EPカー

カトラー:katolerのマーケティング言論
「死んだふり?米国ビッグスリーが電気自動車で復活する日」
http://katoler.cocolog-nifty.com/marketing/2008/12/post-7026.html

ビッグスリーは死んだ」的な意見が大勢を占める中でなかなか興味深い記事。アメ車の奥深さはまた別の話として経済面的にEPシフトに関して。シボレー「ボルト」の事とか、A123システムズの「リチウムフェライトバッテリー」とかにも言及してあればより説得力が増したと思うんだが。ビッグスリー(特にGM)のEPシフトは「危機だから」始まったわけじゃない。すでにずっとやっているからできる(今後ありえる)ことなんだ。そこんところはもうちょっと突っ込んでほしかった。
ただ「クルマは家電」には行かないと思う。特にビッグスリーは。このご時勢に「コルベットZR-1」なんか作っちゃうほど彼らは車が好きだし、EPカーが出たら真っ先にレースを始めると思う。

もし日本の自動車業界に危機をもたらすとしたら、経済人や道路大好きなのにあまり車が好きそうに見えない政治家とかのクルマ音痴と言うかクルマ嫌いと言うか「クルマ乗るヤツなんてバカ」「クルマなんて金を生み出せればそれで良いんだよ」といわんばかりの「重要産業だというわりには愛のなさ」ではないかと思うんだけどね。イギリスがほとんどの自動車メーカーがなくなっても「ミニ」「マクラーレン」「アストンマーチン」「ベントレー」「ロールスロイス」「ロータス」などのブランドは他国メーカーの金を使って君臨し続ける理由とは真逆だな〜(買収されたっていっても、ヤツラは実質金を出させてブランドを使わせてやってるぐらいに思ってるよ、たぶん)

新しい道路を作ったらオープニングセレモニーでF1とか走らせるぐらいの政治家いないのかなあ。「F1走らせたら予算オーバーなのでSuperGTで我慢しました」ぐらいのジョークかませるような。