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2016-05-15 2016リオパラリンピック自転車競技日本代表候補選手発表!

[] 2016リオパラリンピック自転車競技日本代表候補選手5名が決定! 発表記者会見レポート

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リオパラリンピック自転車競技代表候補5選手の共同記者会見


5月13日(金)、東京都品川区の「自転車総合ビル」において、2016リオパラリンピック自転車競技日本代表候補選手5名と権丈泰巳監督による共同記者会見が開かれました。

今回、日本が獲得したパラリンピックの参加枠は男子3枠、女子2枠の計5枠。なお、そのうち女子の1枠は該当選手なしとなり、男子3選手、女子1組(2選手)が選考され、発表されました。


♦リオパラリンピック自転車競技日本代表候補選手

川本翔大  男子・C2

藤田征樹  男子・C3

石井雅史  男子・C4

鹿沼由理恵 女子・視覚障害

田中まい  女子・パイロット


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向かって左から川本翔大、藤田征樹、石井雅史、鹿沼由理恵、田中まい


藤田征樹と石井雅史選手は北京ロンドンに続き、3大会連続での出場。ともにこれまでのパラリンピックメダルを獲得した実績を持ち、特に藤田選手は昨年のロード世界選手権で優勝するなど、リオでのメダルも期待されています。

リオは「集大成」と話す、43歳ベテランの石井選手も変わらぬ存在感。そして19歳の川本翔大選手は今回がパラリンピック初出場です。

女子は二人乗りのタンデム鹿沼由理恵選手と、パイロットの田中まい選手が出場。パラリンピック自転車競技では、日本の女子選手は初参加となります。2013年からペアを組んだ二人は、これまでW杯世界選手権などでいくつものメダルを獲得しており、リオでの活躍も大いに楽しみな存在です。


ちなみに鹿沼選手はこの記者会見の前日に階段で転んでしまったそうで、顔を擦りむいてちょっと痛々しい様子でしたが、大きな怪我はなく、今後の練習などには影響ないとのこと。また、パイロットの田中選手はガールズケイリンの選手ですが、今月から競輪競走はお休みし、パラリンピックに向けたトレーニングに集中する予定だと話していました。


2016リオパラリンピックは9月7日開幕です!


《共同記者会見コメント》

★川本翔大(大和産業株式会社

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パラリンピックは初めての出場となりますが、自分の出せる力を精一杯出して頑張っていきたいと思います」


★藤田征樹(日立建機株式会社

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「3回目のパラリンピック出場に推薦をいただきました。ずっとリオ大会に出るつもりでやってきましたので、この場にいることはやはりすごく胸が高鳴っています。日本代表ということでそのプレッシャーと誇りを噛みしめて、今回の大会では入賞を目指して、そして見ていただいている人がワクワクするような、そういったパフォーマンスを自分に課して、しっかりやっていきたいと思います」


★石井雅史(公益財団法人藤沢市みらい創造財団)

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パラリンピック出場は3回目になります。前回までの世界選手権での1kmタイムトライアルの成績は4位が続いていて、なんとかリオでは入賞、もしくはメダルに届くように頑張りたいと思います。パラ競技に携わって10年になり、この大会を集大成としたいと思っていますので、応援よろしくお願いいたします」


鹿沼由理恵(楽天ソシオビジネス株式会社

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パラリンピックバンクーバー冬季パラリンピッククロスカントリーに続きまして2回目の出場となります。リオでも全力を尽くせるよう残り4ヶ月、頑張っていきたいと思います」


★田中まい(一般社団法人日本競輪選手会千葉支部) ※パイロット

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「今回、リオパラリンピック女子タンデムパイロットに選んでいただき、とても光栄に思っております。大きな舞台に挑戦できることに感謝し、メダルを目指して全力を尽くして努めて参りたいと思います」

2016-04-14 トラックチーム『Dream Seeker Racing Team』記者発表会

[] 東京オリンピックメダル獲得を目指す! 新田祐大が代表を務めるトラックチーム『Dream Seeker Racing Team』が発足

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左から小林優香、浅井康太、新田祐大、和田真久留、野上竜太、シェーン・パーキンス Photo:Takenori WAKO


競輪新田祐大選手が代表を務める、UCI登録のトラックチーム『Dream Seeker Racing Team』(ドリームシーカーレーシングチーム)が発足し、4月13日(水)に都内で記者発表会が行われました。


今季、チームに所属するメンバーは代表の新田選手を含め、浅井康太選手、小林優香選手、和田真久留選手、野上竜太選手、シェーン・パーキンス選手の6名。

代表の新田選手はチーム設立の趣旨を「ロンドンオリンピックに出場したときに、メダルを獲得できなかった悔しさ、世界の壁の厚さをとても感じた。そこからさらにオリンピックメダルを取ることへの強い思いが湧いた。その中で、若い選手たちから東京オリンピックへの思いなどを聞く機会が増え、オリンピック経験者として自分がなにかしなければならないのではと考え、チーム発足に至った」と説明。そして、チームとして競技大会でのメダル獲得、次世代選手の育成、自転車競技の普及などを目標として挙げました。


この『Dream Seeker Racing Team』はUCI登録されたトラックチームです。いわゆる「トレードチーム」と呼ばれており、日本ではこれまでJPCA(ジャパンプロフェッショナルサイクリストアソシエーション)チームのみでしたが、すでに設立が発表されている『シエルブルー鹿屋』と合わせ、今季は3チームが日本籍UCIトラックチームとして存在することになります。

トレードチームは、W杯やクラス1、2、3などの国際トラック競技大会に出場可能ですが、世界選手権や大陸選手権などはナショナルチームしか出場できません。もともとトレードチームは、W杯などの大会は各チームごとに出場枠数に制限があるため、有力選手を多く擁する国などが、よりたくさんの選手を出場させる目的で立ち上げるケースが多く、JPCAチームなどはまさにそういう位置づけです。

今回の『Dream Seeker Racing Team』や『シエルブルー鹿屋』は、JCF主導で作られたわけではなく、あくまで独立したチームですが、もちろんJCFの認可を得てUCI登録のトラックチームとなっているので、基本的にはナショナルチームとの協力体制で“日本全体”の活躍を担っていくことになります。


チームが増えることで、これまでなかなか国際大会の出場機会を得られなかった選手にもチャンスが巡ってくる可能性があり、より多くの選手たちが競い合える環境につながることが期待されます。


では、各選手のコメントを簡単にご紹介します。


新田祐大

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Photo:Takenori WAKO

「2012年にロンドンオリンピックに出場したが、メダルを獲得できなかった悔しさ、世界の壁の厚さをとても感じた。さらにオリンピックメダルへの強い思いが湧いた。(ロンドンからの)4年間、日本が誇る競輪で結果を残して活躍し、日本一になることが世界でメダルを取ること、世界一になることへの第一歩だと考え頑張ってきた。その中で若手選手から日本のお家芸であるチームスプリントの復活や東京オリンピックへの思いなどを聞く機会が増え、オリンピアンとして自分がなにかしなければならないのではないかと考え、チームを発足した」


★浅井康太

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Photo:Takenori WAKO

自転車競技を始めるきっかけは北京オリンピックメダリストの永井清文選手の影響。5年くらい前まではナショナルチームで走り、世界を回ってメダルを獲得する経験もした。今、この歳になってもう一度自転車競技をやりたい、世界を回りたいという気持ちになり、また東京オリンピックで活躍してくれる選手を一人でも多く生むために自分もこのチームに所属し、(後輩たちに)自分の経験を伝えたいと思った」


★小林優香

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Photo:Takenori WAKO

自転車を始めたときからオリンピックに出たいという思いが強かった。競輪学校在学中に世界選手権を経験し、世界との差を痛感した。もう少し準備期間が必要だと考え、去年一年間は自分からナショナルチームを辞退したが、もう一度オリンピックという舞台を目指したいと思い始めたときに新田さんから話をいただき、東京オリンピックを目指したいと思い、このチームに参加した。自分は今、ガールズケイリンではトップに立っているが、まだまだ女子の競技人口は少なく、自分が競輪自転車競技を頑張ることで、もっと(女子の自転車競技を)広めていきたい」


★和田真久留

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Photo:Takenori WAKO

「僕が自転車競技を始めるきっかけは中学生の頃に見た、アテネオリンピックでのチームスプリント銀メダル獲得の瞬間だった。それから10年以上が経ち、自分がナショナルチームに入り、そういう立場になったときにメダルを獲得したいという気持ちが強くなった。4年後には東京オリンピックが迫っている。そこで確実にメダルを取りにいくことを目標にこのチームに入った」


★野上竜太

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Photo:Takenori WAKO

「僕も自転車競技を始めたきっかけはオリンピックでのメダル獲得を見てだった。東京オリンピックが決まったことは日本のスポーツ界全体にとってのチャンスだと思う。東京オリンピックの舞台に立つことを目標に掲げ、それを達成することによって日本国内での自転車競技のレベルや知名度を上げられれば。このチームの活動のひとつである、若い選手の育成の中心人物となって頑張っていければと思う」


★シェーン・パーキンス

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Photo:Takenori WAKO

「今回このチームに入るチャンスをいただき光栄に思う。自分自身が2012年の東京オリンピックを目指すとともに、(自分のこれまでの経験をアドバイスするなどで)チームに貢献できればと考えている」

2016-04-13 2016全日本選手権トラックレースは今週末開催!

[] リオオリンピック代表選手も出場! 2016全日本選手権トラックレースは4月16日(土)〜17日(日)まで伊豆ベロドロームで開催!!

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2016年のトラック種目のチャンピオンを決める「第85回全日本自転車競技選手権大会トラックレース」が、4月16日(土)〜17日(日)の2日間に渡り、伊豆ベロドロームで開催されます。

また、16日(土)は「2016全日本パラサイクリング選手権トラック大会」も併催。


♦大会公式サイト

http://nationalchampionships-track.com


♦エントリーリストはこちら。

http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/downloads/2016/04/NCTR2016_list.pdf


♦タイムテーブル暫定版はこちら。(スケジュールは4月7日時点のもので、直前で多少変わる可能性がありますので、ご注意を)

http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/downloads/2016/04/2016_NCTR_TimeTable.pdf


今大会には先日、リオオリンピック代表候補選手として発表された中川誠一郎選手、渡邉一成選手、脇本雄太選手、塚越さくら選手も出場します。なお、窪木一茂選手は海外でレース参戦中のため出場しません。

オリンピックを控えた4選手はレース系種目への出場は避け、渡邉選手と脇本選手は1kmタイムトライアルに、中川選手は比較的落車の心配が少ないこともありスプリントにエントリーしています。塚越選手は500mタイムトライアル、個人追抜き、団体追抜きの3種目。


今大会の見所として、まず短距離は久々の競技大会復帰となる浅井康太選手と小林優香選手の存在。二人は昨年末の「KEIRINグランプリ」も制した、まさに競輪界のトップ選手ですが、再び競技の世界への参戦を決意したようです。

本日、記者発表会が行われましたが、同じく今大会に出場する新田祐大選手が代表を務める、UCIトラックチーム『Dream Seeker Racing Team』のメンバーとして競技活動を行う予定とのこと。同チームのメンバーには新田選手、浅井選手、小林選手の他、和田真久留選手、鹿屋体育大学の野上竜太選手、そして何とオーストラリアのトップ選手、シェーン・パーキンス選手も名を連ねています! なお、パーキンス選手以外は全員今回の全日本トラックに出場しますが、所属はそれぞれJPCU、鹿屋体育大学としてエントリーしています。

また、昨年12月に脳挫傷の大怪我を負った加瀬加奈子選手も出場です! 3月末の開催から競輪に復帰し、2戦目で見事優勝も飾っています。元気な加瀬選手が戻ってきてくれました。

そして、3月に競輪学校を卒業したばかりの土屋珠里選手が競技大会初挑戦。卒業記念レースも優勝した、注目の選手です。


距離は今回、出場人数も多く、男子スクラッチは予選があるほどで、マディソンにも9チームがエントリーしています。窪木選手だけでなく、橋本英也選手も今回は出場しないため、男子ポイントレースは混戦必至で見応えがありそうです。

女子もポイントレースには梶原悠未選手、上野みなみ選手、競輪学校を卒業したばかりの鈴木奈央選手がエントリーし、こちらも激しい戦いが予想されます。

なお、塚越選手と上野選手に加え、鹿屋体育大学の江藤里佳子選手と橋本優弥選手が、今年創設されたプロサイクリングチーム『シエルブルー鹿屋』として出場し、団体追抜きを走る予定。競技大会では今回が『シエルブルー鹿屋』のジャージ初お披露目となります!


大会初日は男女ケイリン、男女個人追抜き、男女チームスプリント、男子1kmタイムトライアル、女子500mタイムトライアル、男子スクラッチ(予選のみ)、パラサイクリングが行われます。

2日目は男女スプリント、男女団体追抜き、男女ポイントレース、男子スクラッチ(決勝)、男子マディソンが予定されています。


修善寺駅伊豆ベロドロームを結ぶシャトルバスも運行されますので、電車で来場予定の方はチェックを。

http://nationalchampionships-track.com/wp-content/uploads/downloads/2016/04/ShuttleBus.pdf


ちなみに会場では軽食のブースも出る予定のようです。ぜひ伊豆ベロドロームで生観戦を!

2016-04-08 トラック競技のリオオリンピック日本代表候補選手発表!

[] リオオリンピック自転車トラック競技日本代表候補選手5名が決定! 共同記者会見レポート

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リオオリンピックトラック競技代表候補5選手の共同記者会見


4月6日(水)、東京都北区の「味の素ナショナルトレーニングセンター」において、自転車トラック競技のリオオリンピック日本代表候補選手5名による共同記者会見が開かれました。


日本は男子スプリント1枠、男子ケイリン2枠、男子オムニアム1枠、女子オムニアム1枠の計5枠を獲得。

かねてよりJCFが公表していた「2014年2016年オリンピックポイント対象大会(ワールドカップアジア選手権大会、世界選手権大会)においてオリンピック種目に出場した者の中から、そのレース内容により選考する」という選手選考基準に照らし合わせ、選出された5選手が発表されました。


♦トラック競技日本代表候補選手

◎男子スプリント 中川誠一郎日本競輪選手会熊本支部)

◎男子ケイリン  渡邉一成(日本競輪選手会福島支部)、脇本雄太(日本競輪選手会福井支部)

◎男子オムニアム 窪木一茂(NIPPO VINI FANTINI)

◎女子オムニアム 塚越さくらCiel Bleu 鹿屋)


オリンピック出場は、渡邉選手は北京ロンドンに続き3回目。中川選手はロンドンに続き2回目。脇本選手、窪木選手、塚越選手は今回が初めてとなります。


中川選手、渡邉選手、脇本選手は4月30日〜5月5日まで静岡で開催される日本選手権競輪GI)を最後に、オリンピックまで競輪開催には出場しません。伊豆ベロドロームでの合宿を中心に、6月と7月にレースを走り、その後一旦カナダで調整を行ってからリオに入る予定とのこと。

塚越選手は4月16日〜17日の全日本トラック選手権出場後、伊豆ベロドロームに拠点を移し、合宿に入る予定。短距離陣と同様に6月と7月にレースを走り、カナダを経てリオへ。

窪木選手は現在イタリアに拠点を置き、レースに参戦中であるため、5月頃から伊豆ベロドロームでの合宿に参加する予定とのことです。


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向かって左から中川誠一郎、渡邉一成、脇本雄太、窪木一茂、塚越さくら


会見に参加した代表候補選手5名と、坂本勉距離ヘッドコーチ、飯島誠中距離ヘッドコーチの主だった質疑応答の内容は以下のようになっています。


中川誠一郎日本競輪選手会熊本支部) 36歳

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出場予定種目:男子スプリント

オリンピック出場歴:ロンドンに続き2回目


Q 代表に選ばれた心境とオリンピックへの抱負

「前回は初出場だったので嬉しさがとても強かったんですけれど、今回は枠取りにこんなに苦戦すると思っていなかったので、ホッとした気持ちのほうが大きいです。前回はプレッシャーなのか緊張なのかわからないですけど、全力を出せなかったという悔いがあるので、次こそは全力を出せるように頑張りたい。今の世界的なレベルからいうと、スプリントは実力的にもトップには届いていない現状なので、少しでもメダル獲得、入賞なりに近づけるようにリオまでの3ヶ月、しっかり調整していきたいと思います」


Q オリンピックまでに強化していきたい部分は?

スプリントで一番大事なのは、予選の200mフライングタイムトライアルなので、そこでいかにタイムを縮められるか。しっかりタイムを縮められるように、スピードを強化していきたいと思っています」


Q オリンピックへの想い

「僕はロンドンに続いてオリンピックは2回目になるんですけど、僕がオリンピックに挑戦し始めたのはアテネからになるので、そこからだと4大会目になります。アテネ北京は選考してもらえず、そこで悔しい思いをしたんですけど、前回のロンドンでやっと出られたという感じで。僕としてはそこで満足感はあったので、正直よくこの4年間保ったなという気持ちが大きいです」



★渡邉一成(日本競輪選手会福島支部) 32歳

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出場予定種目:男子ケイリン

オリンピック出場歴:北京ロンドンに続き3回目


Q 代表に選ばれた心境とオリンピックへの抱負

「この2シーズン、ポイント争いという厳しい戦いをしてきた中で、僕自身、現状では世界選手権の個人種目に出場できないくらいの立ち位置だったんですけど、リオに出場できるということで、これまでやってきた全てをもう一度見直して、悔いの残らないレースをできるようしっかりと計画を立ててトレーニングしていきたいと思っています」


Q オリンピックまでに強化していきたい部分は?

「私たち競輪選手は普段競輪というレースを走る職業なので、まとまったトレーニング期間を長く取ることは厳しい中でこれまで大会を戦ってきましたが、5月上旬の全日本選手権以降は競技に専念できる時間と環境が整うはず。リオのケイリンは8月16日にレースがあるので、そこを目指してしっかりと集中して計画的にトレーニングに励んでいきたいです」


Q オリンピックへの想い

オリンピックはリオで3回目になるんですけど、子供の頃から憧れていたオリンピックで(初めて出場した)北京大会のときに悔しい思いをして、それが自分の意地となって、ロンドン、リオを目指すきっかけになったと思います。支えてくれる家族や、サポートしてくれる周りのたくさんの人たちの思いが、今の自分にとって一番の後押しになっています」



★脇本雄太(日本競輪選手会福井支部) 27歳

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出場予定種目:男子ケイリン

オリンピック出場歴:初


Q 代表に選ばれた心境とオリンピックへの抱負

「今回オリンピックは初めてということで、戸惑いはあるんですけれど、先日行われた世界選手権でも良い成績が取れたので(ケイリン5位)、次こそはメダル獲得を目指して頑張っていきたいです。自分自身、もっと改善できるところを改善して、(リオまでの)4ヶ月間をシミュレーションしながらしっかりトレーニングしていきたいと思っています」


Q オリンピックまでに強化していきたい部分は?

「僕はダッシュ力が足りていないと思っていて、世界と比較しても劣っている部分なので、そこを強化したい。この4ヶ月の長いスパンの中で、自分の長所をなるべく削らずに、短所をどんどん埋めていくようなトレーニングをしていきたいと思っています」


Q オリンピックへの想い

「もともと競輪選手になったのも、オリンピックに出たいという一心からでした。オリンピックを目指したのは、(亡くなった)母親のオリンピックに出ている姿を見たいという願いがあったので、僕もその気持ちに応えようと必死で頑張ってきました」



★窪木一茂(NIPPO VINI FANTINI) 26歳

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出場予定種目:男子オムニアム

オリンピック出場歴:初


Q 代表に選ばれた心境とオリンピックへの抱負

「2年前から(リオに向けての)トレーニングやレースをしてきて、2日前にイタリアの遠征先で今回の発表の連絡を聞いたときは、本当に正直それまでの犠牲とか努力が報われたなというふうには思ったんですけど、2日経った今では嬉しさもありますが、期待に応えなければならないという気持ちでいっぱいです。これからしっかりとコーチ、関係者と計画を立てて、リオオリンピックでは入賞を目指して取り組んでいきたいと思っています」


Q オリンピックまでに強化していきたい部分は?

「自分は不得意なのはタイム系の種目なので、主に短距離のダッシュ系を強化してオリンピックまでに繋げたいと思っています」


Q オリンピックへの想い

「僕は福島出身で、高校から自転車を始めたんですけど、福島には日本代表になるような強い選手もたくさんおられて、その方々の日本代表ジャージを見て、純粋にすごくかっこいいと思い、そこから日本代表を目指すことになりました。前回のオリンピックでも出場に向けて頑張っていたんですけど、まだまだ力がなく出場できませんでした。そこで学んだ経験を糧に、もう一回目指したいと思い、この4年間頑張ってきました」



★塚越さくらCiel Bleu 鹿屋) 24歳

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出場予定種目:女子オムニアム

オリンピック出場歴:初


Q 代表に選ばれた心境とオリンピックへの抱負

オリンピックの代表に選ばれてとても嬉しく思っていますが、反面、自分がどこまでできるのかなっていう不安もすごく大きいです。リオオリンピックの目標は8位入賞で、その目標を達成するためにこれから4ヶ月間しっかりトレーニングして頑張っていきたいと思っています」


Q オリンピックまでに強化していきたい部分は?

「私は短距離種目の2種目(500mタイムトライアル、フライングラップ)は得意で、W杯世界選手権で上位に入ることができたのですが、持久系種目の個人追抜きではいつも下位の成績になってしまっているので、持久系種目をしっかりと強化したいです。持久力がつけばレース系でも良い走りができると思うので、これから4ヶ月間は持久系に特化してトレーニングをしていきたいと思っています」


Q オリンピックへの想い

「中学、高校と陸上をやっていたんですけど、陸上ではあまり成績が出ず、小さい頃にやっていたトライアスロンの経験から、自転車という新しい世界でもう一度挑戦してみたいという気持ちになりました。そこから自転車オリンピックを目指そうと思いました」



坂本勉距離ヘッドコーチ

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Q 世界と比べた日本の現状と、リオに向けて

「短距離は今、世界と日本では圧倒的にパワーで差があります。パワー系のレース作り、選手の身体作りなど海外が圧倒的に進んでいて、日本もそれに追いつこうとしてやっている最中です。ギア倍数も、(世界は)大きいギアを踏むようになってきているんですけど、まだ日本は力的にはそこまでいっていないというのが現状だと思います。

リオに向けては、中川選手については200mタイムトライアルで日本記録を持っていますけど、それを塗り替えるくらいのタイムを出せるよう、トップスピードの強化を。ケイリンの2人については、自分の勝ちパターンをもう一回見直して、どうやってその勝ちパターンに持っていくかというレース作りを考えて、練習に励みたいと思っています」



★飯島誠中距離ヘッドコーチ

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Q 男子オムニアムで窪木選手を選出した理由

「男子オムニアムを選考するにあたって、候補者は窪木選手、そして橋本(英也)選手の2名がおりました。その2名を選考対象レースで比較したところ、5種目(スクラッチ、個人追抜き、エリミネーション、1kmタイムトライアル、フライングラップ)の終了時点では大きな差がないと判断しました。窪木選手は直近の世界選手権で、かなりベストなメンバーの中、(最終種目のポイントレースで)2ラップをしたこと、また昨年度のW杯以外は平均してポイントレースで20点以上を獲得しているという安定感を高く評価し、今回彼を代表選手として選出いたしました。橋本選手はアジア選手権などで良い成績を収めましたが、今シーズンのW杯第1戦では(ポイントレースで)0点という、少し安定性に欠けるような成績でした」


Q 女子オムニアムで塚越選手を選出した理由

「オムニアムは6種目の競技で争われますが、特に彼女の場合は短距離系のタイム種目、フライングラップと500mタイムトライアルで、世界レベルで見てもかなり上位に入ることができます。彼女の強みはこの短距離タイム系2種目ですが、リオに向かってはその他の種目をしっかり強化することによって、もっともっと彼女の強みであるタイム系を生かすことができると思っています」


Q 世界と比べた日本の現状と、リオに向けて

「中距離のほうはオリンピック種目はチームパーシュートとオムニアムという2つの種目があります。(今回は出場権の取れなかった)チームパーシュートは、現在やはりオリンピックに出場するには4分というのが目安のタイムになると思います。現在の日本のベストタイムは4分3秒。時間にすれば3秒なんですが、その3秒というのがとてつもなく大きな差となっています。チームパーシュートで必要とされる能力というのは、1にも2にもスピード。まずはしっかりとスピードをつけていくということがこの先重要になってくると思います。

オムニアムは、ロンドンオリンピックから採用された種目ですが、タイム系3種目とゲーム系3種目の計6種目からなる総合を争う種目です。(世界とは)現状は特にタイム系での開きが大きいと思います。窪木選手はタイム系の短距離系、塚越選手はタイム系の長距離系というところをしっかりと強化することによって、目標の8位入賞というのが見えてくると思います。そして走力の強化と並行しながら、ビデオ等を使っての戦術の強化もしながらリオオリンピックに臨みたいと思っています」

2016-03-15 トラック競技のリオオリンピック参加枠決定

[] UCIリオデジャネイロオリンピックのトラック競技参加枠を発表! 日本は男子ケイリン2枠、男子スプリント1枠+リザーブ1枠、男子オムニアム1枠、女子オムニアム1枠の出場権を獲得

UCI(国際自転車競技連合)が、今年8月に開催されるリオデジャネイロオリンピックにおけるトラック競技の参加枠を発表しました。

http://www.uci.ch/mm/Document/News/News/17/54/00/Rio2016_OlympicQuotas_Neutral.pdf


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画像はUCIホームページより


日本は男子ケイリン2枠、男子スプリント1枠+リザーブ1枠、男子オムニアム1枠、女子オムニアム1枠の出場権を獲得しています!


当初、男子ケイリンの日本の参加枠は「1」になるのではと多くのメディアも伝えていましたが(CYCLIST FANでもそう書いてしまいましたが…)、これにはちょっと紛らわしい表現から勘違いが発生していました。

そもそも、チームスプリントの出場権を取った国はケイリンスプリントも2枠ずつ獲得できます。チームスプリントで出場権が取れなかった国は、個人枠でケイリンスプリントの出場権を狙うわけですが、ケイリンスプリントも個人枠は個人ランキング9位までの選手(国)に権利が与えられます。しかし、ランキング9位といっても、大陸別に最大数が決まっており、これを超えた場合は例え9位以内といえどもその選手(国)は除外となります。

男子ケイリンの場合は、アジア大陸枠は「2」となっています。先日の世界選選手権が終わり、男子ケイリンの個人ランキングは実質2位にアジズルハスニ・アワン選手(マレーシア)、実質4位に脇本雄太選手、実質8位に渡邉一成選手となりました。アジア大陸の国から出場できる選手が「2名」であるならば、権利を取れるのはアワン選手(マレーシア)と脇本選手(日本)、と考えられたわけです。しかし、このアジア大陸枠「2」は人数ではなく「国」であり、アジア大陸から2カ国参加できるという意味が正式なものでした。そして、1カ国の最大参加人数は2名。つまり実質9位以内に入っていれば同国から2名まで権利が得られるということであり、日本は実質4位の脇本選手だけでなく、実質8位の渡邉選手も権利が取れており、2名の出場権獲得となったわけです。


また、男子スプリントは正式に1枠獲得し、さらにリザーブで1枠。個人ランキングの実質7位に中川誠一郎選手が入ったことで、日本は1枠を獲得しましたが、さらに河端朋之選手が実質10位なので、リザーブ枠も日本が得ています。リザーブは出場権を取った国のなかで、なんらかの事情で権利を放棄するなどがあった場合に、繰り上がりで出場することができます。


参加枠についてはあくまで「国」に与えられ、個人枠で取った場合でも権利は選手個人ではなく、「国」となります。

とはいえ、JCFの選考基準に照らし合わせても男子ケイリンスプリントに関してはW杯世界選手権の同種目に出場している必要があるため、ケイリンは脇本選手と渡邉選手でほぼ確定、スプリントは中川選手が有力なのは間違いありません。

オムニアムは少々複雑です。女子は塚越さくら選手と上野みなみ選手がここ数年同種目の代表として活動してきましたが、近況のW杯などでの成績から塚越選手が1歩リードしている状態か。男子はずっと窪木一茂選手と橋本英也選手の2枚看板で戦ってきましたが、2人とも力が拮抗しているだけに難しいところ。先日の世界選手権で橋本選手が鎖骨骨折してしまったことも気がかりです。


どんなレースにしても選手選考には光と影ができてしまうものですが、4年に一度のオリンピックともなればなおさら。今から緊張してきてしまいますが、いましばらくJCFの正式発表を待ちましょう。