ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2013-01-22(Tue)

 ことしにはいってきのうまで、しごとはほとんど休みばかりのわりあて(はんぶんは休みみたいな)がつづいていたけれども、その反動できょうからしばらくはまるで休みがなくなってしまう。このつぎの日曜と月曜は連休になっているけれども、そのあとはしばらくは(といっても二しゅうかんだけ、だけれども)休みは月曜日だけになってしまう。週休二日制はどこへいってしまうのか。これからは個人的なスケジュールもなかなかにつまってきていて、らいしゅうはFさんGさんとのことしはじめての飲み会、つまりは新年会みたいなものをやる。飲み会はよるだからひるまは六本木へでて、観たかった美術展を観ておきたいとおもっている。そのつぎのしゅうには舞踏家の岩名雅記さんの監督した三作めの映画作品の試写会にご招待いただいている。うれしいかぎりである。岩名さんのこれまで二本の作品はいずれもすばらしい作品だったので、ほんとうにたのしみにしている。試写会のあとにはこのブログでもおよばずながらも宣伝をやらせていただくつもり。かんがえてみたらきょねんはこんなにスケジュールがつまったという記憶もなく、これからはどんどん人によばれて外にでるきかいもへっていくばかりになるのかな、などとさびしいこともおもっていたので、なんだかうれしい。おとといでかけて活気づいたきぶんがこのままずっとつづくといい。人をたよりにするのではなく、じぶんでもそのように行動しなくっては。

 きょうは午後から図書館へ借りていた本とDVDを返却しにいった。図書館のエントランスに利用者からの図書購入リクエストへの回答というか、なにを買ってなにを買わないことにするかというのがはりだされているのだけれども、わたしのリクエストしていたナボコフの「プニン」は、やっぱり買ってくださるようだ。はやく買ってください。つぎはなんの本をリクエストしようか。ネグリ/ハートの新刊(もう「新刊」でもないか)あたりを読んでみたいかな。借りようとおもっていた「ロード・オブ・ザ・リング」のDVDはまだ貸し出されていたので(ぜったい延滞)、しょうがないからCDでも借りようと棚をチェックする。このあいだFMでちょっとかかっていたのを聴いたReturn To Forever のファーストアルバムでも聴こうかとおもったけれども、アレは聴いているとものがなしくなってしまうところがあるので、あぶないからやめる。かわりにアグレッシブなきぶんになってやろうと、Charles Mingus の「Mingus Presents Mingus」を借りることにした。これはうちをさがせばどこかにあるかもしれないんだけれども、まあいいや。
 ポピュラー音楽のコーナーをみていると、60年代から70年代にかけてのヒット曲のオムニバスアルバムが、ずらりと年代ごとに10枚いじょうならんでいるところがあって、いったいどんな曲が収録されているんだろうとちょっと収録曲をチェックしてみた。これ、つまりはそのアーティストたんどくではソロアルバムなどリリースできないような人たち、つまりは「一発屋」ちゅうしんのセレクトがメインみたい。そこにビッグアーティストのヒット曲もぶちこまれ、さらにとうじヒットした映画音楽もいくつか収録されている。あれ? そういう映画音楽が収録されているんだったら、このあいだきゅうに聴きたくなったジョン・バリーの「さらばベルリンの灯」の主題曲も、ひょっとしたら収録されてたりしてね、なんてかんがえて、60年代なかばごろの盤をじゅんばんにチェックしてみた。‥‥って、まさかとおもったけれども、ほんとうにその「さらばベルリンの灯」の収録されているCDが、ちゃんと存在した。やっぱりとうじはそれなりにヒットした曲だったということなのか。もちろん、うれしくなってこれも借りたことはいうまでもない。
 この67年から68年までのヒットをあつめたという一枚、それいがいの曲はレインボウズの「バラ・バラ」だとか、これはやっているアーティストのことはしらないけれどもとうじヒットした「マナ・マナ」だとか。こういうのはどうでもいいんだけれども、わたしがよろこんだのはPaul Jones の「傷だらけのアイドル(Free Me)」なんていう、さがしてもみつからないような曲が収録されていたこと。Paul Jones は第一期のManfred Mann のリード・ヴォーカリストで、グループを脱退してソロになり、すぐに「傷だらけのアイドル(Privilege)」という、芸能界で破滅していくアイドルを描いた映画に主演する。Paul Jones なんて日本ではまるで知られていなかったのにこの映画は日本でも公開された(だって、邦題がついてるし)。監督はいったいだれだったのかしらないけれども、とにかくとうじ中学生だったわたしはよろこんで上野(だと記憶している)までこの映画を観にいった。ひょっとしたらアントニオーニの「欲望」との二本だてだったかもしれない(どちらも66年に製作された映画)。Paul Jones はこの映画のあとほんとうに傷だらけになったのかどうかはしらないけれども、とにかくこのあとはその名まえもまったくきかなくなってしまった。
 あとはこのCDの収録曲でなつかしかったのはBobby Hebb の「Sunny」、そしてVikki Carr の「It Must Be Him」あたりだろうか。「Sunny」はいまでもときどきは聴かれるけれども、Vikki Carr なんて、知っている人もほとんどいないだろう。この曲はたしかジルベール・ベコーの曲だったとおもう。このころはいがいとアメリカでも、ジルベール・ベコーの曲はヒットしたものである(もちろんアメリカのアーティストが英語で唄っていることはいうまでもない)。

 ゆうがたは、その「さらばベルリンの灯」をRepeat 機能でひゃっぺんがえしに聴きながら、「哀愁の料理人」ってな感覚でホワイトシチューをつくって夕食にした。牛乳があまりのこっていなくって足りなかったし、ホワイトソースにしたあとさましてしまったので、あとでダマになってしまった。味もいまいち。いっぱいつくったのに、ちょっとしっぱいだった。

f:id:crosstalk:20130123182608j:image:left ニェネントは外が暗くなるともう、ふとんのうえでまるくなって寝てばかりいる。それでわたしも寝ようとふとんにはいると、ニェネントの寝ているあたりのふとんはすっかりあたたまっている。こたつネコではなく、ネコごたつである。


 

[]「半七捕物帳」(1979) 岡本綺堂:原作 第二十二話「お照の父」 「半七捕物帳」(1979)  岡本綺堂:原作 第二十二話「お照の父」を含むブックマーク

 キレのいい演出で楽しめた回。ちょっとしたうごきで、尾上菊五郎の歌舞伎役者としての片鱗をかいまみられるようなところもあった。あれれ、音楽がなんだかジャズっぽいアレンジのをつかっている。まえからこういう音楽つかっていたんだっけ? こんかいの演出は小俣尭という方で、TVドラマだけを演出していた方のようだけれども、いい演出だなあとおもった。露店で宙吊りにされてもがく亀ちゃんがかわいかった。


 

[]「望郷」(1937) ジュリアン・デュヴィヴィエ:監督 「望郷」(1937)  ジュリアン・デュヴィヴィエ:監督を含むブックマーク

 なんだかセリフがとぎれてしまうのをこわがっているみたいに、冒頭から切れ間なくセリフがつづく。しかもそのセリフがすべて説明的なことがらばっかりで、「これってなによ?」みたいな感覚になる。はじまってずいぶん経過して、ようやく家屋の屋上からのカスバの街の夜景がうつされてほっとする。それまでは閉所恐怖症になりそうな気分だった。

 けっきょく、ただただ感傷的な気分だけでひっぱっているだけの作品というか、そのことでファンも多いのはわかるけれども、このぺぺ・ル・モコって、つまりは自己抑制もできないチンピラではないか。ノワール映画のわき役にこういう造型はよくでてきて、「アイツもバカだったなあ」みたいなことでおしまいになるようなキャラだろう。(わたしには)とてもこういう男が主人公で感情移入できるものではない。
 ただ、ミレーユ・バランという女優さんのツンデレぶりはステキだった。この方、ヴィシー政権時代にナチス将校を愛してしまって、解放後に投獄されちゃったらしい。きっとナチスの将校が猛アタックして陥落させたんだろうな。


 

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