ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2012-01-30(Mon)

 腰の痛みは消えない。それでもしごとに出た。とにかく立っているぶんにはそれほどの痛みもないので、ほとんど仕事を遂行することへの影響はないのだけれども、たとえば階段を上がるとき、それから支店から分室へ移動するときに車に乗ったりするのがつらかった。椅子にすわるのもよろしくない。帰宅しても、すわろうとすると痛い。すわっても左の尻に重心をかけないように、からだを右にずらしておくのだけれども、それでも鈍痛というのか、痛みを感じないわけではない。ベッドで寝るのも楽ではない。まずからだを横たえるときに痛みが走るし、痛くはないしせいにおちつくまでがまたつらい。それで、起きあがるときにまた痛みをこらえてひと苦労する。とうぜんというか、映画を観に行くという予定は中止する。まあ立っていたり歩き回ったりしているのがいちばん痛くないんだけれども、うちを出るときにたった二段でも階段があるからねー、などということ。やはりいちどベッドに横になって、らくなしせいでいるのがいちばんなので、ずっとベッドで横になってTVをみる。といっても、ベッドからTVまではちょっと距離があるし、角度もよろしくはない。国会中継をみていたけれどいつのまにか寝てしまって、めざめたらもう外は暗くなっていた。つくりおきのカレーで夕食にしたけれど、残っていたご飯をぜんぶ盛ったら量がおおすぎて、ムリしてぜんぶ食べたら苦しくなってしまった。また寝る。ニェネントには遊んであげられなくて申しわけないいちにちだった。

 あまり書くこともないので土曜日のことで書き忘れたこと。あさのピーター・バラカンの「ウイークエンド・サンシャイン」は、せんじつ亡くなられたEtta James の特集だった。とにかく50年代から70年代にわたっての時代にそれぞれ活躍されていたアーティストは、みないい歳になっているので物故ニュースも多い。きょねんはBert Jansch も亡くなられたわけだし。Etta James の音源はたしか、わたしも何かのオムニバス盤のなかの一曲とかで持っていて、そのオムニバスのなかでは彼女がいちばんよかった。
 九時半からは、「カーネーション」の一週間分をまとめてみる。ついに栗山千春も結婚してしまった。もうこれからは出てこないんだろうか。糸子がなんと外泊して、夜明けどきだろうか、その薄暗い外泊先の室内のショットがいっしゅん映る。へえ、朝ドラでもこんな演出するんだ、なんて思ったり。糸子が男と抱き合うシーンもよかった。もちろん渡辺あやの脚本を目当てにみているのだけれども、その脚本にひきづられるのか、演出も見どころがあって楽しめる。


 

[] 「黄金の七人」(1965) マルコ・ヴィカリオ:監督  「黄金の七人」(1965)  マルコ・ヴィカリオ:監督 - ワニ狩り連絡帳 を含むブックマーク

 60年代のヨーロッパ映画はどれも楽しい。それが芸術的な名作というようなものでなくっても、それがどこの国の作品であっても、どこかで通底する楽しさにあふれている。ひとつはこの「ダバダバダ」というスキャットのはいる音楽のせいだろうか。ひとつにはヨーロッパの町並みのロケーションの楽しさだろうか。この「黄金の七人」なんかもいきなり冒頭からその両方が楽しめて、楽しすぎて涙がでてきちゃう。

 何のまえおきもなく、いきなり白昼堂々の銀行からの金塊奪取作戦が進行しはじめる。実労部隊六人と、指示を出す「教授」と呼ばれる男、それと「お色気担当」の美女で、トータル八人いるんだけれども、つまり「教授」は別格ということなんだろうか。その教授役は、わたしがいつもフィリップ・ノワレと名まえをまちがえてしまっていたフィリップ・ルロワ。フィリップ・ノワレは今でもやたらと顔をみる気がするけれど、このフィリップ・ルロワさんはあんまり見かけなくなってしまった。「お色気担当」の美女は、ロバート・ワイズ監督の「トロイのヘレン」でのタイトルロールを演じたロッサナ・ポデスタ。今ではこの人はこの「黄金の七人」だけで記憶されている感じだけど、むかしはつまり「世界一の美女」といわれていたのではなかったかな? 実労部隊では、わたしはガストーネ・モスキンという役者さんの名だけ記憶している。スキンヘッドで、いい顔をしておられる。この人のフィルモグラフィーをみると、「ゴッドファーザーPART II 」にも出演されておられたようである。そりゃあイタリア人だし、すぐ殺されちゃう役だったのだろうかな。もういちど「ゴッドファーザー」観て、確認してみたい。

 ともかくとして、映画の方ではなんだかすっごいウソっぽい金塊掠奪計画が進行するんだけれども、ウソっぽいといいながらも、「へーえ、そういうふうにやるんだあ」と、ちょっとそのアイディアにおどろかされたりもする。こういう、ウソのなかにもビックリさせられるということこそ、映画の楽しみであるし、観客が想像する銀行のセキュリティも、このぐらいのものだったわけである。今ではとてもこうはいかないわけだけれども、この「黄金の七人」の精神を継いでいるのが「ミッション・インポシブル」シリーズ、あたりなんだろう。ただ、こっちは泥棒さん物語というか主人公たちはつまり悪党なわけで、つまりは60年代らしい反権力指向というか、ノワールものの王道というか、主人公が悪党だからこそ観客も喝采を送る。そして、さいごにはその計画が破綻してしまうことがわかっているというか、心待ちにしているのである。この映画がちょっと残念なのは、その計画の破綻の原因がイマイチなこと、だろうか。



 

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