ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2018-11-20(Tue)

[]「八月の炎暑」W・F・ハーヴィ:著 宮本朋子:訳(「エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡」より) 「八月の炎暑」W・F・ハーヴィ:著 宮本朋子:訳(「エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡」より)を含むブックマーク

        

 この作家のことは知らなかった。主人公は画家で、ある裁判所での光景を想像でスケッチする。それで描きあげたあとに散歩に出て、そこで気がかりな場所に足を踏み入れると、その奥で石工が仕事をしていた。その石工の姿はまさに、先ほどその画家が描いた法廷での被告人にそっくりだった。そして、その石工は石碑の展覧会に出品するという石碑を刻んでいたのだが、その墓碑銘はまさに画家の名前であり、そこに刻まれた<没年月日>は今日その時だったのだ。石工は、「そのことが本当だとしても、今日の夜中の十二時までには時間がある。妙に外を歩いていると事故に遭うかもしれない。どうです? それまでわたしの家で一杯やりましょう」ということになる。さて、その真夜中が近づいてきた。

 「怪談」というよりは「奇談」というテイストで、「怖い」というものではない。やはり先の作品でみたように、イギリスの作品は「怖い」というより「びっくり!」という感じなのだろうか。


 

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