ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2018-11-04(Sun) このエントリーを含むブックマーク

 一昨日上野に行ったとき、都美術館にもちょっと立ち寄ったのだけれども、もう「ムンク展」が始まっているのだった。行く予定はないけれども、とりあえずチラシをもらって帰ってきたのをみていたら、「あれれれれ? この『叫び』はおかしいな?」と思うのだった。これはぜったいに、あの<有名な>「叫び」オリジナルとは別物だ。
 そのあたり調べてみると、ムンクが最初の油彩画の「叫び」を描いたのは1893年で、そのあとパステル、リトグラフ、テンペラなど、4回にわたって同じ構図同じ題材の「叫び」を描いているのだった。で、今回の「ムンク展」で来るのはテンペラ画の「叫び」で、1910年に描かれたものである。下の写真が今回のチラシ。

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 わたしの記憶では若い頃に「ムンク展」を観ていて、そのときには、その1893年のオリジナルの「叫び」が来ていたと思う。検索してみるとそのときのチラシ画像が見つかった。

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 ‥‥こうやって比べてみるといろいろと思うのだけれども、まずは展覧会のキャプションが1970年では「孤独な魂の叫び」だったのが、今回は「共鳴する魂の叫び」ということ。これは今回のキャプションはまちがいなく、1970年のときのキャプションの影響を受けているのだと思うが、「共鳴する」というのは、コピーとして「下手」だろう。圧倒的に「孤独な魂の叫び」が優れているわけだが、妙に模倣しないで、今回は今回でオリジナルなコピーを考えられなかったものだろうか。というか、チラシのデザインからして、明らかに<劣化>している。
 それでそもそも、(「叫び」、来日。)と書くこと自体も、そりゃあたしかにムンクの描いた「叫び」が来るのだけれども、これは一般に知られているオリジナルの「叫び」ではない。はっきりいって、この「叫び」を観て、<わたしはホンモノの「叫び」を観た!>と思うのはちょっと違うんでないの、というわけで、いろいろと問題を感じる展覧会だというか、日本という国が<劣化>して来ているということが、こういうところにも現われているようにも思えてしまうのだ。

 さて今日は日曜日。特に予定はなく、ウチでのんびりしたいのだけれども、借りていた本を図書館に返すという仕事が残っていた。
 昨日までは晴天がつづいて気もちが良い天候だったけれども、この日はちょっと曇り空。ま、暑くも寒くもなくって、歩いている分にはこういう日の方が<快適>かもしれない。
 図書館に着いてみると、そばの公園のところに横断幕が掲げられていて、今日は「ジャパンバードフェスティバル」の日だということ。図書館に本を返却し、そんなフェスティバルの会場の手賀沼に行ってみるのだけれども、そこまでに人出もなく、鳥たちも、特に「今日はオレたちの日だぜい!」とえばっている風でもなかった。

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 帰りはそばのドラッグストアでニェネントの(値段の高い)カリカリを買い、そのまま駅を越えてスーパーへ行き、わたしの酒だとかおつまみだとかを買って帰るのだった。
 帰宅してちょっと酒を飲んで、ベッドで本を読んでいたら案の定そのまま寝てしまった。それで目覚めるとあたりは薄暗く、時計をみると5時半とかだったので、一瞬「おお、朝か! 意外と早くに目覚めたな」とか思ってしまったのだった。
 それで今日あたりは久々にご飯を炊いて「トマトシチュー」をつくろうぜ!という計画も頓挫。またもインスタントの赤飯と缶詰とかですませてしまうのだった。


 

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