Hatena::ブログ(Diary)

草冠に西 RSSフィード

2011-09-28

SF短編10選

the Interviews なるサービスに登録したら「好きなSF短編を10本挙げてください」という質問が来まして。回答したら思いの外長文が書けたので、転載します。質問した方、許してください…!

基本うろ覚え。順不同。

ロバート・リード「棺」 ハヤカワ文庫『90年代SF傑作選 下』収録

90年代SF傑作選〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

90年代SF傑作選〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ロバート・リードはサンリオで伊藤訳の長編が1冊出ているだけで、あとはぽつぽつとS-Fマガジンで短編が訳されている作家です。「棺」はしかしとても印象深く、人気があったらしく「傑作選」に収録されました。宇宙船の事故で、乗客が「ライフスーツ」にくるまれたまま船外に射出されます。ライフ・スーツは完全リサイクル系なので、乗客は死ぬ事もできず、栄養を与えられながら深宇宙をどこまでもいつまでも進むことになります。1000年の時が過ぎ、乗客はようやっと死を迎えますが、スーツは今度は遺体を食らうバクテリアの生命を守り始めます。もう1000年が過ぎ、ついに彼らは…という話。割とよくあるストーリー? と思われるかもしれませんが、これを短編でやってるのがキモ。私は小説でも映画でも手数重視なので、この密度にやられてしまいました。

リードは、他に「工員」「オールトの子ら」も面白かった。特に「工員」は非コミュにとってはとてもアイタタなコメディ。ちょっと2chのAAで再現して欲しいような感じ。ただし収録はないはず。


テッド・チャン「理解」 ハヤカワ文庫『あなたの人生の物語』収録

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

テッド・チャンといえば高め安定で知られた作家。どれをとっても面白いので何を選ぶか迷うのですが、あえて「理解」を選んでみました。私はこれ、チャンの渾身のギャグだと思うのですが、どうも仕掛けが分かってない人が多いみたい。ホルモン薬で超知能を身につけた2人が闘いを繰り広げます。超知能で制御が洗練されるため、身体能力超人レベルに上がり、言語はどんどん圧縮されていき、最終的にはただ一言の「呪文」で結着がつきます。2人の視点内面の変化が語られるため、一般には、高度なSF的思弁に軸足を置いたスタイリッシュなアクションものとして楽しまれているようです。しかし、それでは仕掛けが分かってない。これを、事情を知らない第三者の目で見ると、状況は全く違って見えてくるのです。ヒントは2人の髪が抜けた(剃った?)という描写です。この状況、客観的にはスキンヘッドがダァ!!シエリイェス!!的な聞き取り不能な怒声を発しながら小競り合いしているようにしか見えないはずなのです。つまりこの短編はパンクスが喧嘩の末、オーバードースで変死するというよくある状況をものすごくもって回った理論でSFに仕立てている一発ネタなのです。貴方の周りのDQNも、実は超知能の持ち主なのかもしれませんよ。


P.K.ディック「ウーブ身重く横たわる」 ハヤカワ文庫『アジャストメント―ディック短篇傑作選』収録

挙げないわけにはいかないが、ディックの短編はどれも同じ。さらに私は「長編なら『ザップ・ガン』と『銀河の壺直し』」とか言っちゃう所謂「ヤなディックファン」で、完成度やオリジナリティでディックを評価できないのです。短編ひとつというより、ディックの同じような短編をだらだらと受容し続ける状態が好きなんだと思う。とりあえずタイトルのかっこよさで「ウーブ」を選んでみました。ってこれ、ディックのデビュー作なのか。


コードウェイナー・スミス「クラウン・タウンの死婦人」 ハヤカワ文庫『ショイヨルという名の星』収録

最近までド・ジョーン信者だったので、長い間の信仰の記念に。口の利けるものは、犬でも猫でもロボットでもそりゃ人間でしょう。無邪気にそう思っていた時期が私にもありました。転向しましたが。彼らを人間と認めると、我々真人が障害者になってしまうことに気づいたからです。思考も遅いし身体も弱すぎる。筋論はともかく、我々は彼らを差別していくしかない。我々は彼らより劣っているんですから。


筒井康隆「チョウ」  新潮文庫『笑うな』収録

笑うな (新潮文庫)

笑うな (新潮文庫)

筒井康隆ではチョウを選びました。「時をかける少女」を除けばはじめて読んだ筒井が「笑うな」だとおもいます。中学生でした。そういう人は多いと思う。初期しか認めない原理主義者ではないし、筒井の短編にはもっと重要なものがいくつあると思うのですが、心に焼きついてしまっています。少年のペットがどんどん育って異形のものとなるモチーフや、町中に降り注ぐ鱗粉などで、一般には公害への風刺として解釈されているらしいこの作品ですが、子ども心にただただ美しいイメージに夢中になりました。最後の一文も、耽美の極みに思えます。


深堀骨「バブ熱」 ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション『アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記』収録

アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

日本で一番変な小説を書く男、深堀骨。この人の小説を紹介するには、まずあらすじから。「バフバフ」としか喋れなくなり死に至る謎の奇病「バフ熱」に冒された男が食用洗濯鋏開発に余生を投じる。干しイカを材料に選ぶも洗濯物にイカ臭さが残るのが悩みの種……。あっ行かないで。ほんとにこういう話なんだってば。嘘じゃない。あと別に何の寓意もないです。深堀骨はこんな話ばっかりです。同時代にここまでくだらないものが読める幸せを、現代日本人は噛みしめるべきです。

もっとも、深堀骨で一番の傑作はハヤカワ・ミステリ・コンテスト佳作受賞の言葉だと思うのです。自分がいかに松下由樹に興味がないかを延々語っている。嫌いですらない。関心がない。対象が松下由樹というのも絶妙なチョイスと思うけれど、そこでやるな(笑)


グレッグ・ベア「鏖戦」 酒井昭伸訳 『80年代SF傑作選 下』収録

80年代SF傑作選〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

80年代SF傑作選〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

だって鏖戦ですよ。鏖ときて戦ですよ。もうかっこいいに決まってるじゃないですか。ぶっちゃけストーリーはよく覚えていません。なんか戦って、グチョグチョするんですよね、多分。どうでもいいです。文体だけあればよい。ベアの作品と言うより、酒井昭伸の最高傑作というイメージが強いです。酒井昭伸さんの名前が覚えられず、ずいぶん長いこと「酒井……えーとオウセンの人」と言ってました。普通に通じましたよ。文学としてなってないとか言われつつ、実験性の高い文体の小説は結局SFとその周辺からよく出てくる気がする。


ブルース・スターリング&ルイスシャイナー「ミラーグラスのモーツァルト」 ハヤカワ文庫『ミラーシェード―サイバーパンク・アンソロジー』 収録

サイバーパンクからは「蝉の女王」と迷ったけどこちらを。「蝉の女王」は連作なので。いや人類補完機構シリーズからも選んでるけども。

サイバーパンクの盛り上がりをリアルタイムで享受した世代なので、ネット空間で黒づくめがアクションするのがサイバーパンクだとは思っていません。だって当時は「ブラッド・ミュージック」がサイバーパンクの代表作のひとつに挙げられてたんですよ? サイバーパンクにおいては、パンクがサイバーと同様に重要なのです。既存ドグマをぶっつぶす。その意味で本作には驚かされました。

昔、時間SFというと、歴史線を保つことが大原則でしたが、本作ではそのドグマをあっさり捨てます。「歴史が枝分かれする!」「それがなんなの?」パンクスだから秩序なんて気にしない。時間線が増えても構わずモーツァルトを現代に連れてきて、ロックスターにしてしまう。この「それがなんなの?」がサイバーパンクです。「身体をサイボーグ化することで人間性が失われる!」「それがなんなの?」「馬鹿が薬を盗み出したもんだから人間の体がとろけて1つの意識体に!」「それがなんなの?」チンピラの楽観主義。

今では多世界SFは珍しくないので、目新しさはないかもしれません。


飛浩隆「象られた力」 ハヤカワ文庫『象られた力 kaleidscape』 収録

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)

短編と言うより中編なのでしょうか。この本の収録作はどれもすごいけど、記号SFはなかなか希有なので。形が力を持つと言う考え方は、日本人にはなじみ深いわりになかなか小説としては出てきません。マンガ向きの題材なのかも。圧倒的な筆力があればこそ、このテーマに挑めるというもの。飛浩隆さんは去年のSF大会で「小説に大切なのはエロス」とおっしゃっていて、きゃー!! しびれるー! と思ったのを覚えています。

キジ・ジョンスン「孤船」『S-Fマガジン』2011年3月号収録

S-Fマガジン 2011年 03月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2011年 03月号 [雑誌]

最近の話題作の中からひとつ。前評判ほどエロくなかった。エイリアンの小型救助艇に収容された女が触手エイリアンと、穴という穴を使ってファーストコンタクトするという話。触手ものというと強制的にイかされ続けるみたいなのを想像するけれど(エロマンガの読み過ぎです)、なんか微妙に具合が良くなくて、ちょっと調整してみたり、落としどころを見つけようとするあたりが、なんとも嫌な感じです。耽美に堕としてくれない。この作品、セックスと言うより結婚を暗喩しているんじゃないかと思うのですよ。付随する人間関係も、労働も、子育ても、全ての社会的側面を廃した、純粋な二人だけの結婚生活というものがあるなら、それはこういう感じなのではないかと。

リード「棺」といいこれといい、もしかしたら「狭いカプセル的なものに詰め込まれて大宇宙を漂う」という状況にコンプレックスがあるのかもしれません。

そしてまあ、言ってしまいますよね「Nice Boat.」と。

2011-02-11

と条例カレンダーを自分のgoogleカレンダーに追加する方法

と条例カレンダーを自分のgoogleカレンダーに登録する方法を説明しま*1

  • googleカレンダーにログイン
  • カラムの[他のカレンダー]―[追加]―[URLで追加]を選択。

f:id:cuervo:20110211013049j:image

f:id:cuervo:20110211013050j:image

[カレンダーを追加]をクリック

これでと条例カレンダーが自分のgoogleカレンダーに追加されます

うぐいす色推奨w

*1:別に特別な事はありません。単なるgoogle公開カレンダーの登録です。

2011-01-20

2010-12-08

都議会本会議傍聴記 民主酒井大史都議代表質問

12/7都議会本会議  一般質問

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/schedule/four.html

質問1、2、7略。回答者青少年治安対策部長 倉田潤氏

青少年健全育成について

(3)不健全図書指定について

質問

不健全図書指定は青少年健全育成審議会ご候補をあげ、業界意見をいれた上で指定している。この審査スキームはより丁寧に行っていただきたい。作品それぞれを吟味する個別指定は業界の振興のためにも有効。今後も包括指定でなく個別指定を継続してほしい。

回答

包括指定は描写の分量のみ。またその判断は業者が自ら行う。審査が迅速だが、業者の取り組み具合によってバラつきが出る。今後も包括指定は導入しない[明言確認。ここは重要!]*1

(4)旧条例改正案の修正について

質問

旧条例改正案には「蔓延抑止」第三章の三「児童ポルノの根絶及び青少年性的視覚描写物のまん延抑止に向けた気運の醸成及び環境の整備」?の条文があり、販売規制につながるという批判があった。今回の条例改正案ではこの文言が削除されたが、批判をどのように受け止めて削除に至ったか。

回答

児童が容易に閲覧することのないよう「蔓延抑止」の条文をいれたが、成人の閲覧の抑制表現自体への抑制につながるという批判があり、それを受けて削除した。

(5)条例改正案について

質問

性交または性交類似行為を不当に賛美した図書を児童が閲覧することは避けるべき[エエエエエ!道徳を政治・行政が判断することを民主は認めるの?]表現の自由を主張する者には責任も発生するが[本当ですか?ここは憲法学者の意見をぜひ聞いてみたいところ]不健全図書に指定されるような図書を出版する業者が存在する[出版がいけないの? 都ですら建前上そうは言ってないが? 自主規制をぶっちするのがいけないんじゃないの? しかも2冊/月だよ?]。都はいかにして、条例改正の必要を感じたか。

回答

現行条例は描写の刺激度合いによって指定の基準を決めている。「刑罰法規に触れる性交若しくは性交類似行為を不当に賛美」する図書は、必要以上に反復して描写することによって、青少年の強姦・近親相姦などへを抵抗感を弱めるものだ。しかし描写においては刺激度合いが少ないので、一般書棚で販売している。したがって、改正案で新たな基準を設けた。業界との連携は重要だが、不健全図書指定の51%が業界基準に従わないアウトサイダーが発行しているもので、自主規制だけでは無理がある*2

(6)関係業界との協力について

質問

業界は出版ゾーニング委員会を新たに設けるなど、更なる自主規制を進めると言っている。これを尊重するべきと思うが。

回答

自主規制は基本である。自主規制から漏れたものより不健全図書指定をしている。新たな自主規制も歓迎する。意見交換をきめ細やかに行っていく。

(6.5)予定にない質問

質問

国では児童ポルノ禁止法改正案で単純所持の処罰規定が論点となり廃案となっているが(「日本くらいだよ!とヤジ」)、これについてはどう考えるか

回答

所持への処罰は前回改正案にもない。今回は取り組みを求める文言に改めた。

浅野都議が一つの基準としてあげていた「個別指定を固持」が都から示されましたね。そしてそれが何の保証にもならないことは鈴木力氏が具体事例を挙げて指摘する通り。民主全体の党議がこれで決まるのか分かりませんが。うーん。今一度、条文第一に立ち返っていただきたいな。以上です。

*1:。12月6日開催のイベント「『非実在青少年規制』改メ『非実在犯罪規制』へ、都条例改正案の問題点は払拭されたのか?」において、民主浅野克彦議員が「都から個別指定を固持するという答弁を引き出せれば賛成できる」と発言している。これに対して元週刊プレイボーイ編集長鈴木力氏曰く「当局の答弁を引き出すことで抑止することは危険。小渕政権下で『卒業式入学式における日の丸・君が代完全実施』の職務命令公立学校に出した時『絶対に強要しない』と明言していた。しかし今、都は拒否した教員を処分している。当局は絶対に拡大解釈する」

*2:ここは言い分が食い違っている。前述イベントにおいて日本雑誌協会・編集倫理委員会委員西谷隆行氏が「アウトサイダーに対しても説明会に参加してもらっているし、そこから小口シール留め、いわゆる青シールが産まれた」と発言。また、この率は高ければ高いほどむしろいい状況であることに注意。不健全図書のうちアウトサイダー率100%なら自主規制参加団体の自主規制が完璧に機能していることになる。どのみち51%と言う数字はいかようにも解釈できる。ここは何も言っていないに等しい

2010-10-01

都議会本会議傍聴記 民主松下玲子都議一般質問

9/29都議会本会議  一般質問

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/schedule/third.html

松下都議の質問事項は子育て支援について、青少年健全育成について、治水行政について、道路行政についての4点ですが、ここでは青少年健全育成についてレポートします*1

※都側の回答が6点にまとめられているのに対して、松下都議の質問を6点にまとめていません。6点とまとめること自体が都側の解釈に依るものであるからです。

松下玲子都議(民主)一般質問

知事の所信表明演説において

子供たちは、インターネット上に氾濫する有害な情報や悪質な性行為を描いた漫画等を容易に手にすることができる現況にあり、これを放置すべきでないことは誰の目にも明らか

 平成22年第三回都議会定例会知事所信表明

 http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/HATSUGEN/SHOUSAI/30k9l100.htm

と述べているが、「悪質な性行為を描いた漫画等」とは具体的にはどの作品か? 「容易に手にすることができる現況」とは具体的には?

そもそも、現状が大問題であるという都民の声がどのくらい寄せられているのか?(大怒号)

(不健全図書の対策をするとしても)方法論について議論があるはずだ。都民・有識者意見をもっと採り入れていくべき。

それとも、不健全図書が減っているとしても、自主規制がまだ足りないと言う問題か? であれば青少年健全育成審議会で指定を強化していけばいいことではないか。現行条例の運用対応できる。区分陳列が十分でないと言うことであれば、さらに取り組めばよいことではないか。

都議会での改正案否決、パブリックコメントの反対多数、自主規制が取り組まれていることは重くみるべきでは。

条例改正案の警察での説明会があったらしいが、その会の名前と回数、概要を教えてほしい。否決議案を説明するとはどういうことか。それはオープンにやるべきではないのか[超びっくり。初耳だったのは私だけでしょうか。これはとんでもないことです!]

改正案を再度提出するなら、(一度否決されているのだから)青少協のメンバーを刷新するべきでは。答申作成からやり直すべき。専門家の意見も真っ向対決しているのだし。

子供の健全な育成と芸術文化は対立させるものではない。

改正案については、0歳から18歳がひとくくりの扱いになっていることも違和感を覚える。出版業界ではさらに細かい年齢別レーティングも検討している。

都職員[所属聞き損ないました]むらたじゅん氏倉田潤青少年・治安対策本部長の回答*2

6点回答する。

知事初心表明演説について

青少年の性交類似行為を不当に賛美し又は誇張するように描写した作品だ[具体的にと言うとろーが。回答の替わりに改正案丸読みすることが多々あるが、これはなんとかならないのだろうか]。その中でも不健全図書に該当しないものが一般書棚に置いてある。これは都職員が都内書店に行って確認している。

現状が問題だとする都民の声について

都民からメンバーを集め答申を作成している。これを重く受け止めている。

実際のマンガ作品を見た都民は一様にこのようなものを子供に見せてはいけないと言う意見だ[見せたマンガが不健全図書指定のものか、不健全図書指定されていないものかについては不明]。このようなものの規制を求める署名が4万4千集まっている。青少協へも意見がきている[数字あり]

現行条例の運用で対応できるのではないかという件について

現行条例は「刺激度合い」が基準である。少年に対する強姦や、合意があっても近親相姦など、反社会的だが描写の刺激度合いの低いものに対応できない。[ここは大事! 口が滑ったのだと思われますが、はじめて「反社会的」という単語が出ました。この改正が青少年のためでもなんでもなく、治安条例なんだということ、語るに落ちている]

警察での説明会について

家庭や地域の教育が大事と言われる。よくわかっている。であるので、問題になっているマンガの現物をもって説明する会をしている。その賄改正案についてふれることもあるだろう。警察署においてやっている。会の統一した名前はない。[反対派が家庭や地域での教育が大事といっているのは官憲の介入を許さないと言う意味なのですが、みごとに都合よく真反対に解釈されました。家庭が大事だから、家庭に対して警察の方から勝手倫理感に基づいて説明会をしているそうです。その根拠になるべき条例改正案は否決されたのにも関わらず、です]

青少協のメンバー刷新について

答申ベースで改正案を作った。都議会において参考人も招致した。このような経緯でやっているので、青少協の再度諮問は考えていない。[だからーそれは6月否決分の改正案の話で、それが否決されたからメンバー選定からひっくり返せと言う話なのだが]

レーティングがひとくくりであることについて

業界との意見交換もやっている。



15分の一般質問ですが、行政が先走り、警察において勝手に改正案の案内を市民向けにやっていること、結局取り締まりたいのは「反社会的」な創作物であることが明確になったショッキングな都議会でした。以上です。

*1子育て支援青少年健全育成条例改正反対が、松下都議の中では両立しているということは注目するべきところです

*2:指摘により修正