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静岡WEB屋(4代目)

2010-11-06

続・職業訓練講師 おわり

9月中旬よりやってました職業訓練の講師、先日をもって僕の出番は終わりであります。

事後談を交えつつ、行政主導による職業訓練の問題点を挙げてみます。

基礎スキルのバラつき

この講習の最大の問題点は、OSの基本操作についてできる人とできない人が混在していること。

たとえば・・・

それを教える講習であれば問題ない。

生活環境によってはそれらを習得できる機会がまったくない人もいるだろうから、その類の講習も無駄ではないと思う。


しかしこの講習の主眼は、企業のパソコン担当者(※)に耐えうる実務スキルを習得することになっている。

専門職とまではいかなくても、総務職や営業補佐職として従事できる程度の水準。

両者が混在することでアプリケーションの実技演習では毎回のように、「できない人」を待つために「できる人」が足止めを喰うという状況が事あるごとに発生する。

これも申し訳なさそうに感じてそうな受講生もいらっしゃいましたが、混在させればこうなるのは必然ですわな。


時間を浪費するだけではない。

パソコンの習得は行動原理の理解反復履修が要であるところ、先のよう事情で反復履修の時間はとれないし、OSの操作に慣れてなければ理解する余裕なんてあろうはずがないです。


となると結局何も残らない。まぁ、虚無感は残るわな・・・



意欲のバラつき

講習が進むにつれて個人差も出てきます。

それを含めて理解できなければどうするか?となると、これはもう、自分の時間をツブして自習するしかありません。当日やった内容は次の授業までに完全に習得してくるのが当然・・・・


・・・・なんですが、ここでこの講習の位置づけが問題になってくる。

本講習は僕が受け持った電子商取引概論とウェブサイト作成のほか、ワード・エクセルパワポの操作習得も含まれる総合的なプログラムです。受講生は選択の余地なくこれら全てを強制的に受講させられる


つまり、自ら望んでホームページ作成を習得したい人ばかりではない

ワードやエクセルは検定合格という明確な目標があるのでそっちに力を注ぎたいのは極めて合理的な考え方でありましょう。


いちがいに「意欲が足らない」・・・とは言い切れんのですわな。


講習そのものの性質

本来、講習というものは学生の理解度に関係なくカリキュラムどおりに授業は進み、学生は必死についていくものです。

九九だって覚えのわるい子は泣きながら覚えるものでありましょう。

教える側がとれる措置は。補講や追試、あるいは留年によって「追いつく機会」を与えるだけで、カリキュラムの進行を「ついていけない者」にあわせるようなことは絶対にしないです。


しかしこの講習はそうではない。

ついていけない者のために授業を止め、ついていけない者のペースに合わせて授業が進行する。

そういうのはビジネスの講習ではなく、趣味のパソコン講座というのが適切な表現だと思う。


主催者のホンネがどこにあるかは伺いしれませんが、仮にそうなら習得科目を減らすなりしてスケジューリングに余裕をもたせるべきでしょう。



あとがき

講師自体は以前にも商業高校や専門学校の客員でやったことはありますが、短期とはいえ継続的なものは今回がはじめて。

普段は人と接触する機会が少ないので、今回は自分にとっても良い経験・・・というかリフレッシュになったと思う。タバコが減って生活が朝型になるなど健康にも良いとか(笑)


でもまぁ、本職の講師業はムリですな。


ウチも週末パソコン教室でもやってみるべかな?

さいばーるーじゅ

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