魔法先生ネギま! 256時間目 闇からの招待状

えー、くぎゅかあ。性根の曲がったキャラはちょっと想像できないなあ。切れがある分真っ直ぐかつ浅薄な印象を与えるのが、彼女の声の魅力だから。けど、ある意味面白いかも。
てな、OAD話はおいといて。
今回はあまり話が進まない、整理の回。
ネギ達の指名手配問題は、ゲーデルの思惑で解決しそうな気配。まあ、それだけの権力があれば、一度取り消ししたものを、復活させる事も簡単だろうが。
つーか、指名手配への恩赦ってw。恩赦は刑を無くすものだから、ネギ達は既に刑が確定していたという事なの?裁判もせずに?流石にそれは無いだろう。
メガロメセンブリアで起きたテロの犯人への恩赦を、元老院議員であるのと同時に国際的な祭りの開催地の総督であるという権限で遂行するのは、ぎりぎりありそうかな?けど、このテロは国際的な同時多発テロだったはずなので、常識的に考えると実際には不可能のような気もする。
そこを裏から考えてみると、ゲーデルには国際的な裏の権力があるとか、指名手配自体がその裏の権力によるゴリ押しだったという事が推測される。それは、ネギの渡航履歴が夕映の世界図絵が深度A程度で検索出来る情報と結びつかない、あからさまに改ざんされているらしいところからも推測できたことだ。
つまり、魔法世界にはメガロメセンブリアひいてはメセンプリーナ連合、もしくは魔法世界全体を覆う裏の権力が存在し、それがナギとアリカの子とされるネギの来訪を待ち構えていた。そこに都合よくテロが起きたので、ネギ確保の為にテロ犯人としての指名手配を演出した、という筋書きが考えられる。
やはり、魔法世界そのものが、におう。ネギの真の敵、つまり闇の根源として。で、舞踏会はそこからの招待状というわけだ。
しかし、ゲーデルという人そのものへの評価は、まだ保留したい所。ラカンの昔話からすると、彼にも彼なりの行動原理がありそうだ。魔法世界の闇部分があったとして、そこに深く関わっていたとしても、一線を引いた思考を持っているかもしれない。
そして、木乃香と刹那に打ち明け話をするネギ。明日菜の秘密について。これは、214時間目(24巻の冒頭)からネギが引き摺っていたものだ。やっと、という感は否めないw。
実際、ネギは自分自身が何者かという事について、結構繊細に考えている。それならば明日菜の事についても繊細に考えておくべきだろう。彼女が魔法世界において微妙な存在である事を知っていたのならば、もっと早くフォローの体制を作るべきだったと思う。まあ、その辺りはラカンに頼っている部分があったのだろうが。
次週は、ついに明日菜の年齢の謎などがわかるのかな?