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■ 2017-04-27(Thu)

 けっきょく、「マイナンバーカード」が必要になるようなので、市役所に申請に行く。「自立支援医療手帳」も申請しておかないと、来月末の通院に間に合わなくなってしまう。「マイナンバーカード」の申請だけならば駅前の支所でOKだけれども、「自立支援医療」の申請は市役所本庁でないとダメなので、また駅まで歩いてからバスに乗る。
 それぞれに手つづきはめんどうなわけだけれども、特に「自立支援医療」の申請には、課税証明書がひつようなのだった。実は、わたしはなぜ引っ越す前に、以前の住まいの市役所でその「課税証明書」を取り寄せていたのかわからなくなっていたのだけれども、今日ようやく、「自立支援医療」申請のためなのだということを思い出した。当然今日はその課税証明書は持って来ていないし、はたして家にちゃんと保管してあるかどうか、保管してあってもそれはどこにあるのか、まるでわからない。どちらにしても出直して来なければならないし、課税証明書が見つからなければ、また前の住まいの市役所から取り寄せなければならない。

 とにかくは「また来なくちゃならないな」ということで市役所を出、では今日こそは「鳥の博物館」へ行ってみようと、足を向ける。そこでケータイに着信があり、出てみると昨日の派遣会社からだったのだけれども、その内容は「昨日は4時間労働という話だったけれども、3時間ということになる。それでも構わないだろうか?」というもの。それはもう即座に、「そうすると一日ン千円になるから一ヶ月だとン万円」と答えが出るわけで、「それでは生活が出来ませんので」と返答し、別の仕事を探してもらうことにした。
 「鳥の博物館」に入る直前にそんな電話をもらったものだから、もう平常心で博物館の展示を見ていられなくなってしまった。展示を見ながらも頭の中では他のことをいろいろと考えてしまう。つまり、脳内ではもう昨日提示された仕事に就くことで考えを進めていたわけで、「それはいろいろといいのではないのか?」と思うようになっていた。どうも、この機会を逃すのはもったいないというか、「その、今日提示された3時間労働での収入で何とかやって行けないものだろうか?」と考える。そう、もともといつかは禁煙しなければならないだろうと考えていたし、これをいい機会に禁煙を実行し、それと自宅での「酒」というのもストップすれば、何とかなるのではないだろうか。タバコ代は月に一万円ぐらいかかって、これはホントにバカげた支出だと思っていたし、酒代と合わせて月々の支出からカット出来れば、何とかやって行けそうな気がする。そう考えて、昨日提示された仕事が3時間労働ということでも、受けていいんじゃないかと思うようになった。

 さて、気もそぞろに見歩く「鳥の博物館」の展示だけれども、モアやエピオルニスなど、絶滅してしまった鳥類の展示コーナーでは、俄然興味を持ってしまった。中でも、この「ドードー」のレプリカ。これは最高だ。

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 こんな動物を絶滅させてしまう「人間」という存在は、ほんとうに困ったものである。今はそんな自然界、地球環境といかに調和を保って生存して行くか、それが地球環境に大きな影響を与える存在になった人類の役割、使命だと思う。今日はあまり集中して見ることが出来なかったけれども、そのうちにまた、ゆっくりと見学に来てみたい。

 博物館を出て派遣会社に電話し、「先ほどの条件でも構わない」ということを伝えた。他にお茶の水での仕事もあるらしいけれども、それは午後四時から八時半までということで、それでは自分の考える生活サイクルに合わない。ここでは収入よりも自分の生活サイクルを大事にしたい。そして、そういう生き方を選ぶならば、もう無為な生活をおくるべきではないだろう。

 今日は駅までは歩かずにバスを使い、駅から自宅まで歩いて帰った。夕食をつくろうとして、昨日ニラを買っていたことを思い出し、「しまった、今日はレバニラ炒めにしようと思っていたのだ」ということ。もう今からはいろいろと間に合わないし、明日は夜は出かけてしまうし、レバニラ炒めは明後日のことだな。今日はスキレットを使って、パスタソースとウインナ、玉子とチーズとで簡単なおかず。スキレットは、ちょうどひとり分の料理をつくるのに便利だと思う。そう、最近読んでいた岩波文庫の「フランス短編傑作選」を読み終わっていたのを、書くのを忘れていた。

 

[]「フランス短篇傑作選」山田稔:編訳 「フランス短篇傑作選」山田稔:編訳 - ワニ狩り連絡帳 を含むブックマーク

 十九世紀のヴィリエ・ド・リラダンから、現在も活躍するロジェ・グルニエまで、あまりに振幅の大きな十八編の短篇。掲載作品は以下の通り。わたしはたいていの作家の名は知っていたけれども、ミッシェル・デオンという作家、トニー・デュヴェールという作家のことは知らなかった。

●「ヴェラ」オーギュスト・ヴィリエ・ド・リラダン
●「幼年時代ー『わが友の書』より」アナトール・フランス
●「親切な恋人」アルフォンス・アレー
●「ある歯科医の話」マルセル・シュオッブ
●「ある少女の告白」マルセル・プルースト
●「アリス」シャルル=ルイ・フィリップ
●「オノレ・シュブラックの失踪」ギヨーム・アポリネール
●「ローズ・ルルダン」ヴァレリー・ラルボー
●「バイオリンの声をした娘」ジュール・シュペルヴィエル
●「タナトス・パレス・ホテル」アンドレ・モーロワ
●「クリスチーヌ」ジュリヤン・グリーン
●「結婚相談所」エルヴェ・バザン
●「大佐の写真」ウージェーヌ・イヨネスコ
●「ペルーの鳥」ロマン・ギャリー
●「大蛇(ボア)」マルグリット・デュラス
●「ジャスミンの香り」ミッシェル・デオン
●「さまざまな生業(なりわい)(抄)」トニー・デュヴェール
●「フラゴナールの婚約者(フィアンセ)」ロジェ・グルニエ

 わたしはイヨネスコの「大佐の写真」が載っていることが決め手になってこの文庫を買ったのだけれども、やはり時代の近づいたその「大佐の写真」以降の作品に、印象に残る作品がいくつかあった。それよりも前の作品は、「いかにもフランス」というコント風の作品が多かったかな。印象に残ったのはマルグリット・デュラスの作品、そしてロジェ・グルニエの作品。ラストのロジェ・グルニエのが良かったので、今でもまだその残像が残っている感覚。

  

 

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