ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2012-01-03(Tue)

[]「次郎長三國志第一部 次郎長賣出す」(1952) マキノ雅弘:監督 「次郎長三國志第一部 次郎長賣出す」(1952)  マキノ雅弘:監督を含むブックマーク

 いちど、まんなかあたりのを観たことはあるけれど、こんかいは全九作を通して観るつもり。まずはその第一作から。

 ‥‥カラッとして明るい! まさに正月向けと申しましょうか、けっこう笑わせていただきました。わたしなどはおそらくギリギリ、浪曲師の広沢虎造の名まえを記憶しているさいごの世代だと思うけれど、その「馬鹿は死ななきゃ治らない〜〜ぃ」というフレーズも、次郎長一家の登場人物の名も、その広沢虎造の浪曲によって記憶にあるのかもしれない。いきなり、その広沢虎造自身が顔をみせて映画ははじまる。広沢虎造はその次郎長の子分というか盟友、張子の虎三役。次郎長は小堀明男という役者さんが演じているけれど、ツルッとした、むいたゆでたまごのような顔をされている。この好青年を、いろんな取り巻き子分が盛り立てたり、足を引っぱったりする。とりあえずのこの「第一話」では、彼の周囲にそういう子分連中があつまってくる。さいしょは田崎潤の演じる「桶屋の鬼吉」が登場。この直情型のキャラが気もちいい。それからちょっとC調な「関東の綱五郎」とか、風格ある「大政」などなどが登場してくる。

 当時はこういうロケも可能だったんだなあ、という風景にみとれてしまうことしばし。テキパキと進行する演出もじつに気もちがいい。日本の時代劇、すばらし!という一本。


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