ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2018-02-16(Fri)

 冬季オリンピックも日程が進み、昨日からはわたしがいちばん楽しみにしているカーリングも始まった。女子チームまずは二勝。今回も好調のようで、決勝リーグには進んでくれるのではないかと期待出来るみたい。

 今日は金曜日の"Thank God! It's Friday!"。今銀座ではヒグマ春夫の個展をやっていて、観に行きたいし、ついでに映画でも観ようかということで、仕事を終えてから出かけてみた。昼食は、先日見つけた駅前の、ワンコインでセットの注文の出来るバーガーショップ。普通のワンコインのランチの店ではなく、ゆったりと好きなだけくつろげるのがいい。わたしが仕事を終えるのは昼ちょっと前だから、そんなに混み合ってもいないし。

 映画は何を観ようか。ほんとうは自宅近く、柏の映画館でケン・ローチの「わたしはダニエル・ブレイク」をやっているのを観たい気もちもあるのだけれども、それではヒグマさんの個展を観られないから断念。日比谷の映画館でキャスリン・ビグロー監督の「デトロイト」と、何だか評判のいいらしい「スリー・ビルボード」とをやっていて、どちらかにしようと思うのだが、時間的には先にヒグマさんの展示を観て、「スリー・ビルボード」を観るのがベターのようだ。

 食事を終えて大手町駅まで出て、ここから日比谷まで歩く。大した距離ではないから、妙に乗り換えに時間をかけるよりも歩いた方がいい。まずは映画館へ行き、チケットを買って座席を確保しておき、それから銀座へ歩いてヒグマさんの個展会場へ。
 ‥‥ふむ、この展示ではヒグマさんは毎夜パフォーマンスをやっているわけで、展示されている四点(五点だったかな?)の映像作品は面白いのだけれども、やはりそのパフォーマンス込みでの展覧会だろうという印象。会場にはヒグマさんもいらっしゃらなかったし、ちょっとお会い出来なかったのは残念だった。
 映画館に戻るにはちょっと早いので、近くの本屋さんへ行って時間をつぶす。そのうち買いたいと思っているナボコフの「アーダ」、それから室伏さんの「室伏鴻集成」の現物を初めて見た。ナボコフの「ナボコフ・セレクション」もあったけれども、これは旧訳も存在するところではあまりに定価が高い。やはり図書館に買ってもらおう(って、もうリクエストは出してあるのだが)。
  映画館へ戻って「スリー・ビルボード」鑑賞。ちょっと面白いテイストの作品だったけれども、感想は下に。

 映画を観終えて、帰りはまた自宅そばの中華の店で夕食にした。金曜日だからドリンクはみんな半額。瓶ビールと台湾焼きそばを注文し、満腹になって満足して店を出る。‥‥って、ここで店を出ようとしたところで、その出口のそばにネコがいて、わたしが出ると逃げて行く。あれっ? 今のネコはニェッタなんじゃないのか??? あとを追ってみたけれどももう見つからない。でも、あの黒白の柄はやはりニェッタなんじゃないのか? ここに来ていたのか。わたしがニェッタの住処を覗き込んだりするもんだからイヤになって、もうあの住処は捨ててこっちへ避難して来たのかな? ‥‥ふむ、やはり「賢い」ネコというか、いい避難場所を見つけたんじゃないのかな? この中華の店の店主(料理長?)は何となく温和そうで、ネコとか可愛がってやりそうな雰囲気。ニェッタは、ひょっとしたらもう食べものにも困らない生活をしているのかな。とにかく、わたしの見たネコがニェッタだとしたらほんとうに「ひと安心」だ。あのネコがニェッタだったかどうか、確かめてみたいものだ。


 

[]「スリー・ビルボード」マーティン・マクドナー:脚本・監督 「スリー・ビルボード」マーティン・マクドナー:脚本・監督を含むブックマーク

 好きな女優さんのフランシス・マクドーマンドが出演していることもあって、観ることに決めたのだけれども、一般の評判もとても高い作品らしかった。どんな映画だかまるで知らないで観た映画だったけれども、脚本の色合いの面白い、見ごたえのある作品だった。まさに、観客からの登場人物への見方がネコの目のように(なぜ、こういうことを「ネコの目のように」などというのか、よくわからないけれども)変わって行く、脚本の妙を楽しめる映画ではあった。「コイツ、ダメじゃ〜ん!」みたいな人物が、「あれれ、そうじゃないんだ?」となって行く展開の面白さ(そんな中で、フランシス・マクドーマンドの立ち位置はずっと一貫しているのだけれども)。

 アメリカ南部の保守的、閉塞的社会の中で、「犯罪許すまじ」という心が暴走し、そこに人のピュアな感性が垣間見えて来たりする。どこかトランプ以降のアメリカ社会がわかる気もするけれども、この映画の「社会が機能しないからリンチもやむを得ない」という空気感を容認出来るかどうか。ただ、人と人とが了解し合うという一線を、リアルに表現していたとは思う。わたしには、観る価値のある映画だった。サム・ロックウェルという俳優さんのことを覚えた。


 

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