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■ 2013-12-09(Mon)

[]Alex Chilton 「Electricity By Candlelight / NYC 2/13/97」 Alex Chilton 「Electricity By Candlelight / NYC 2/13/97」 - ワニ狩り連絡帳 を含むブックマーク

f:id:crosstalk:20131210095929j:image:right  以前、ちょっとこのアルバムのことは紹介して、このなかから 「Girl Frm Ipanema」 をピックアップしたこともあったんだけれども、やはりこうやって通して聴くのは最高。
 彼のキャリアでは、既存のヒット曲のカヴァーというのはいつも重要な役割を果たしているけれども、この選曲もまた、どこかであの名作「Cliche」を踏襲しているというか、そのライヴ版というふんいきもある。

 ‥‥しかし、このオーディエンス! ジャケットには「Back Up Vocals: December Boys & September Gurls Choir」と記載されているけれども、もっちろん、これは聴衆たちである。‥‥こういうライヴ、体験したかったけれども、こうやってわたしの部屋で、その空気だけでも伝わって来るわけだから、いい(まえに書いた、このライヴに至った経過というのは、まちがえたことを書いていたようである)。

 ‥‥やはり、わたしはAlex Chilton が大好きだ! もう、彼が亡くなられてから三年と九ヶ月になろうとしている。‥‥追悼。

 

 


 

■ 2013-11-23(Sat)

[]Horslips - Trouble (With a Capital T) Horslips - Trouble (With a Capital T) - ワニ狩り連絡帳 を含むブックマーク

f:id:crosstalk:20131125100322j:image:left Horslipsは「アイルランドのロックの父」と呼ばれ、ケルトのトラディショナル音楽をベースとしたロックを確立し、アイルランドでは圧倒的な人気がある。わたしはどこでこのバンドの存在を知ったのか、その記憶は定かではないけれど、けっこう多くのアルバムを持っていた。アイルランド以外ではほとんど無名の存在だろうに(いちおう一度だけ、国内盤がリリースされたことはあるが、近年のCDリイシューのブームのなかでも、日本ではまったく無視されつづけている)。

 この「Trouble (With a Capital T)」は、彼らの1976年の一種のトータル・アルバム「The Book of Invasions」収録曲。まさにアイリッシュ・テイストを活かした名曲。このライヴは近年の彼らの再結成以降のものだけれども、カメラもサウンドもすばらしい。聴衆もみな、この曲を知っていて、いっしょに唄っている。なんというすばらしい雰囲気。‥‥わたしも、唄えるよ

Horslips - Trouble (With a Capital T)


 

■ 2013-11-22(Fri)

[]Klaus Nomi - Total Eclipse 1981 Live Video HD Klaus Nomi - Total Eclipse 1981 Live Video HD - ワニ狩り連絡帳 を含むブックマーク

  忘れていたけれども、今年はKlaus Nomi の没後三十年になるんだった。ちょっと遅くなったけれども、追悼。

 このライヴの収録された、VHSのソフト(「Urgh! Music War」)は持っている。YouTube にアップされているこの画像は、VHS版よりきれいだ。このライヴのバックは撮影のための寄せ集めだったらしくって、それなりに視覚的に違和感もあるけれども、音はすばらしい。Nomi もまた、すばらしいパフォーマンスとシンギングをみせてくれていると思う。右下からのカメラアイもいい。観てると泣けてくる。五、六回つづけてリピートして観て、元気をもらった気がする。Klaus Nomi、ありがとう。

Klaus Nomi - Total Eclipse 1981 Live Video HD


 

■ 2013-11-21(Thu)

[]Sonny & Cher ~ Little Man (1966) Sonny & Cher ~ Little Man (1966) - ワニ狩り連絡帳 を含むブックマーク

 中学生のころにわたしも洋楽マニアだったから、この曲はもちろん知っていた。おそらくこの夜は、iTunes のオールディーズのチャンネルでかかっていたんじゃないかと思う。聴いたとたんにそれこそガバ!っと覚醒し、YouTube でこの曲を検索し、何度も何度もリピートして聴いた。

 YouTube のコメント欄には、キリル文字がいっぱい並んでいたけれども、「さもありなん」と思う。たとえばみんな、Mary Hopkin の「Those Were The Days」とかいうんだろうけれども、(知ってるわけではないけれども)「ロシア」というものの風土、空気というものはこの曲の方にこそ、濃厚に感じられる気がする。じっさいにこの曲、アメリカではトップ20にもランクインしなかったのだけれども、Wikipedia でみてみると、東欧とかのいくつかの国ではヒットチャートの一位にまでなっていたらしい。

 とつぜんに飛躍したことを書くけれども、わたしら日本人というのは、その地理的な条件から「世界の吹きだまり」とでもいうのか、世界中のあらゆる人種の遺伝子を引き継いでいるところがあると、聞いたことがある。「単一民族」だなんて、大ウソなのかも知れないわけだけれども、その、北西からというのか、ロシア方面からの遺伝子が、わたしのなかにもどこかでうずいているわけなのか、こういう曲を聴いて、妙に反応してしまうのであろうか。

Sonny & Cher ~ Little Man (1966)


 

■ 2013-11-04(Mon)

[]Johnny Rivers - Seventh Son. Johnny Rivers - Seventh Son. - ワニ狩り連絡帳 を含むブックマーク

 TVもDVDも観ないでいると、もう視覚的なことにはおさらばして、YouTube とかiTunes ばっかりになってしまったりする(YouTube には画像がつくけれども)。しかし、YouTube の方はとにかく自分で「何を聴くか(観るか)」を選択しなければならないし、同じのを何度もリピートさせるという機能もないみたいなので、ある意味、つきっきりになっていないといけない。それはどうも「聴きながす」という感覚になれないわけで、たとえばベッドの上で横になって聴くには不向きだろう(フルアルバムでアップされているものもあるけれども)。それで、夜寝るときだとか、昼でもくつろぐとき(そのまま昼寝になったりするわけだけれども)、iTunes の方が、放ったらかしにできるのでいい。いまはたいてい、ストリーム配信で、60年代のオールディーズを聴いている。って、このことは先日書いたのか。

 きょうもそうやって60年代音楽を聴いていたら、この曲がかかった。いやあ、なつかしいな、なんて思って、自宅にある資料(というほどのものでもないが)で調べると、この曲は1965年の6月に、Billboard の7位にまで上がっている。日本ではまるで、まるっきしヒットしなかった(国内盤も出なかったかも知れない)。その資料をみると、このJohnny Rivers というシンガー、64年に「Memphis」という大ヒットを放っていらい、70年代末までに20曲近いトップ40ヒットを放っていらっしゃる。もっと調べると、いまもまさに現役で音楽活動をつづけられているらしい。‥‥そのわりに、知名度は低い。日本ではもちろんほとんど知られていない歌手だろうし、アメリカでだって、つまりはいまだに「Rock'n Roll Hall of Fame」の殿堂入りもされていないわけである。う〜ん、わたし、この「Seventh Son」なんか、とてつもなく大好きだし、この前後の彼のヒット曲はみんな「いいなあ」と思っているわけだけれども。

 さて、この「Seventh Son」、あのWillie Dixon の曲である。Willie Dixon ヴァージョンもYouTube で聴ける(観れる)けれど、渋い! この原曲に比べてしまうと、こっちのJohnny Rivers ヴァージョン、女性コーラスも入って、大コマーシャリズム音楽、ということになるんだろう。‥‥しかし、「そこがいいんでないの?」と思うのである。わたしもそれなりに、いろんなポップスを聴いてきたつもりだけれども、この「女性コーラス」のアレンジ、さいこうではないですか、と、わたしは思う。とちゅうからかぶさってくるコーラスが「コール&レスポンス」となり、そのコーラスが間奏へとつながる。そして、「ウッ!」というブレイクのあとの、「Haaaa!」の声の色っぽさといったら! わたしは、こういう女性コーラスがらみの曲ならばSteely Dan の「Babylon Sisters」もすっごく好きだけれども、ま、比較するようなもんだいではないけれども、わたしにとってのベストは、この「Seventh Son」の方。とにかく、何度聴いても、すっばらしいアレンジ、だと思う。

 「ブルース」だとか、「ルーツ・ミュージック」とかがお好みの方々からすれば、こういう編曲は堕落した商業主義ということになるんだろう。‥‥じゃあそれなら、Beatles がやったような「ブラック・ミュージック」のアレンジなら、許されるというのか。ロックとは、そもそもどんな過程で生まれてきたものなのか。ロックというジャンルが確立してからのちに過去を振り返る試みは評価され、そのロックの創成期に試行錯誤した関係者は無視されるのだろうか。悪口をいうのもアレだけれども、たとえば土曜日の朝のFMでやっている音楽番組で、この曲のオリジナルのWillie Dixon ヴァージョンは歓迎されるだろうけれども、こっちのJohnny Rivers ヴァージョンはきっと、相手にされないに決まっている。はっきり書いて、わたしはWillie Dixon よりも、Johnny Rivers の方が、はるかにはるかに好きである。おかしいだろうか。堕落しているのだろうか。

Johnny Rivers - Seventh Son.


 

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