バイキングの末裔、其の精神、かくも偉大なり。

Interviwed by KOJI MIYAZAKI
Answerd by BJORK


●「あまり指摘されないことですが、あなたのアーティスト活動は、常に、あなたなりの倫理観と言うか、正義によって貫かれてきたと思います。それは、音楽そのものやそのメッセージはもちろん、たとえば、他のクリエイターとのコラボレーションとして必然的に、正しく行われているか?といったように、厳しく律せられてきたものだと思います。行って見れば、あなたのそのような『アートへの信仰』のようなものは、どのような理由、あるいは体験から来ているのですか?」

●「そうね・・・きっとここアイスランドに帰ってくることで、わたしはいつもアートがどれだけ自分にとって重要なものか、思い出させてもらえるんだと思う。やっぱり、アートと言うものがわたしにとっては、わたし自身のほとんどすべてを表しているものだから。それにここアイスランドにいる今の私の友達とかは、ほとんどがまぁ、アーティスト(笑)・・・・・・なのね。ごめんね(笑)、あんまりこの言葉を自分じゃ使わないものだから、可笑しくなっちゃった(笑)・・・・とにかく、今となってはアイスランドってとてもおもしろいところなのね。そもそも、アイスランドは植民地だったから、ヨーロッパからは断然遅れてたし、それが現代に入ってものすごい変化を潜ったということがあって。だから、ある意味、古いヨーロッパがそのまま残ってるっていうところがあって、わたしが育った70年代に於いても、あなたがさっき話したような古い価値観が普通にまかり通ってたのね。ヨーロッパだったら、30年代以降はなくなっちゃったような(笑)、そんな古い考えがね。それがアイスランドでは残っているわけなの。それとアーティストが社会の中でも重要な役割を担っていたりすることとか。それとここがとても小さな町でしかないせいで、誰も彼もアーティストのことを知っているわけね。大通りを歩けば、その人が歩けば、みんなその人がどんなアーティストか知っているわけ。そういうすごく地に足が着いたものになっていて、もったいつけたり、偉そうにしたり、なんか祭り上げられているようなものではないのね。だから、社会の中でアーティストは、大工さんとか、電気屋さんとか、そういう人たちと同じような意味で、大切な存在なのね。あるいは作家とか。で、アイスランドでは、もっと重要な役割を負っている人たちといえば、やっぱり作家になるのかな。アイスランドはずっと文学の国だったから。というのも、アイスランドはすごく貧しかったから、楽器なんてずっとなかったし、画家も彫刻家もいなかったのね。パトロンとなる情流階級そのものがいなかったし、お金もなかったから(笑)。みんながみんな貧しい農家だったの。その中で伝わってきたのは物語だけだったのね。だから、アイスランド人にとってのアーティストというイメージや考え方は、実は作家という存在に存在にすごくにすごく近いわけ。作家ってわりと若いうちから書き始める人が多いし、たいがいがすごく反逆的な性格をしていて、10代くらいにはとてつもなくクレイジーなものを書き始めていたりするわけだから。周囲の人たちはまともに取り合わないんだけど、本人がいずれ成長して成熟のを待ってあげてるのよね。作家の多くはピークに達する大体60くらいを迎えてからだし。だから、作家にとって成長って言うのはものすごく時間がかかるものなのね。で、アイスランドではそれまで待つことが受け入れられているのね。だから、わたしってやっぱりそういう価値観の中で育てられたんだと思うな。その辺がちょっと古風って言うか(笑)」



恐るべし、



Scandinavian ROCK.







これ見ると笑っちゃうwww

あたしはエリオットマイナーのがやばいとおもうけど。