劇場版ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド

カルト的超人気マンガ第１部のアニメ化。それだけで作り手の方がびびってしまいそうだが、そこは好評だったＯＶＡの作画監督が新たに監督を務める形で実現したらしい。
全体の印象は「大雑把」。良い意味でも、悪い意味でも。
演出面で甘い所があったり、作画に統一感が無かったり、音響面でも効果音が上手く入っていなかったりと、映画のクオリティとしてどうか、という部分が見られた。
しかし、原作の魅力によるものだろう、物語の持つ力が尋常じゃなく強い為か、つい惹きこまれて見てしまう。また、そうなると「大雑把」な部分も一種の「勢い」になって、それなりに受け入れてしまえる。この力のある原作をそのエネルギーのまま作品にした事は充分評価できる事かもしれない。

劇場版ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド舞台挨拶 ユナイテッドとしまえん

先週の水樹奈々ライブの興奮冷めやらず、つい舞台挨拶などに出向いてしまう。丁度見たかった作品でもあったのだが。
小西克幸、小山力也、水樹奈々のキャストが登場。全くの初演直後という事で、かなり緊張気味。客の雰囲気を窺っている感じだった。男性陣は原作にも思い入れがあるし、水樹奈々も人から聞いたりとかで、この作品がある種特別な作品である事を充分理解した上での取り組みだったらしいので、客の反応は当然気になる所なのだろう。
お目当ての水樹奈々も緊張気味なのか少し落着きがなく、彼女の普段の雰囲気なのだろう、ちょっと小動物っぽい感じ。横浜アリーナの方がよっぽと堂々としているのが面白い。また、終演後すぐ次の会場に行くはずなので、ミーハーで軽く出待ちをしてしまったのだが、偶然目が合うと気安く笑いかけてくれたリ。横浜アリーナアーティストなのになあ。そのあたり、彼女のパーソナリティが窺えるイベントとして有意義なイベントだった。

栗林みな実 １ｓｔ ＬＩＶＥ ＴＯＵＲ２００７ ＦＡＮＴＡＳＴＩＣ ＡＲＲＯＷ 中野サンプラザ大ホール

つい、追加公演も参加してしまった。
彼女の音楽は、なんとも身体に馴染むというか、良い感じ。アニメ主題歌はもとより、オリジナル曲なども、決してそれほど聞きこんでいるわけではないのに、すんなり入りこんでくる。気持ち良く時間を過ごしてしまい、気がつくと一瞬で終わってしまった感じ。
今回は少し体調が良くなかったのか、所々喉を辛そうにしたり、歌詞が飛んでしまったりしたのだが、それでも立派な美声を披露しているあたりはさすが。悪びれず、卑屈にもならず、真摯にライブに打ち込もうとしている態度にも好感が持てた。
新アニメ主題歌に携わるという発表もあったし、今後の活躍に注目したい。