RED GARDEN #16 「哀しい嘘」

学園長がエルヴェと大立ち回り。格好良すぎですよおばさま! 終盤のバトルから、JCとルーラの末期の会話に至る作画、演出の盛り上げ方は見事でしたし、そこに至る全体のストーリー展開も実に上手く組み立てられていて、見応えのある回でした。父親に喰ってかかるクレア、子安の言葉責め、嗚咽するルーラ等、相変わらず声の演技も素晴らしいです。学園長がグルであり、敵の本拠が学園であることを知ったエルヴェたちはひとまず撤退。やはり学園を血に染めるような展開が待っているんでしょうか。
エルヴェ vs. 学園長たちのバトルでは敵味方とも超人でしたが、エルヴェたちは呪いのせいとしても、学園長たちが強いのはなぜでしょうね。学園長たちも4人と同様もう死んでいるのかな。死んだ人間は歳を取らないという話も出ていたので、見た目で年齢を判断できないとすれば、学園長がルーシー先生に敬語を使っていたのも納得ですが。あるいはエルヴェ一族と同様血族の力なのか。あと、JCもそれなりに空中戦を演じていましたね。アニムス側の超人は女だけというわけでもないのかな。
ケイト以外の3人が抱える問題も更に進展。クレアの兄はなんとか一命を取りとめ、クレアは病院で父親に怒りをぶつけます。クレアパパはクレアが言うほど悪い人じゃなさそうですね。クレアの厳しい物言いも愛情や信頼の裏返しのようですし。一方ニック先生との仲を疑われ、ルークと破局するレイチェル。そしてついに父を見つけるローズ。ただの失踪なのか、どこかで本筋に絡むのかはまだ分かりませんが。
絵コンテ:松尾衡作監:中村深雪、原画に三輪和宏。バトルパートの作画はRED GARDENとは思えぬ動きの良さでした。

週刊少年サンデー 9号

田辺イエロウ結界師」。お、長らく謎の存在だった母守がついに登場? なにやらイカれた感じの人っぽいですが、次号に期待。
雷句誠金色のガッシュ!!」。あれほど頑張って消したアンサートーカー能力なのに、必要に応じて復活させちゃうのはどうなんだろう。ともあれ、いよいよ残り10体。ブラゴも入れれば半数が仲間ですね。仲間割れ展開なのか、特殊ルールで強制バトルに持ち込むのか、なんにせよ厳しい展開になりそう。
谷古宇剛「三ツ星CLUB」。読切料理漫画。非凡な料理の才能を持った高校の料理部3人組が、知恵と努力で究極の料理を作るとか、多分そんな感じ。インパクト重視の大味な展開、こじつけ蘊蓄。まだ読切というのに見事なまでの冠臭さで、苦笑いです。連載を強く意識したキャラ設定になっていますし、ジャぱんが抜けた直後に似たような方法論の料理漫画というのも戦略的で、企画は通りやすそうですね。 (関係ないけどおいしいチャーハンの作り方)