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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2016-2017トラックW杯第4戦ロサンゼルス大会2日目の日本勢は男子スプリント脇本雄太24位、ドリームシーカーのシェーン・パーキンス10位、男子オムニアム今村駿介12位、男子スクラッチ倉林巧和19位、女子ケイリン前田佳代乃12位

2016-2017トラックW杯第4戦ロサンゼルス大会2日目が終了しています。
大会2日目の日本勢は男子が3種目、女子が1種目に出場しました。


では、現地から届いた写真とともに大会初日の結果を振り返ります。


★男子スプリント
日本からは脇本雄太選手が出場。
上位24名が勝ち上がる予選、脇本選手は10秒308の23位でクリアし、次の1/16決勝へ進みます。1/16決勝で予選11位のHugo BARRETTE(カナダ)と対戦した脇本選手ですが、勝利を挙げることはできず、ここで敗退。最終的に24位となりました。
1-2位決定戦は予選1位のデニス・ドミトリエフ(Gazprom-Rusvelo)と予選4位のMax NIEDERLAG(ドイツ)という第3戦と同じ顔合わせとなり、今回はNIEDERLAGが最初に1本取りますが、そのあとはドリトリエフが2本連取し、ドリトリエフが2大会連続で優勝を飾っています。
尚、ドリームシーカーから参戦のシェーン・パーキンス選手は10位。



1-2位決定戦。先に1本取ったのはNIEDERLAG(ドイツ) Photo:Takenori WAKO



2本目、3本目を取ったドミトリエフが優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Denis DMITRIEV(Gazprom-Rusvelo) 
2位 Max NIEDERLAG(ドイツ)
3位 Sam WEBSTER(ニュージーランド
10位 シェーン・パーキンス(Dream Seeker Racing Team)
24位 脇本雄太(日本)


★女子ケイリン
日本からは前田佳代乃選手が出場。
2着権利の1回戦は5着で敗者復活戦に回った前田選手は、3着権利となる敗者復活戦で3着となり、2回戦進出を決めます。
2回戦は5着で決勝進出を逃した前田選手は7-12位決定戦に回り、ここでは6着。最終的に12位でレースを終えました。
勝戦を制したのはクリスティナ・フォーゲル(ドイツ)。第3戦に続き、2大会連続での優勝となりました。



7-12位決定戦。前田は6着 Photo:Takenori WAKO



勝戦。フォーゲルが1着で優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Kristina VOGEL(ドイツ) 
2位 Martha BAYONA PINEDA(コロンビア)
3位 Natasha HANSEN(ニュージーランド
12位 前田佳代乃(日本)


★女子チームスプリント
初日に行われた予選の結果から1回戦が行われ、予選2位のGiant-Max Success Sports Pro Cycli.が降格となる波乱もある中、1-2位決定戦は予選1位のGazprom-Rusveloと予選4位のカナダの対戦となり、唯一32秒台をマークしたGazprom-Rusveloが優勝。
予選6位の韓国と予選7位のコロンビアの対戦となった3-4位決定戦は、韓国が勝利を挙げ、銅メダルを手にしています。



2位のカナダ Photo:Takenori WAKO



優勝のGazprom-Rusvelo Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Gazprom-Rusvelo  32.835
2位 カナダ 34.146
3位 韓国 33.929


★男子オムニアム
日本からは今村駿介選手が出場。
1種目めのスクラッチは最下位となる17位でのスタートとなった今村選手ですが、2種目めのテンポでは終盤に4連続得点し9位、3種目めのエリミネーションも9位と盛り返し、3種目終えて暫定12位で最終種目のポイントレースを迎えます。しかし、ポイントレースでは思うように得点できず、最終的に12位でレースを終えました。
優勝は3種目で1位を獲得したSzymon SAJNOK(ポーランド)。



男子オムニアム3種目めのエリミネーション Photo:Takenori WAKO



今村はエリミネーション9位。3種目終え暫定12位で最後のポイントレースへ臨む Photo:Takenori WAKO



最終種目ポイントレース Photo:Takenori WAKO



得点に絡めないままレースが進み、今村の最終結果は12位となる Photo:Takenori WAKO



暫定トップで最終種目に入ったSzymon SAJNOK(ポーランド)が逆転を許さず優勝 Photo:Takenori WAKO



バンクに座り込んで喜びを噛みしめるSAJNOK Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Szymon SAJNOK(ポーランド) 121p
2位 Campbell STEWART(ニュージーランド) 115p
3位 PARK Sanghoon(韓国) 115p
12位 今村駿介(日本) 56p


★女子団体追抜(1回戦〜決勝)
初日に行われた予選の結果から1回戦を経て、予選1位のアメリカと予選2位のニュージーランドの対戦となった1-2位決定戦は、地元アメリカが唯一4分20秒台を切るタイムをマークし、優勝。予選3位のカナダと予選4位のイタリアの対戦となった3-4位決定戦はカナダが勝利を挙げています。



3位のカナダ Photo:Takenori WAKO



2位のニュージーランド Photo:Takenori WAKO



優勝のアメリカ Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 アメリカ 4:19.990
2位 ニュージーランド 4:24.619
3位 カナダ 4:25.487
9位 日本(中村妃智・鈴木奈央・中村愛花・前田佳代乃) 4:47.732


★男子スクラッチ
日本からは倉林巧和選手が出場。
メダル争いはラップに成功した7選手に絞られる中、倉林選手は後方でのゴールとなり、19位という結果になっています。



男子スクラッチがスタート Photo:Takenori WAKO



ラップを決めた内の一人、Yauheni KARALIOK(ベラルーシ)が抜け出して優勝 Photo:Takenori WAKO



勝利を手にしたKARALIOKがガッツポーズ Photo:Takenori WAKO



2位争いは激しいゴールスプリントに Photo:Takenori WAKO



倉林は19位 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Yauheni KARALIOK(ベラルーシ
2位 Thomas DENIS(フランス) 
3位 Thomas SEXTON(ニュージーランド
19位 倉林巧和(日本) -1laps


大会最終日は日本時間2月27日(月)04: 00より競技開始となります。


♦大会2日目のタイムスケジュールはこちら。表記の時間は現地時間です。日本のほうが17時間進んでいます。
http://www.tissottiming.com/File/Download?id=00030E0001FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF0D


♦スタートリスト&リザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030E0001FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2017


♦最終日のイブニングセッションがこちらでライブ配信されます。配信時間は日本時間2月27日(月)11:00〜の予定。
https://www.youtube.com/watch?v=8oHIkMOq2Gg



大会最終日は男子チームスプリント(1回戦〜決勝)、男子ケイリン、男子マディソン、女子スプリント、女子個人追抜、女子スクラッチ、女子マディソンが行われます。


日本からの出場は男子チームスプリントに長迫吉拓選手・渡邉一成選手・脇本雄太選手、男子ケイリンに渡邉一成選手とドリームシーカーの新田祐大選手、女子スプリントに前田佳代乃選手。女子スクラッチは今現在まだスタートリストが公式サイトにアップされていないのですが、第3戦では鈴木奈央選手が出場しており、今回も出走するのではないかと思われます。