ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2015-10-17(Sat)

[]「Who Dance? 振付のアクチュアリティ」@早稲田大学演劇博物館 「Who Dance? 振付のアクチュアリティ」@早稲田大学演劇博物館を含むブックマーク

 二部屋か三部屋かある展示室には壁にモニターがかけられ、ヘッドフォンがひとつずつぶら下げられている。つまりひとつの映像作品を観るのはひとりに限定されるといえる(音のことを気にしなければ人がヘッドフォンを使っていても映像を観ることはできる)。流れている映像もインタラクティヴというのではなく、頭から終わりまでただ繰り返して流されているだけ。五分ぐらいの映像もあれば、八十分とか百二十分の映像も流されている。これを頭から終いまで立ちっぱなしで観るというのは、ちょっとした苦行だろう。こういう展示形態については賛成出来るものではないというのが正直なところ(ウィリアム・フォーサイス×日本女子体育大学の作品はインタラクティヴなものだったようだけれども、どうも使い方がわからなかったというか)。

 例外的に田中泯の映像だけは壁面に投射された大映像で音声もスピーカーから。その前には複数の(十脚以上の)椅子が用意されていて、つまりもう、田中泯というのは国民的舞踏家(舞踏家と呼ぶと田中泯さんは不満らしいので「国民的ダンサー」)ということになったのだろうか。朝ドラに出演されてからテレビのインタヴュー番組に出演される機会も多くなられているようだし。

 まあつまりはわたしもちゃんと展示を観たというわけではないわけで、室伏鴻さんの映像とかを観始めても、尺が八十分とかいうのであればすぐに挫折してしまったりするわけだ。短い作品で印象に残ったのは、ボリス・シャルマックの「子供」という作品の抜粋。

 コンテンポラリー・ダンスというものの衰退がこの場にも蔓延しているような雰囲気で、悲しくなってしまう展示だったというのがわたしの感想ではある。


 

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