、ジョー・R・ランズデールの久々の新作翻訳長篇『ロスト・エコー』読了。神拳とかいう格闘家でもあるランズデール自身が開発したという格闘技の伝授シーンがあって、映画『ラストキッド』や、ドン・ウィンズローの『ストリート・キッズ』などを思い出してしまうのだが、頼りになる師匠と若き出来損ないの設定、というのはいいね。
TSUTAYA-DISCASからは、最近古い映画ばかり借りている。『太陽を盗んだ男』『合衆国最後の日』に続いて、今日は『華麗なる週末』。
昔、それこそ子供時代に映画館で見たのだが、主人公が娼館にいる少年と喧嘩をする際、相手がナイフを出してきて、指に刃先が当たって血の玉ができるシーン。これが怖かった。気持ち悪くなったくらいにリアルで。でも全体に明るい少年の冒険物語なので、素敵に印象に残った作品だ。助演がマックイーンだったなんてことも後になって知った。おまけにこれがウィリアム・フォークナーの原作小説の映画化作品だったなんてことも、今日初めて知った。幼い頃のインパクトある記憶を追ってみると、何だか後の自分の趣味ととっても縁があるのね。不思議。
明日、後輩の結婚式でスピーチを頼まれたので、今日は予め原稿を作る。
午前中、NHKで放映していた山田太一ドラマ『いちばん綺麗なとき』を見る。八千草薫、娘時代の写真、必見!
昼は、家内が出かけて留守なので、ラーメンと炒飯を作り、息子と一緒に食べる。好評。
明日、図書館の返却日なので急いで『グラニテ』の感想をアップする。
母親のインフルエンザ予防注射の申込書を投函しに走る。
何だか、少しだけ慌しかった一日。