本を断捨離する

先日、「何だか最近、寝付きがあまり良くなくて」という話をしたら、
相手の人は透視ができるらしく、一瞬で僕の部屋の間取りを見透かして、
「あ、寝室の隅に中途半端な高さの棚があるでしょ。断捨離してそれ片付けないと。
いまそれがあるから部屋の空気の流れが良くないよ」と言われてしまい…。

ということで、まず棚の中身の整理をすることにしたのですが、
古い書籍類が満杯で、その分類をして捨てても良い本をピックアップするのがなんとも大仕事。

書籍を引き出して棚のさらに奥を見ると、そこには文庫本がびっしりと鎮座していて、
あらら、そういえばこんな本を読んだっけな、という事態です。

あと数日かかるかな。
でも良い機会なので、主に前の世紀に購入した本を中心に断捨離進行中。

・教養系 = これからも折に触れて手に取り、読み続けたい本
・情報系 = 仕事やスキルアップに還元できる、資料としての価値がある本
・趣味嗜好系 = ためになるかどうかは別として、好きな本

というような本は残しておき、後はばっさり処分。

捨てるかどうか迷ったときは、以前だったら「残す」方に分類したものを、今回は「処分」へ区分け。
ここがポイントですね。

部屋も呼吸と同じで、古いものを吐き出さないと新しい情報は入ってきそうもない。

とはいえ、こうやって過去の本を並べてみてみると、
もうちょっとましな本を読んでくれば良かったなあ、せっかくの時間がもったいなかったかもしれん、
と思うことしきりです。

今だから思えることだけど。

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JIS配列か、US配列か。キーボードは悩ましい…

現在、オフィス(会社)ではUS配列(変則キー配列)、自宅ではデスクトップPC2台がJIS配列、ラップトップPCがJIS配列というキーボード環境でライティング作業を行っています。で、たまに話題になるJIS配列とUS配列では、日本人がタイピングしていてどちらが快適かつ効率的か、という問題ですが…。

実際に7〜8年くらい並行して使ってみた印象としては、どちらを選択したとしてもしばらく使っていれば「慣れ」に収束していってしまう、という感覚ですね。
JIS、US配列についてどちらが優れているか細かく分析しているサイトもあって、一時は熱心に閲覧したりしたのですが、US配列で和文を打っても別に不便とは思わず、JIS配列で英語長文を叩いてもコーディングしてみても違和感はなく、まあ結局のところどっちに転んでも大差ない、というところでしょうか。
US配列に関心を持ったのは、お友達のテクニカルライターさんが普段の仕事にUS配列キーボードを使用していたのがきっかけでした(Macを使っていたということもあるけど)。彼女は数百ページものソフトウェア・マニュアル本を超短期間で仕上げるほどの頭脳の回転とタイピングテクニックを持っていたのですが、その技術を支えているもののひとつがスペースキーが広いUS配列、というものでした(と自分で言っていた)。加えて、JIS配列の方はリターンキーがばかでかい上に余計なキーが下段にたくさんあって見た目の バランスも悪く、 US配列の方がすっきりしていてきれいだからタイピングしていて楽しい、とも言っていました。
…なるほど、まったくその通りだな、と私も思いました。
 
(変則 US配列 無刻印タイプ)Happy Hacking Keyboard
その意見に感化され、自分もライターの端くれ、ここはひとつUS配列にトライしてみよう、と評判の良い「Happy Hacking Keyboard」のUS配列無刻印ステルスタイプを入手しました(上のphoto)。自宅使用で大分慣れてきたところでオフィスに持ち込み、自分のメインマシンにこれを接続して、PC側もキー配列通りのタイピングができるようにチューニング。同僚や出入りのシステム業者さんがちらちら眺めに来るのがちょっと快感だったり、打ち合わせで来社したWebデザイナーさんが興味津々に、私にもちょっと触らせてよ、とのぞきに来たのもなんだか嬉しくて、なかなかの評判のキーボードだな、と悦に入ったりもしました。

オフィスに持ち込んだのは、ライターとしての 仕事を通してUS配列に徹底して慣れるのと、他のスタッフに対して、自分が席を外している間に勝手に触るなよ、というメッセージも若干…。今時、そんなコンプライアンスに反するスタッフはいるわけがないのですが、以前はハッカー気取りのやつがいたもので。
で、このキーボードはそれ以来、ずっとオフィスの私の相棒として活躍してくれています。打感も快適で、タイピングもリズミカル。ただ、Happy Hacking Keyboardプログラマ向けと称して通常のUSタイプとも違ったトリッキーな配列なので(ShiftキーとCTRLキーが上下逆など)、それに慣れるのには若干手間取りましたが。

 
JIS配列(東プレ)
また、当然ながらオフィスでUS配列を使っていると、自宅 でJIS配列を使うときにはショートカットキーなどをつい間違えてしまい弊害が出ます。家へ帰ったら帰ったで、自分のタイピングモードをリセットしなけりゃならないわけですけど、とはいえそれほど大騒ぎするような弊害でもないので、多少不便を感じながらもUS配列とJIS配列の併用を(いまのところは)続けています。
私の目論見としては、自宅用も含めて自分が使うキーボードはすべてUS配列に統一する、というものでした。ですが、その目論見も去年末に放棄してしまいました。
理由は、デスクトップPC中心の仕事スタイルだったのですが、このラインアップにWindowsラップトップを投入することにしたからです。日本という環境下において、WinラップトップはJIS配列以外に選択肢ありません。いや、もちろんUS配列が選択できるラップトップも市販されてはいます。デザインがスタイリッシュなこともあって私も一時はそちらに食指が動いたのですが、残念ながら電子機器 としての安定性・信頼性にいまひとつ不安の残るブランドだったのであきらめざるを得ませんでした。好みを優先するか、安定性・信頼性に重きを置くかという選択肢ではいえば、それが仕事というフィールドである限り、どちらに軍配が上がるか明らかです。つまりライターとしてのスタンスに立つ限り、リライアビリティファーストで考えれば現状ではJIS配列しか選択肢がないということです。

かな文字なしタイプ JIS配列(Let's note)
で、US配列とJIS配列の併用などという若干でも負荷のかかることはやめ、キーボードはJIS配列に統一することに決めました。確かにUS配列に未練はあるんですけど。配列としてのシンプルな美しさは、やはりUSの方が上かなあ。でもタイピングしているときはキーボードなんか見ないので、関係ないといえば関係ないが。
日本という環境下で、日本語も英語も操るライターとして今後も安定して仕事を続けることを考えたら 、マイナーなUS配列ではなくメジャーなJIS配列が自然でストレスのない選択になる、というところですね(UNIX使いのプログラマやコーダーはまた別なんでしょうけど)。愛すべき、信頼すべき日本の電子製品たちはJIS規格の結界にしっかり収まっちゃっているわけで。ちょっと違うか w。

今使っているUS配列のHappy Hacking Keyboardは、マシン本体を入れ替えることになったら、家に持って帰って、ご苦労様という感じでデスクサイドにでも置いておきましょうか…。

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野麦峠へ

9月1日は野麦峠へ。何年も前からここを訪れようと思いながらもなかなかタイミングが合わず、やっと行くことができた。
往路は東京自宅から関越道、上信越道、長野道を使って松本まで約260km、松本から野麦峠を経て伊那まで廻って約160km、復路は伊那から中央道で自宅まで約220km。合計640kmということで、山岳路(峠道)を含めて走ることを考えると、日帰りではこのくらいの距離が上限かなと思う。
野麦峠を通るんだったら、「絹」と「女工」に関連する富岡製糸場もルートに入れても良かったのだが、まあ、それはまた別の機会ということで。
野麦峠の資料館を見ると、岐阜の人たちの女工への思いというものがひしひし伝わってくる気がした。

久しぶりにロングコースを走ってみたけれど、走りきると自律神経が背筋をぴしっと伸ばすような感覚があって、デスクワークで染みついた垢のようなものをさっぱり落とせた感じがする。

★ルート★
【高速道/往路】
練馬IC→関越自動車道4.2km→新座本線→74.4km→藤岡JCT上信越自動車道118.9km→更埴JCT→長野自動車道50km→松本IC合計240km
【一般道+山岳路】
松本IC(右折)→国道158号→直進→波田→新島々→風穴の里→トンネル内分岐→左方向→県道26号(木祖・奈川)→野麦峠24km(標識)→宮ノ下トンネル(野麦街道)→エネオス直進→木曽福島39km標識→solnte直進→県道39号→とうじそば(昼食)→峠の資料館野麦峠の館(見学)→高根乗鞍湖→左折→国道361(木曾街道)→木曽大橋(左折)松本・塩尻方向→国道19号(中山道)→神谷入口(セブンイレブン・右折)→国道361号(伊那)→ループ→姥神トンネル→権兵衛トンネル→直進→中央自動車道をくぐる→沢尻南(左折)→県道88号→駒美(左折)→伊那IC
【高速道/復路】
伊那IC→高井戸IC 合計205.5km

…ということで、さて、仕事仕事!!


  
  
  
  

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ニッチにはラップトップ

確かにラップトップは実作業には厳しいかな、と思いつつも、デスクワーク以外のニッチ時間をもう少しうまく使いこなそうと、デスクトップとは別に、この春にラップトップを購入しました。フラストレーションがたまらないよう、市販されている中でも高スペックのものを選択しましたが…。

ただ、持ち運びを重視したので画面は小さく、Win10の仮想デスクトップ機能を活用しつつも、本物のマルチディスプレイと比べると作業効率は雲泥の差。座席に座れれば電車でも作業できると思いきや、左右に人が座ってしまうと腕の動きが制限されてうまくタイピングできないし、電子辞書は接続しにくいし、人の目は気になるし。実際に使ってみると想像とは違うハンディがあると思いました。

とはいえ、作業環境が自宅以外に広がるというのはなかなかノマド的で快適、という実感の方が勝っています。そこで少し発想を変えて、ラップトップをメインマシンにし、デスクトップの方をサブマシンにしようかと考えています。

自宅ではディスプレイとキーボードをラップトップに別途接続。辞書機能もラップトップに集約し、TradosはPlusなので両方インストール済みだし、データ保存は外付けHDDで、データ送付(メール除く)は自宅から、というのが今のところのプランです。

ただし問題はバッテリーかな。



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リオマラソン結果の日経記事より

『4月に世界歴代2位の2時間3分5秒を出したばかりで、マラソン7戦6勝のキプチョゲを、みんながマークした。そのキプチョゲがいつペースを上げるのだろうと、先頭集団の選手はずっと考え続けたはずだ。「いつだ」「いつだ」と考えすぎ、それが大きなストレスになり、ボディーブローのように効いてきた。頭を使い続けることで、大事な糖質を余分に使ってしまった。…』
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO06342180S6A820C1000000/
無思慮に脳髄を稼動させると、四肢の酷使に劣らず体力を消耗してしまうというわけですね。コンペティターを追い詰めるには、余計なあれこれを考えるように仕向けるのが効果的なのかもしれない。
エネルギーコストの高い脳髄をうまく使いこなす手立てについては、日頃から考えておかないと。

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クラウドサービスとして、EvernoteとKindle

最近では、これがないとことが進まない、と思い始めているのがEvernoteKindle、ですね。両方ともクラウドサービスで、Evernoteがフロー的な情報の扱いだとすれば、Kindleはストック的といえるだろうか。
Evernoteは、Word、ExcelPowerPointなんかで作っているドキュメントやPDFを片端から保存できるし、呼び出して更新も可能。Webサイトの情報なんかも必要な部分だけトリミングして保存することもできる。
あるテーマで原稿をまとめなければならないときに、テーマに沿ったすべての情報をEvernoteに集約しておけば、クラウド保存なので仕事場のPCだろうが自宅のデスクトップだろうが、普段持ち歩いているラップトップだろうがラッシュ時のスマホだろうが、どこからでも引き出してチェックと更新ができてしまう。
いわば、今いるこの場がオフィス、という…。各デバイスのセキュリティプロテクトも格段に進化しているので、まあ、USBメモリなんかを持ち歩くより遙かにセキュリティファーストなわけです。
Kindleの方は、Amazon電子書籍なわけですが、これはデバイスとしてのKindleを持ち歩かなくても、PC版、スマホ版の閲覧アプリが無料でダウンロードできるので、読みたいKindle書籍を購入すれば、どのデバイスからでも閲覧可能。電車に乗っているときでも、スマホを開いたらそこに面白そうな本が紹介されていて、その本のKindle版が出版されていればその場で購入して即読み始める、なんていうこともできます。本がぎっしり詰まった巨大な書棚を片手で持ち歩く、的な世界ですね。
特に自分の場合、自宅の本棚はすでにキャパシティオーバー状態なので、電子書籍で済むんだったら極力そうしたい、というのが切なる願いでしょうか。情報はなるべくクラウドに上げておいて、環境の制約を受けずに、気づきがあったら、その場で何かしら手を動かすなどして時間の省力化を図る。
そしてまた空間の方は極力簡素に、物理的なモノが少ない広々としたスペースを確保していく、というのがこれからの快適ライフなんだと思います。

Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedに早速登録してみて数冊ダウンロード。本当に読みたい旬な本はやっぱり含まれていなかったし、逆につい先日有償で購入したKindle本がさっそくこちらに含まれていて少し悔しい思いをしたりしましたが、まあ、想定内というかそんなところでしょうね。
30日無料体験が終わって有料になると、多少はラインナップも改善されるかもしれないが、望み薄。とはいえ、粘って探していくとそこそこ良本も出てくるのでそういう楽しみもありますが、そこに至るまでにかける時間がもったいない。
サービスとしてあまり意外性がないので、継続するかは微妙です。


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