アイカツ!初期OP「Signalize」解説

最近、寝ても覚めてもアイカツ!」の事を考えている。…というのは大げさだけれどもw、オタク活動の範囲としては、それに近い。完全に嵌っちゃったw。

ということで、前から頭の中にあった初期OP「Signalize」の解説を形にしてみる。

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夜の星空=スターの居るアイドル界と昼の日常との対比、そしてアイカツシステムの特別な空間を上手く構成している。

まずスターライト学園は夜の星空の中にある。そこに立ついちご達はアイドルとしてそこに居る。

次の場面は、昼の学園生活。つまり日常。しかし、すぐ後に挟まれる美月のシーンで、彼女は満月の光を浴び、ただ一人、星空の中佇む。その後のシーンも日常としての昼が描かれ、美月の孤独が際立つ。

しかし、いちご達もアイカツを「始める」。アイドルを「夢見て」、アイカツシステムの超常空間に「向い」、いちご達は少しずつ星空に「探して」近づいていく。そして、いちご達も星空の中に、アイドル界に立つ。正に「アイカツ!」の物語、そのものの流れだ。

しかし、ここに一つのメッセージがある。

最後のいちご達の立つ星空は、正に太陽が昇る直前の夜明けだ。これは、最初シーン、いちご達が立つスターライト学園に夜の灯がともるところと呼応している。つまり、彼女たちのスターライト学園における活動の末、夜明けが来る。

「答えは空の彼方、違うよ、地の果て」

満月の強い光の深い夜の中、美月の居た世界は、地の果てからくる「何か」により変わる。それは夜明け。月よりも大きな存在、太陽が、世界そのものを変える前兆が描かれている。

「Signalize」。シグナル、ライズ。正に、夜明けの予兆だ。夜が明ける「君と向かう」場所、「希望の中」とは、どんな世界だろうか。
そして、そのアイドル界に夜明けをもたらす「太陽」とは、一体何を意味するのだろうか。
それは、アイカツ本編を見ることにより、明かされていくことだろう。

Signalize!/カレンダーガール

Signalize!/カレンダーガール