10/14 python東海#34
初参加.ほぼ季ごと開催で34回も続いているとは驚き.(頻度が変わっているかも知れないが)
アンカンファレンス形式と言う事で,何をやるのか分からないところもあったけど細かいことは考えずに散華参加.
結論から言うととても面白かった.
FizzBuzzの最小解(候補?)を見てうおおってなったり,scrapingと言う概念があることをはじめて知ったり.
普段win上のVSでc++とc#しか使ってないので行末にセミコロンを入れて怒られたりコメントに//使って怒られたり.
惜しむらくは,途中でPCのバッテリーが切れてしまい何もできなくなったこと.いや,話を聞いてるだけで十分楽しんでいたのだが.
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金山へ移動して山ちゃんにて懇親会.
色々ネタが飛び出して,あーもっと外に出ないとやっぱりダメだー,と思った.特に以下は本気で自分の脳細胞が死んでいっていることを実感.特に1:
1,東海にいながらわらび餅にすぐ反応できなかったこと
2,ラズパイにwindowsIoTcoreを入れてVS開発環境を構築したのに全部忘れていたこと
途中で時間切れになってしまった方とは話せずじまいだったので,以降気をつけたい.
勉強会運営の苦労話,次回以降のLT内容(この辺はうっすら)とかとか話題は尽きず,10〜11時くらいに散会.
お疲れさまでした&絡んでくださった皆様ありがとうございました.
#次はなんかネタを考えていかないと…
pyboardはじめました
どうせだからマイコンもpythonで書けるようになれば覚えも早くね?と思い,スイッチサイエンスでpyboardを購入.
<つまずいた所>
・ストレージとして認識されるはずなのにされない.
→ ケーブルが腐ってた.取り替えて解決.
・windows環境ではストレージ内のpybcdc.infをインストールしてポートを使えるようにしてねとあるが,インストールできない.
→ infの中身を見たら文字化けしていたので本家からDLしてインストール.無事通信できた.
ブレッドボード出してくるのがめんどかったんで,とりあえずボード実装されているLEDでLチカ.ストレージ内のmain.py/boot.pyを書き換えて実装していくやり方はmbedとおんなじなので特に手間取ったところはなし.
全然調べてないけど,micropythonで機械学習とかできたらいいなあ.
マーケット感覚を身につけよう(2015)
ISBN:9784478064788
日本人に欠けているのはマーケット(市場)感覚である.そのために折角のチャンスを
フイにしている.単なるスキルなので,意識して身につけるようにしよう.
・世の中はどんどん市場化が進んでいる.この趨勢からは逃れられないから
観念しよう.相対価値がどんどん市場価値へ置き換わっている.
・「よいものを作れば売れる」というのは時代遅れのセンスというよりもはや歴史
上の出来事.まずどの程度で売るのか,売れるのか?から始める.積み上げて
価格を決めるのではなくて物事の価値を自分で判断すること.
・ちょっとシフトした考えが大切.たとえば書店が提供するものが「単なる本」なら
Amazonとかに勝てない.「他でもない自分が選んだ本」と考えると広がりが出る.
・スキルと言ったが,5個くらいトレーニング方法がある:
<プライシング能力を磨く>
常日頃から「自分がこのくらいが妥当だと思う値段」を考える.相場とかは他人
の価値基準なので当てにしない.これができないと自分自身のプライシング
すら他人任せになる.
<インセンティブの理解>
他人がどのように考えて行動したか分析する.「みなお金のために行動して
いる」と考えるのはあまりに単純に過ぎる.本当に金銭第一であれば飲みになど
行かないし外食もしないはず.
物欲センサーを最大感度にする.欲望は人に話すようにする.さび付かせて
いてはだめ.
<市場評価を重んじる>
井の中の相対評価に一喜一憂することはムダ.「決めてからやる」のではなく
「やってみて決める」.判断は市場により行われるため.
<失敗と成功の理解>
シリコンバレーは「失敗に寛容」ではなく「失敗経験がない人は評価しない」.
2回3回失敗して成功するのが健全というもの.
学校にて知識を学ぶのはもうよいから,さっさと市場で失敗から学びましょう.
<市場性の高い場所を求める>
アメリカのビジネススクールや飲食店など.都会も概して市場性が高い.逆に
地方都市,役所,国立大などは低い.都会で市場感覚を鍛えて地方へ戻り,
市場性を持ち込んで価値を見いだすのは一つの戦略.
(葉っぱビジネスの「いろどり」)
・専門性は次々乗り換えるのがよい.一本槍で望むのは,RPGでいえば炎魔法縛りで
クリアを目指すようなもん.
最後らへんは"The shift"と同じ話になっている.市場を中心において考えると大体
未来予測も似通ってくるようだ.つまりは競争が激化してより市場で生き残るための
知恵が求められるので,とりあえずはプライシングの訓練からやろう.
そんじゃーね!
フィードバック入門(2017)
ISBN:9784569832906
東大中原研のblogは結構前から(7年くらい?)見ていて興味があり買ってみた.
「ヤフーの1on1」でも対談してたし.
・いまの中間管理職は大変だ.これは構造的なものだから仕方がない.自分を責め
ないで!
・一時ティーチングが全否定されコーチングが持て囃された.これはマーケティング
にすぎないから従う必要はない.ティーチしてない=持ってないものはコーチして
出てくるわけがない.
・フィードバックはティーチングとコーチングを内包している.※以降FBと省略する
・客観情報収集(SBI:Situation(状況),Behavior(振る舞い),Impact(影響))を事前
にやること.職場回遊や1on1が効果的.
・こんな感じで進める:
情報収集(FB前にやる)
↓
信頼感確保→事実通知→問題行動(gap)の腹落とし→振り返り支援→期待通知
↓
フォローアップ(FB後にやる)
・チェック方法:
相手と向き合っているか?シリアスモードを崩していないか?
SBI情報を淡々と述べているか?
反応を見ているか?
立て直しのサポートはできているか?
再発防止のため,再発パターンを予測しているか?
・コツというか心構え:
予行演習,内容記録,無駄にほめない,「即時,移行期」にやる,沈黙を恐れない, ストレスと向き合う,嫌われても気にしない,どうしてもダメなら「人事施策」
・自己FBを求めて外へ出よう
FB相手のタイプ別Q&Aが面白くて実践的.(逆切れ,ダンマリ,逆FB,いいわけ,…)
そして人生は続く.
The shift(2011)
ISBN:9784833420167
社外の集まりで友達が読んでいたので買ったけど3年間寝かしていた本.
産業革命の時のように世の中が変わっている.能動的にアクションしていかないと
その他大勢に埋没して没個性化したり,孤独になったり,充足を得られなくなったり
する.
そうなりたくない人は「3つのシフト」を意識して未来に対してガシガシ働きかけて
いくべき.
前半は,過去から未来にわたる働き方のシミュレーションを通じて変化を浮かび上が
らせる.未来は2025年を想定.ネット+ロボットが台頭して人間のやる仕事が減るとか 80歳とかでも働く人が増えるとか.
後半で,3つのシフトに対する詳細な説明を示している:
1,<"高度な"知的資本>
「連続スペシャリスト」になってマネされない専門技術を持ってセルフブラン
ディングを行うこと.ゼネラリストは死ぬ.
2,<人間関係資本>
ネットや遠隔ロボットの普及で空間的制約がほぼなくなるから,コラボがもはや
必須になる.3種類のグループを探すなり作るなりすること.
3,<情緒的資本>
従来の価値基準は賃金に代表される物質の消費だったが時代遅れ.自分が本当に
得たいものを見極め,得るためのアクションとそのために犠牲にするものを明確に
意識すること.
//補足説明
<知的資本>
自分の武器を認識し,時代遅れになる予兆があれば次への準備を怠らない.他の分野に
軸足を移して「連続的に」専門分野を広げていく必要がある.
<人間関係資本>
以下a)〜c)を構築する.
a)ポッセ:
ギルドメンバー.いざというときに頼りになる,能力のある人たち.
b)ビッグアイデア・クラウド:
アイデアの源泉になりうる群衆.早い話twitterのフォロワーみたいな人たち.
c)自己再生のコミュニティ:
リアルに会える友達.リフレッシュして精神を健全に保つ.
<情緒的資本>
人の価値基準は多様化しており,金銭による評価に価値を見いださない人が増えている.自分はどうか?内省した上で金銭ならばよし,違っていれば(経験など)それを手にする
ための行動を起こす.意図を持って選択し,選択に伴い失うものを受け入れる.
内省を深めて,手に入れたいものを突き止めておくことが資本になる.
自分の場合,特に2に時間がかかりそうだと思うので先んじて取り組もうと思っている.
ウィリアム・ギブスン「未来はすでに訪れている.ただしあらゆる場に等しく訪れて
いるわけではない」
主体的に生きた方が人生楽しいよね.