ergo sum

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 「女性が輝く」解答例?

前回の入試問題で、yoccyann様とsinko様から優秀な解答をいただいた。冊子に正答例はなかったのだが、一応私の解答も作ってみました。でも閔妃がよくわからなかったので、減点5点かな? 
(固有名詞が出てきますが実在の人物とは関係ありません)

かつてカルタゴの女王ディドーはゆきずりの旅人アエネイスに恋してしまい、洞窟で濡れ場を演じるなど、施政者には禁じられていた青春の輝きをつかのま謳歌したが、見事に振られてしまい、自ら薪の中に飛び込んで自害した。ワルキューレ(半神の女戦士)のブリュンヒルデもまた、夫ジークフリートに裏切られたと勘違いして愛馬グラーネとともに薪に飛び込んで壮大に炎上し、ついでに神々の天上界をも消失させる。政治や戦争といった男性限定領域に踏み込んだ女が最終的に炎の中でその身を輝かせるのは、こうした文芸作品のみならず、異端の咎で火刑に処されたジャンヌ・ダルク(男装が異端認定の理由)などの実在の人物が示すほど、古今東西に顕著な傾向である。またインドのサティーという寡婦の焼死自殺慣行のように、女性の輝きが社会制度化されたものもある。
近年日本でも、顕微鏡につきそうなほどのつけまつげとヴィヴィアンの指輪を輝かせてSTAP細胞発見を謳った小保方晴子氏は博士号剥奪後の現在でも掲示板を炎上させ続けている。「女性の活躍」を謳った2014年の第二次安倍改造内閣では、ハイセンスなブランド服やベビー服を政治資金で誂えた小渕優子衆議院議員はデータ保存PCのHDDに「ドリルで穴」を開けて火花を散らしたし、アントニオ猪木並みの真っ赤なストールを着用した松島みどり法相(当時)は「団扇と言われれば団扇のかたち」をした物体の配布をめぐって蓮舫議員をヒートアップさせ、奇しくも二人が同日に辞任し、世の女性を生き生きと輝かせることに貢献した。