スクラン祭りだよ、全員集合!! 渋谷O-East

どのようなイベントになるのかと思いきや、トークと歌を織り交ぜ、途中ゲームコーナーまである3時間を越えるボリュームのあるイベントだった。
このイベントのMVPはまず間違いなく小林ゆうだった。持ちキャラのゴンザレスがそういう立ち位置なのだから当然といえば当然だが、それ以上に彼女自身の印象は強烈だった。まずキャラと声優のギャップが壮絶である。トークコーナーの丁寧でお淑やかな雰囲気からは想像できないような演技をする。そして、歌が壮絶である。ゴンザレスになりきった腹の底から唸るような咆哮には度肝を抜かされた。歌の前に「あまりじっと見ないで、乗ってくださいね」という、しおらしいお願いがあったのだが、あまりの衝撃に暫くは身動きが取れなかったw。さらに、絵が壮絶である。あの絵は狙って描けるものではない。というか、冗談抜きで才能を感じる。
次に印象深かったのは能登麻美子。彼女だけソロソングを歌わなかったのは残念この上ないが、それでもその声が発せられるたび、明らかに会場全体が聞き惚れているのが判るのは、凄い事だ。浴衣姿も最も様になっていて、見ているだけでも癒された。
他の出演者も全員が魅力的で良かったが、後もう一人あげるとすると、清水香里。彼女は川田紳司と共に司会進行を担当していたが、この長丁場のイベントをだれることなく楽しく作り上げたのは、明らかに彼女。このイベントは清水香里のイベントといってもよかったろう。素晴らしい切り盛りだった。
スクランの作品世界を楽しませる事にも充分気を配ったなかなか良いイベントだった。