ワニ狩り連絡帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

       

■ 2018-12-20(Thu) このエントリーを含むブックマーク

 昨日も書いた「辺野古埋め立てストップへのホワイトハウスへの陳情」署名のことで、ある若い女性タレント/モデルさんが、Instagramで署名を呼びかけたところ、ひどいバッシングを受けているみたいだ。民放テレビの報道番組でも、「タレントが政治的意見を発した!」などと取り上げられたという。テレビなんて、アメリカとかの歌手や俳優が「反トランプ」とかの政治発言をしても「すごいね、えらいね」みたいな調子で取り上げるくせに、この日本でそういう人があらわれると「どうなの?」ということになる。というか、保守的なタレントが安倍政権の政策に対してあらわに賛意をあらわしても、まるで問題にならないではないか。逆にそのことが「タレントなのに意識高いね」みたいな見方をされてもいる。なんて国だろう。こういう動きはこの半年で急速に高まって来ているようで、それもこの一ヶ月での加速ぶりは強烈に感じる。
 わたしもこの日記にそんな政治的なことなどほとんど書いて来なかったけれども、今の日本の<動き>は常軌を逸脱していると思うし、あまりに異常だと思う。今では電車に乗っていても、「となりに立っている人は反動的な安倍政権支持者(ネトウヨともいう)なのではないか?」とか、「向かいにすわっている人が読んでいる本は『日本国紀』なんじゃないだろうか?」とか、疑心暗鬼になってしまう自分がいる。わたしは持ち歩くバッグに「肉球新党」のステッカーを貼っているし、上着の胸にはやはり「肉球新党」の缶バッジをつけている。そのうちにそのことが目にとめられ、「あんた、そのステッカー(バッジ)は何だ?」とか言いがかりをつけられ、複数の人たちに袋だたきにあってしまう、そんなことを想像してしまったりする。もはや、「ディストピア社会」ですからね。
 「日本国紀」という本には、「日本人はすばらしい」と書かれているようだけれども、男女格差の大きさが世界全体で110位だったり、報道の自由度も今は72位まで落ちている(それ以降さらに落ちている印象があるから、今は150位ぐらいじゃないかな)。海外(アジア)からの技能実習生を時給93円などという<超>低賃金で睡眠時間を奪ってまでこき使い、3年間に69人もの死者を出す国、そのどこが「すばらしい」というのだろうか。<ブラック企業>ということばがあるなら、この日本という国はもはや、<ブラック国家>である。日本人は毎年、この国からノーベル賞受賞者が出ることをも<誇り>にしているようだが、今年の受賞者の本庶さんが「研究費が圧倒的に足りない」といっていたように、将来的に大きな成果が見込まれるような研究も、予算がカットされてどんどん先細りになっているようで、もう何年か経てばノーベル賞受賞する人など出て来なくなるのではないのか。すでに「映画」の分野ではその傾向は顕著で、皆は日本には「世界のクロサワ」がいた、などと自慢するわけだが、60年代以降、特に2000年以降の日本映画の衰退ぶりは皆のよく知るところだろうと思う。この<ブラック国家>に、<希望>を見つけ出すのはむずかしい。

 今日は、夕方になって、ヤフオクで落札した日本での「クノップフ展」の図録が到着した。ずいぶんと到着が早かったし、わたしが在宅のときに届いてよかった。

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 さっそく開いてみると、この「クノップフ展」は1990年に名古屋市美術館のみで開催された展覧会で、つまりわたしは観ていないのだ。先に入手したマックス・クリンガー展の図録も、やはり名古屋市美術館で開催された展覧会で、この時期の名古屋にはそういう、独特の文化的土壌があったのだろうか。
 内容をみると、先日買った「画集」には掲載されていない作品も載っているし、写真がそれなりに掲載されているのもうれしい。買ってよかった。

        

 

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