さらばノダマス

ブログ係のスエ嫁、ではなくスエ本人です。

スエ嫁より更新の許可を受けてから早や幾月、ようやくの第一信をば。


それが夏の盛り前。
制作風景や現場便りなんかを備忘録兼ねて綴ろうかと思った束の間、
晴天の霹靂的に今の貸工房が閉じられることとなり。
その期限が今月末(明日)に迫った今になって、という次第です。


元々、それまでの流れから腰掛け的なつもりでの工房だったものの結局六年、
借りる折の縁、それまでそれからの繋がり、
思い返せば同居作家諸氏や訪ってくれた方々との印象濃い場所となってくれたわけで。


古い製陶所を間仕切りした作りのため、スキマ風当然虫めら上等、
時には室内に侵入してきた天然のグリーンを鑑賞出来るような部屋でしたが、
器づくりとしての自分をぼんやりとながら組み直す、
代えがたい時間を過ごさせてもらえたことにありがたく思いつつ。


残るは僅かに明日一日。
同じ瀬戸市内の移転工房への荷運びもおおかた済み、
がらんどうでやけに音が響き渡るようになった部屋で、
音量上げてトム・ウェイツハンバートハンバートでも流しながら、
仕上げの掃除でもしましょうか。



さらばノダマス工房。

感謝を。

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