ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2018-11-26(Mon)

 明日まで、初台でAさん(今月はまるで知人友人に会っていないので、ここにきてようやく、アルファベットのさいしょの「A」さんの登場)が個展をやっている。今日か明日には行くわけだけれども、どうも仕事のあと、今日行っておいた方がいいみたいだ。Aさんは在廊していないというけれども、明日だって夕方からしか画廊にはいないというから、同じことである。
 それで、わたしが毎日飲んでいる紅茶、セイロンのアールグレイなのだけれども、100パックで500円ぐらいという激安の品。これがそろそろなくなってしまいそうなので、買っておきたい。で、これを売っているのは「やまや」という酒とか輸入食品を売っている店で、近所にないので店舗を探さなくってはならないのだけれども、これが西新宿にあることは知っているので、初台のギャラリーに行くときについでに寄って買っておきたい。それで地図を見ると、その西新宿から初台というのはすぐ目の前で、なんだ、つまり新宿駅で降りてちゃっちゃっと歩いて行けるではないか。それでほんとうは代田橋の「N」まで足を運びたいし、新宿でちょっと画材もチェックしておきたい。しかし「N」の店が開くのは4時ぐらいだし、それまで時間をつぶすのはめんどうだ。ここは新宿から西新宿へ歩いて紅茶を買い、そのまま初台へ行ってAさんの個展を観て、また新宿に引き返して画材店(つまり「世界堂」だな)に寄る、というコースがいいだろう。新宿駅で降りて西新宿に歩き、紅茶を買ってまた初台まで歩き、ギャラリーへ行ってAさんの作品を観て、それできっと1時ぐらい、そのあと新宿に出て(ここはもう疲れるので電車を使う)画材をみていたら2時とか2時半ぐらい、ウチに帰るのは3時半とか4時で、ニェネントくんに食事を待たせることもないだろうという予定を立てる。

 財布の中に、前に立ち寄ったカツ丼の専門店の100円引きの割引券が入ってたので、その支店がどこにあるのか調べたら、これも新宿の西口にあるのがわかった。では今日はそこで昼食にすることにしたら、かなり合理的なコース案が出来上がった。
 仕事を終えてJRで新宿に出る。今日は青空でけっこう暖かい。今日のコースのカツ丼屋に行くと、まだ昼前なのにかなり混んでいた。うまく席がひとつだけ空いていたので、すぐに座ることが出来た。それで今日は、いちばん安いカツ丼ではなく、ひとつだけランクが上のカツ丼を注文(まだまだ上があるのだが)。ま、たしかに「下から二番目」の味だな、というところで、ちょっと微笑んだ。食事を終えて西へと歩き、紅茶を買う。今は近所のスーパーでも100パック500円ぐらいの紅茶パックは売っていると思うのだけれども、そういうのは国産で、国産の紅茶ほど不味いものはないというのがわたしの偏見。だからたとえいちばん安い紅茶でも、ムリをしてこうやって輸入品を買う。
 紅茶を買ったあとは初台へ行き、そのAさんの個展をやっているギャラリーへ。Aさんにいただいた案内状には「オープン12時半」と書いてあり、時間はまさに12時半をちょっと過ぎたばかり。ところが行ってみると、まだドアには鍵がかかっていてオープンしていない。「ま、じきに開くだろう」とそばの道路上で待っていると、1〜2分でギャラリーの方らしき人が来て、どうやら前に来たことのあるわたしの顔を記憶されていたようで、声をかけられてしまった。「電車が遅れたもので」ということだったけれども、何分も待っていないからOKです。

 Aさんの今回の作品は、今までの彼女の作品とはまた違った一面を見せてくれたようで、とってもよかった。夢の世界に包みこまれた「やさしさ」の世界だ。傷つきやすい彼女の心は一面で世界の醜さを見せつけてくれるが、実は心の底にはこのような世界への憧憬(?)があるのだな。心に残る展覧会だった。

 ギャラリーを出てちょうど1時。なんだかすべて予定どおりに進んでいる。すぐそばの初台駅から新宿に出て、画材屋へ直行する。チェックしようと思っていた品物は、みてみるとあまりに高価だし、実は使えそうもないモノだったわけだけれども、いろいろと店内をみて、「コレがいいかも」というモノをみつけて購入。予定していたよりずっと安かった。これで店を出るとまさに2時で、こんなに何もかも予定どおりに進行すると爽快、気もちがいい。

 帰宅して3時半。待っていたニェネントに食事を出してやって、買って帰った画材をチェックしてみる。フム、とっても良さそうな気配。これからはコイツで行こうか。それで外も暗くなり、わたしの夕食はまた「焼きそば」。先日買ったラジカセの空き段ボール箱をそのまま出してあったので、ニェネントが中に飛び込む。段ボール箱があると中に入らずにはいられないのが、ネコの悲しい性(さが)なのだ。

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 また寝るときにラジカセでCDを聴く。今日はFairport Conventionの"Angel Delight"を聴いた。ニェネントが「うるせえんだよな〜」というように、和室からリヴィング、リヴィングから和室へと行き来しながら、普段は出さない声で吠えていたが、そのうちにけっきょくベッドの上にあがってきて、わたしになでなでされるのだった。

        

 

[]「亡霊の影」T・フッド:著 小山太一:訳(「エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡」より) 「亡霊の影」T・フッド:著 小山太一:訳(「エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 憑かれた鏡」より)を含むブックマーク

        

 作者トム・フッドは著名な詩人トマス・フッドの息子。この物語の背後には、あのフランクリン卿の北極での遭難事件があって、フランクリン隊への捜索隊の北極行で起きた事件、という体裁なのだけれども、北極に視点を移しての描写はなく、すべてがイギリスのある家庭の室内だけで進行するのが面白い。死んだ人物の肖像画が怪奇現象を起こすというのは、怪奇譚のひとつの定番なわけだけれども、ここでは殺人犯の影がダブルになって、その一方が彼に殺された人物の影なのではないか、というあたりの描写が興味深い。


 

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