ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

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■ 2017-03-02(Thu)

[]「アビエイター」(2004) マーティン・スコセッシ:監督 「アビエイター」(2004)   マーティン・スコセッシ:監督を含むブックマーク

 マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の、ハワード・ヒューズの伝記映画。約三時間の長篇である。もちろんこの映画がハワード・ヒューズという「奇人」の半生を描いていることはわかるけれども、では、観るものはそこから何を読み取ればいいのか? どうしても、そのことがわからない作品だったという印象になる。「こんな変人もいた」という「見世物映画」以上のものがあったのか? そもそも、いったいなぜ、彼は映画をつくろうと考えたのか? その野望はなぜ消えてしまったのか? 航空機への偏愛というのはどこから来たものなのか? 潔癖性だということはわかったけれども、だからどうした? そういう答えらしいものは見受けられない。だから「わからない」のである。

 もちろん、映像的には見どころ山盛りの作品で、初盤からの画面の、淡いブルーとイエロー・オーカーっぼい色彩をクロースアップした色調は「こういう色調もいいね」と思わせられたし、ロバート・リチャードソンのクレーンを多用したような撮影も見どころのひとつ。俳優陣でも、やはりキャサリン・ヘプバーン役で登場したケイト・ブランシェットの(特に登場シーンの)見事さは特筆もの。エロール・フリン役でちょっと出て来る、ケンカっ早いジュード・ロウもまた楽し。‥‥しかし、ケイト・ベッキンセールは大根だなあ。


 

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