セキレイ秋祭り2 メルパルクホール

一応有料イベントだが、そのお値段はなんと108円。これって、チケット販売の手間賃とかの方がかかってない?と心配になるくらい。ようは無料の販売促進イベントと考えても良いわけで、それでこのメルパルクホールの様な豪華なところでやるのは、それだけでなかなかの太っ腹。歌は無しということだったが、充分嬉しいイベントだ。
それに、登場するヒロイン声優4人は誰もが今後にも期待が持てる若手ばかり。この4人がメインに入っている作品である事だけでも、セキレイは大いに価値があるとも言える。随分待たせた2期だが、期待度は高かったろう。
この中で、特に出世株と言えば、やはり花澤だろうか。新人声優御三家の中の一人。で、そして、おそらく最もDVDとか売れている作品に出ている、正にドル箱声優アイドルという肩書きをつけてもよい存在。以前、棒読みの「ぼうこ」と呼ばれ、親しまれていた頃からすると、格段の成長だ。もともと舞台上ではおどけてみせて、客を楽しませる存在だったけれども、その能力が若手トップ声優という立ち位置と融合して、特異な存在になりつつある。この日も、その能力を活かして独特の存在感を醸しだしていた。これからも更に大きく化けて欲しい所だ。
他の3人も、それと一人男子の立花慎之介もMCとして、トークやゲームで会場を大いに沸かしていた。また、原作先生書下ろしシナリオの生アテレコも。これも原作好きとしては嬉しい所。あとは、数時間後には放映される予定の作品の上映。これもまた佳境の佳作で、見ごたえあり。入場料以上の・・・などと言ってしまうと失礼にあたる、実に充実したイベントだった。
前回の秋祭りでは歌もあり、実際、この作品の魅力には声優の歌も絶対含まれると思うので、そういった意味では少し残念。やはり、がっつり金取ってもらってもいいので、歌付のイベントを是非やって欲しいものだ。