[event] イベント宣伝
7.28(Fri) 2 MANY DJS @WOMB
[mix] 最新ミックス音源
0412*disconoire (mp3(30.4MB) | date:04/12/24 | play time 66'35")
2004-03-07 Sun
■[movie] ビデオ

- 『ガーゴイル』 (クレール・ドゥニ/2001仏=日)
セックスすると興奮して相手を殺してしまう病気にかかってしまった人の話。愛する人と結ばれることができない怪物の悲しみ、すなわちホラーの枠組をつかった切ないラブストーリーということなんだろうけど、これをラブストーリーとして成立させるためには、愛の成就の最終形態が「セックスをすること」であるという前提が共有されていなきゃならない。その前提をミジンも疑っていない姿勢も含め、いろんなところに安易さというかアラというか脚本の稚拙ぶりが目立って痛い。セリフに頼らない人物描写とか、ギャロとホテルのメイドとの視線劇の、何かが突発しそうでしないサスペンスとか、演出として見どころは結構あったんだけど、とにかく脚本のズサンさが全てを裏切ってしまってる感じ。
あと、ギャロ夫妻の寝室のベッドカバーを取り替えたメイドが、こっそりとそのベッドに寝そべってタバコを吹かし、のちに、ベッドに残っていた彼女の残り香を嗅いで劣情に駆られたギャロがメイドに言い寄る、というシークエンスがあるんだけど、ギャロがそれをやってしまうとなんか妙にお洒落になってしまって、というかどうも監督自身それを「おしゃれエロ」っぽく演出しているキライがあって、ベッド(蒲団)の残り香といえば条件反射で女生徒にフラれた中年男の悲哀(田山花袋)を連想してしまう身からすると、いくらお洒落に演出しようとしても情けないギャグにしか見えないんですよね。
それにしても、愛する人と結ばれることのできない「怪物」の悲しみを表現するギャロの演技が、額に手を当てて苦悩じみた表情をするだけって、そりゃあんたいくらなんでも大根すぎだよと思った。まあ、ヴィンセント・ギャロ実はけっこう好きなんですけどね。
■[orkut]

韓国人と黒人のハーフで、ワナビージャパニーズな日本文化好きの人から、「You' ve got fucked up cool hair man!」と書かれたメールを頂きました。あなたは性交的に冷たい髪の男ですという意味ですね。日本の若者はみんなこの髪型をしてて、クックヘアー(ニワトリ頭)って言うんだ、鳥インフルエンザの流行にちなんだ髪型なんだぜ! とスラングを交えた英語で返しておきました。そういえば orkut にはそのメールをくれた彼も参加している裏原系のファッションスナップ誌「FRUiTS」のコミュニティがあるんですけど、面白いのは、それに参加している人が 200 人以上もいて、しかもそのほとんどが外人ばかりという事実。日本のヤングファッションピープルの典型像としてではなく、国うんぬんは関係なく単純に見てくれだけで関心をもってる、みたいな人が多そうなところがまた面白い。たとえばドメスティックな視点においては珍奇扱いしかされない明治神宮のビジュアル系おっかけ少女たちなんかも、世界的に見れば絶対に絶滅しないゴス文化の亜流として、変にグローバルにつながっていたりするんだろうなあ、と少し感慨深かった。それに比して、たとえばメガネっ子を美的概念として発見する感性には、外人さんにはなかなか理解できない「もののあはれ」があるのかな、とか思ったり思わなかったり。


