2006-06-16 (金)
■[漫画雑誌][アニマル] ヤングアニマルあいらんど No. 5
ヤングアニマルの不定期増刊。大胆な編集方針が身上のアニマル系列の中でも、最もとんがっている雑誌でしょう。エロ&バイオレンスのアニマルからバイオレンスを抜いて萌えを足したような感じ。
文月晃「タンデム」。バイク走らせてる時に見かけた女性ライダーは、顔を見たらクラスのお固い委員長で、というお話。手堅く面白いです。
東雲太郎「キミキス」。「Swing Out Sisters」で一躍トップエロ漫画家に踊り出た東雲太郎の新作。原作は人気ギャルゲーらしいですね。画力的には「Swing Out Sisters」で長足の進歩を遂げた東雲ですが、女の子描写は、今回また一段レベルが上がりましたね。キスがテーマだけに唇の描写にやたら気合入ってるのも伝わってきます。お話自体は本編前のプロローグといったところ。エロはおろかキスらしいキス描写すらほとんどありませんでしたが、キスに興味しんしんなお年頃の女の子のドキドキ感はたいへんよく伝わってきました。やっぱり上手いです。夏にアニマル本誌で連載開始とのこと。
萩尾ノブト「はるいちばん」。アニマル本誌で「ユリア100式」を連載中の萩尾。エロ漫画描いてた頃と全く同じノリで、いつもの明るいバカエロ。原作付きの「ユリア100式」でも同じノリですけどね。エロくておバカでいい感じです。
田中ユタカ「もと子先生の恋人」。この人はいつでも誠実に、全力で直球を投げ込んできますね。来るとわかっていても避けられません。お話は漫画編集者としての苦労話を挟みつつ、メインは薄皮を剥ぐように少しずつ近付いていくもと子先生と山崎の距離の描写。長い時間をかけて練り込んだと思われるネームの完成度はいつもながらに抜群。そろそろ本格復帰してもいい頃合では?
西川魯介「あぶない!図書委員長!」。「メイド服は制服を汚さぬための作業着! ダテ乳は乙女のデリケートな胸を保護するバンパー! この衣裳は媚び目的のコスプレに非ず! 図書委員の戦闘服に外ならない!!」とまあ、いつも通りの西川魯介でしたよ。
若杉公徳「デトロイト・モエ・シティ」。クラウザーさんならぬクラウザーたん登場。回らぬ舌で「メス豚交響曲」を歌いますよ。萌え。DMCの面白さの原動力が観客にあるということがよくわかるお話でした。
あとのラインナップは、宮野ともちか、いのうえ空、藤真拓哉(原作 雑破業)、まつもと剛志、瀬口たかひろ、梅川和実、亜桜まる (原作 浅田光)、高島和宏、竹内じゅんや。付録の別冊に四コマあいらんど。
いや、今号も大満足でした。次号が今から楽しみです。せめて季刊くらいになってくれると嬉しいですね。