魔法先生ネギま! 280時間目 反撃の乙女達!!

なんだか、のどかがえらいカッコ良くなっているんですけど!!
ちょっとここに至るまでののどかの様子を再確認・・・、確かに、パイオとか本物のトレジャーハンター達に対しては敵わない様子だったけれども、考えてみれば、心を読んだとはいえある程度よける事が出来るような身のこなしは身に付けていた。そして、回廊崩落の時にも彼女の力が描かれていた。
のどかは魔法の素質がかなり少ない。けど、初歩的な身体強化魔法だけは身に付け、それを「隠し玉」にする。その身体能力と読心術を兼ね合わせ、相手の心理の裏をかき、行動する。それがのどかのスタイルなのだろう。逆に言うと、読心術を有効に活用する為には相手の裏をかく必要があり、その為に身体強化を「普段から行使していなかった」という事か。
・・・何と言う悪女、いやいやwかっこよさ。フェイントは如何なる戦術においても最も有効な手段なのだから、その点で一歩先をいけるのどかは常に相手の優勢に立てる能力の持ち主。それを行使できる能力を着実に実につけているという事か。けど、これがより進むと、本当に手の付けられない存在になるだろうなあw。あの伝説のエスパー火田七瀬を思い出してしまった。ちょっと末恐ろしいw。
あと、沢山気になることが。
デュナミスの渾身の攻撃が、鍵を奪ったのどかに通用しなかった。という事は、彼もやはり人形の内という事?隊長も少し手こずっていたし、鍵の能力が定かでないので、まだ保留か。いっそ、のどかが「消しちゃう」とかもあったかもしれないけれども、流石に彼女にはそれは出来ないか。
のどかが使った「リロケート」は、杖のサポートによる行使だろうか。魔法の実行が、魔力的サポートがあれば可能なのか、それとも技術力が伴わないと駄目なのか不明なので、一寸よく分からない。もし、のどかの相手が魔法使いで、のどかに魔力的サポートが万全(ネギが付いていればその条件は揃うだろう)であっても、相手の持つ魔法を使い放題とかにはならないのだろうな。
のどかの持っていた本は分冊のようだ。常に分冊して携帯しているという事なのだろうか。そして、ネギの手元にある本はどうなっているのだろうか。現在の情報が伝わっていたり。
「永遠の園」の別名は「完全なる世界」、つまりそれが組織名の元という事か。これは結構重要っぽい。つまり肉体を持っている人間の魂の安置場所が、この魔法世界のシステムを作った基だという事。いよいよもって「墓所」に5万人の魔法使いが眠っている姿が想像出来てしまう。
これは「魔法世界がMMORPG世界だ」という事で決定かなあ。まだもう少しひねりが欲しい所だけれども。
刹那の新アーティファクトは魔力を得ると巨大化する。これがどのような力を持つのかはまだ不明。見た目ではラカンの斬艦剣みたいだけれども、ただパワーが増すだけではあまり強い感じがしないなあ。
あと、気になるのが亜子。一応大丈夫そうだけれども、明らかに普段の彼女と反応が違う。これから亜子がどのような行動に出るのか、結構気になる。
そしてゆーなも。これだけの異常事態の中で、もちろん認識不足があるからかもしれないけれども、これほどの気丈さを見せるのは立派。彼女の芯の強さを改めて知る思い。情報を持っていて希望が持てるのどかを除いて、この場に居る誰もが状況の危険さの方を重視している中、自分の知っている魔法世界住人を消されてしまった事、その「心の問題」を重視して、それから目をそらさないでいられるのは、明らかに心の強さだ。これは彼女の「母の血」を感じるなあ。やはりゆーなには魔法使いとして活躍する素質を感じる。そんな彼女が、この物語の中で未だ魔法も使えない状況と言うのはあまりに理不尽w。ゆーな達が活躍する機会を、これから充分作って欲しいものだ。
亜子も、そしてあきらもまき絵も、これを契機にもっと活躍して欲しいものだ。

DVD付き初回限定版 魔法先生ネギま! 第30巻 ([特装版コミック])

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