スマイルプリキュアとセーラームーンの区別がつかない(^^;) 〜プリキュアとセラムンの違いとは〜

プリキュアセーラームーンの区別がつかない。まあ、今更言う事では無いかもしれないけれども、ほんと、そう思う。特に今回のスマイルプリキュアの主人公はまるでおジャ魔女どれみみたいで、つまりはサトジュン的でありセラムン的。さらに、最初から5人5色だし、胸にはリボンつけているし、これどう考えてもセーラームーンでしょ、としか思えない。著作権とか大丈夫?w
まあ、セラムンプリキュアも女児の為の戦う少女ものとしてコンセプトの目的は同じなのだから、いいけどね。
実際の所、プリキュアセラムンの最大の違いは、実は恋愛の有無にあるんだよね。セラムンは、恋愛に対する憧れ的な部分がメインだけれども、プリキュアはあくまで正義の味方として世界平和のために戦っている。つまり、結構ストイックだったりする。これがどういう事かと言うと、女児にとっては、まあ恋愛は興味の薄い部分だから良いし、そして、影でこっそり見ている男オタクも安心して楽しめるという事だったりする。結構上手い設定な訳だ。
けれども、セラムンは恋愛があったからこそ、命を賭けて戦うとかに真剣味、現実味が増して、いい感じだったんだけれどもなあ。プリキュアでもセラムンのようにボロボロ泣けるような展開に持っていって欲しいのだけれども、いつも若干の消化不良で終ってしまう。まあ、そのあたりがプリキュアの安心感でもあり、良い所なのかも知れないが。

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勇気と戦争と安全圏 〜モーレツ宇宙海賊 第5話〜

うーん、これ、サトタツは確信犯なのかなあ。この主人公、かなりひどい事しているよね。
つまり、何の義理も無い同じ部活のお嬢様達を自分の戦争に引き込んでいる。これは、先週から非道い事しているなあ、と思っていたけれども、それを実際に本当に非道い状況になる一歩手前まで描いていることからすると、やはり作り手は確信犯だという事になる。
人は、確かに自分のプライドのために大抵の事をする。けれども、それが実際に命に関わる事だとすれば、必ずしもそうでは無い。ヨット部として、大抵の危険は理解していても、海賊と同じ船に乗って、海賊と同様の戦いに巻き込まれるという事について、ヨット部員全員の理解が出来ていたのかというと、それはかなり疑問だ。つまり、ちょっとかっこいい事を言って、ヨット部員達を調子に乗らせて、結果命を賭けさせたという事。相手は犯罪者なのだから、例え命はとられなくても、仮に拉致られたらお嬢様たちどうなっていた事か。結婚前の火遊びとかじゃすまないレベルにもなっていたかも知れない。本当に非道い行いだ。
主人公の勇気を描きたい気持ちはわかる。けれども、それ以上に平和って大切だよね。もし、戦争の無い安全圏があるとするならば、それが仮に幻想だとしても(実際には幻想なのだけれども)、それを守る為の最大限の努力と配慮が出来るような人間で無ければ、それは人としてどうかと思う。
戦争とかを描くアニメでは、どうしてもこの手の「戦争と安全圏問題」が曖昧になってしまう作品が多い。確かに、その具体的な線引きは存在しないことが多いのだけれども、人の心の中には絶対的に存在する。だから、その心理描写を軽々しく描く作品は、どうにも許せない気分になってしまう。
この後の主人公の描写でも、この手の感覚は曖昧に描かれていくのかもしれないと思うと、少し気が重い。