ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

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■ 2015-03-25(Wed)

[]「演劇2」(2012) 想田和弘:監督・撮影・編集・製作 「演劇2」(2012)  想田和弘:監督・撮影・編集・製作を含むブックマーク

 昨日の「演劇1」ではまだまだ「青年団」こそが被写体、というスタンスもあったのだけれども、この「演劇2」ではどう見ても平田オリザ氏こそが主役。つまりは彼がその演劇活動をどのように継続されているのか、そのあたりへの視点が如実になる。

 まずは地方への演劇祭への参加、そしてワークショップ、講演などの活動を平田氏に焦点を当てて紹介する。それは活動の地平を拡げることでもあり、予算を得ることへもつながるわけである。地方での演劇祭の合間には民主党の前原氏などとも会われるわけだけれども、そう、平田氏は民主党の内閣官房参与という立場にもあられたわけだ。

 講演では社会の中でのアート、ひいては演劇の存在の必要性を説き、彼の著書の「芸術立国論」へと展開されて行く。「1」で示された「劇団」という形体が、はたしてこの社会の中でどのように存続するのかを問われるような内容にもなっている。

 後半では海外の演劇人との共作、そして今も継続している彼の新機軸、ロボット演劇への取り組みが紹介もされる。ラストは、ついつい居眠りされる平田氏かな。

 ドキュメンタリー映画として観て、場所が変わるたびに挿入される風景や街並みなどの「捨てショット」がけっこういい感じだし、そういう中でたまに登場するネコちゃんの存在がうれしい。ある場面を追いながら、フッと音声が消えて行ったり、次の場面の音声がかぶってくるのとかも印象に残った。

 「1」と「2」を合わせて約6時間、面白かったけれども、わたしもがんばりました。わたしとしてはやはり、「劇団」というもののあり方の描かれた「1」の方により興味を持たされただろうか。



 

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