ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2018-12-14(Fri) このエントリーを含むブックマーク

 昨夜はそうやって、ほとんど「忘年会」かという飲み会(すっごい量の刺身、てんぷら、おでんなどをごちそうになったのだ)にまぜてもらって、久々に、家に帰るのも日付けが変わってからになってしまった。それでつまりこの日も仕事があるわけで、早朝の4時には起床しなくってはいけない。ベッドで寝ついたのはおそらく1時もずいぶんと過ぎてからのことだと思うので、睡眠時間は3時間に満たない。それはキツいな、というところで、やはり10分でもたくさん寝ておきたい。それで4時のアラームで目覚めたのだけれども、「あと15分寝ていたい!」とか思って、ケータイのアラーム機能をいじっているとそれがうまく行かなくって、そんなことやっているうちに目が覚めて、「もう起きてしまおう!」という感じになってしまった。

 出勤のため外に出る。もう冬至も近いこの時期、わたしが家を出る時間はまだ真夜中の暗闇だが、この日は空も晴れ澄み切っていて、今は半分欠けている月の光が冷たく冴えている。地平線近くには雲が白くたなびいていて、暗い空の中で美しい対比を見せてくれる。目をこらすと多くの星がみえるのだが、今は「ふたご座流星群」のピークの時期で、そんな流れ星をみるつもりでいつまでもじっと空をみていれば、きっと流れ星もみることができるのではないかと思う。

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 睡眠時間が短かかった割にはそこまで眠くもならず、出勤の電車の中で「寝よう」と思っていたのだけれども、さすがに本を読んだりとかはしなかったのだけれども、まるで眠くなることもなかったし、仕事をやっていても眠くて困る、ということもないのだった。これはこのところ睡眠の取り過ぎだったのを、ここで帳尻を合わせることになったということだろうか。

 今日は職場で「図書カード(千円分)」をいただいた。うれしいことはうれしいが、これがわたしの冬のボーナスだと思うと悲しくもなる(ということは、この夏に同じく図書カードをいただいたときにも思ったことだった)。
 帰宅して、昨日買ったクノップフの画集をじっくりと眺める。同時代の画家の作品も並列して紹介されていて、その関係性のようなものも示されている。例えばバーン=ジョーンズ、シュトック、クリムトなど。とにかくは彼の作品として初めて目にする作品がたくさん掲載されていて、そんな中でも、今までまるで観たことのなかった彼の風景画も多く掲載されているのだが、そこに描かれた「何気ない風景」が、やはり「この世界ではないどこか」という感じがする。こういう作品にもクノップフの不思議な個性がにじみ出ていると思い、クノップフのことをもっと好きになる。

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 いろいろと心を奪われる作品、気に入った作品が多いのだけれども、今は次にあげる、風景の中の人物の絵がいちばん気に入っている。

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 この人物には、影が描かれていない。まるで草むらの中で宙に浮いているようにみえる。しかし、その横の大きな木にも影がない。そのせいで、この絵に描かれた光景全体が、「この世ならざる世界」のように思えてしまう。男の立つポーズが絶妙だ。この世界に惹き込まれる。
 気になって、「他にクノップフの画集は入手出来るのか」と思ってAmazonでチェックしてみたが、どうやら日本で出ていた画集、日本での展覧会(1990年のもので、この展覧会はわたしも観ているはずだ)の図録など、どれもプレミア付きの高額になっている。そんな中にわたしが入手したこのドイツ語の画集も出ていて、見た限りではこの画集が、今入手出来るクノップフの画集ではいちばん「豪華」なようだ。そして、Amazonで売られているものは、わたしが昨日購入した10倍以上の価格がついていた。これはスゴい「お買い得」だったわけだ。良い買い物をした。

 画集を眺めているだけで時間が経ってしまい、また今日も何もやらないで過ぎていってしまう。「これはいけない」と考え、これから継続してやり続けるためのきっかけになり得るのではないかという「材料」を、となり駅に買いに行くことにした。ついでに本屋に立ち寄って、今日もらった図書カードで何か本を買いたいというのもある。

 もう外は暗くなっている中を駅まで歩き、電車でとなり駅に行く。まずは本屋に行き、ほんとうは文庫の「ナボコフの文学講義」の下巻を欲しかったのだが見当たらず、別に欲しいと思っていた村田沙耶香の「地球星人」を買った。この書店はわたしがポイントカードを持っている書店のチェーン店で、金曜日はポイントが倍増されるはずなのだが、この店ではポイントは3倍になるのだった。そういうことならば、先日買った「ウンベルト・エーコの文明講義」もこちらの店で買えばよかったとか、みみっちいことを考えたりする。
 もうひとつの用件の買い物もとなりのビルですませ、帰宅。「今日はしっかりクッキングをやろう」と、久々にお得意(?)のトマトシチューをつくる。冷蔵庫の奥でもうぐちゃぐちゃになりかけていたトマトも死亡寸前で救出し、成仏させてあげた。いつものおいしいトマトシチューになり、充実した夕食。あとはテレビとかをみて、昨日あんなに寝不足だったのにけっこう遅い時間まで起きていたのだった。

        

 

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