魔法先生ネギま! 201時間目 新・師弟コンビ誕生

いやあ、何かがピタっと収まるのを見るのは気持ちの良いものだ。
どうして出発が今頃なの?どうやって探すの?本当に今のメンバーで大丈夫?といった、疑問、不満、心配など、最近のネギま!で今一つすっきりしていなかった部分が、綺麗に説明されている。
出発が遅れたのは移動資金を得る為。確かに、金で困って身動きが取れない状態なのだから、移動資金の捻出は当然考慮すべき事だろう。
探す方法は、なんと朝倉のパクティオーによってクリア。これも、今の緊急事態を考えれば「打てる手は全部打つに限る」という事で納得のいく行動。カモは居ないけれども、魔法世界ならばパクティオーをする術式なんていくらでも手に入るはずという、正に盲点を突いた解決法だ。
そして、パーティの分割についても、納得のいくペアに。
朝倉・茶々丸ペアは、ある意味最も手堅いコンビ。安定した戦闘力の茶々丸と、卓越した行動力・判断力の持ち主の朝倉の二人は実に頼もしい。ワイルドカードのさよもいるし。何と言っても指名手配犯にして世界中を渡り歩くのだから、このような少数精鋭の方が都合が良いはずだ。
ネギには千雨が付く。ある意味最も「危うい存在」のネギには、決め細やかな配慮が出来る立場の人間が付く必要がある。千雨もようやくそのような立場になってきたという事だ。
そして、ネギ・パーティ内で一人残ったコタローについては、夏美という強い味方が出現している。奴隷化している三人の庇護者として、当初からの賞金獲得計画の遂行者として結構辛い立場に一人残ったコタローだが、彼にとって家族にも等しい夏美の存在は、大きな心の拠り所になるだろう。夏美からしても、コタローは「気になる存在」になりつつあるようだし、この二人の接近は今後の大きな見所と言えるかもしれない。
様々な鬱積がかなり払拭され、今後の動向についても幅が感じられるようになり、とても楽しみな展開になってきた。
もうちょっと細々した点についても。

  • 魔法世界地図

地名も追加され、全体像も少しずつ分かってきている。例えば、朝倉達が次に向かう下の大地は漢字の地名が。おそらく東洋文化圏なのだろう。魔法世界=火星とするならば、もしかしたらここに超に関連する事柄があるかもしれない。次に、オスティアへ一足先に下見。案外、この時点でフェイト達からの横槍が入る可能性もある。そして、メガロメセンブリアへ。ここでは当然ドネットと連絡を取ろうとするだろうし、魔法世界の上層部がどのような状態なのかも分かってきそうだ。次のテンペはゆーな達がいるテンペテルラに関連する場所だろう。(火星上でもこの場所)これら主要都市のいくつかは同時多発テロのあったゲートがある場所かもしれない。それにしても、発見したメンバーは基本的に合流して行くことになるのだろうか。それとも直接オスティアかグラニクスに向かうのか。各キャラの動きが錯綜しそうだ。

知らない間に契約済みw。写真で本人から報告というのが彼女らしい。しかし、これで彼女の経験豊富説は一旦棚上げになったと言える。それとも、千雨が問い詰めたのは、彼女の過去を知っている故なのだろうか。出てきたアーティファクトは、以前から発表されていた形態から想像されるとおりの物。それよりも、彼女のロリ形態のはまりっぷりのほうが、よっぽど新鮮だった。ラブリィ。

これからの展開では、人間である朝倉よりも、彼女の方がよっぽど感情移入の対象になりそうだ。朝倉はあくまで「自分の興味の為に」という態度を崩さず、ある意味レポーターとしての一線を守ろうとしているが(もちろん内心どう思っているのかは不明。それが彼女のスタイルなのだろう。)、茶々丸は「ネギの為」という、明確な自意識が形成されつつある。だからこそ、ネギの生徒である朝倉を守ると誓えるし、千雨に「託す」ことも出来る。彼女が頬を染めるのは、やはり「感情によって」のようにしか思えない。

  • 千雨

ネギと二人っきりの時にだけ自分の本性を出す、正にツンデレの鑑のような千雨w。それも、その姿が普段の人前よりもよっぽど凛々しい所が、彼女独特の魅力といえるだろう。いやあ、本当に魅力的になっている。
前回から思っているのだが、どうも、各ネギ・メンバー、大人の面影が強まっているように感じる。千雨も、一瞬とても大人びた表情を見せている。これはロリボディに慣れてしまった錯覚?それとも、意図的な描写だろうか?気になる所だ。

そして、ネギが弟子入りした師匠は、アホな筋肉野郎だったw。そんな彼の「アホっぽさ」に惹かれるネギw。しかし、考えすぎるネギの師匠として、正に豪放磊落といった性格の彼は逆に相応しいかもしれない。金にこだわる、見かけによらずせこい性格なのかと思いきや、自分の肉体を使うことに関しては、まったく出し惜しみしない豪快な性分らしい。金に細かいのではなく、金にルーズなので、生活の為に必要な金を、常に荒稼ぎしようとしているのかも。ナギとの関係も、単純に「面白い戦いが出来て飯を食わしてくれるから」とかの豪快な関係を想像できる。
ゲートで待っているはずの「ナギの友人」はやはり彼の事だったようだ。それが、どうしてこの場所にいるのかは謎。これも「驚異的な方向音痴」とかの属性を想像できる。