ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2017-03-11(Sat) このエントリーを含むブックマーク

 今日は3月11日。あの日から六年になる。わたしの中では、六年前の震災と今回の火災はつながっている。
 震災のとき、わたしの部屋の壁もあちこちにひび、亀裂が入ったけれども、このアパートの中ではわたしの部屋はマシな方で、2階、3階はもっとひどい状態になったらしい。3階は雨漏りするようになり、住人はどんどん越して行った。
 その結果、残ったのはわたしと先日火元になった部屋の住人だけになった。どちらにせよ、もう新しい住人が来ることはないだろうと不動産屋は言っていた。アパートとしてはもうおしまい。その総仕上げが先日の火災だった気がする。
 Slowly, slowly collapsing.
 わたしは、六年の歳月を経て「罹災者」になったような気分がする。
 あの地震のとき、「これは外に逃げなければ」と出口のドアに行ったとき、その瞬間に壁にピシッとひびが入った。その時、「ああ、これでもうおしまいかもしれないな」と思ったものだった。
 あらためて、六年前に亡くなられた多くの方々に、哀悼の意を捧げます。

 今日見た夢。
 顔見知りの、懇意の歯医者に歯をみてもらう。医者は歯をみただけでそのあと何もいわないので、「次はいつ来ればいいですか?」と聞くと、「そうね、20日かな? 明日だね」と。歯科医を出て外を歩いていると、道にいっぱいモノを拡げた露天商がいる。このあたりの風景は千駄木の風景だと思う。売られている品の中に、邦画のヴィデオだかDVDがひとつ置かれている。そして、丸い形のステッカーがいくつか売られているのだけれども、目覚めてから考えると、あれはわたしのやったイヴェントの入場券代わりのステッカーに似ていた。その道を歩いて行くと、街頭放送で「グァンタナメラ」が流されている。この曲はいろんなアレンジのものがあるのだけれども、こうやってオリジナルのものが流されているのは珍しいことだな、などと思いながら音楽を聴いている。通りの左側の空を、大きな飛行機が低空飛行で飛んで行く。
 昨日も夢を見ていたのだけれども、もう忘れてしまった。

 少しずつでも引っ越しの準備をやらなくてはと、いろいろと整理をした。リヴィングの隅に置いてあるオーディオ・アンプも何とかしなければならないなと思い、ネットで調べると買い取りしてくれるところもあるようだ。そこまでに高級品ではないので期待はしていないけれども、もう使うアテもないわけだし、粗大ゴミで捨てるよりはお金に変身してくれる方がいい。
 部屋をあちこち整理していると、意外なことにヴィニール盤のレコードが七、八枚出て来た。売り物にならないから手元に置いてあったのか、捨てるしかないと思う。でもそのうちの二枚は手製のジャケットというか、わたしが知り合いだった海外のアーティストが、自作ジャケットをつけてわたしにくれたものではないかと思う。レコード盤の文字はキリル文字で、いったいどんな音楽なのかまるでわからない。こういうのを「捨てる」と決めるのは、つらいところがあるなあ。いや、やっぱり捨ててはいけないなと思う。

 いろいろ計算して、これからの経済的な問題に光明もみえて来た気もした。それでというわけでもないけれども、夕方から久しぶりに南のスーパーに出かけ、安くなっていたパンだとか、ニェネント用の「かつおのたたき」とかを買って帰った。夕食はまだまだカレーがつづいている。
 夕食のあと、録画してあったイーストウッド監督の「ヒア アフター」を少し観た。「津波」のシーンのある作品である。なんだか、イーストウッドの映画でも格段にいい映画のように思える出だしだった。


 

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