2012-04-19
【全国学力・学習状況調査の実施にあたって】
4月17日 全国一斉学力テスト(全国学力・学習状況調査)が実施されました。
全国一斉学力テストは、2007年、43年ぶりに復活し当初は全員参加の方式でしたが、
点数競争で教育をゆがめる
学力向上に役立たず、無駄遣い
と批判が起こり、事業仕分けで、2010年から約3割の学校を抽出して実施する方法になりました。
流れとしては、縮小の方向で進むのかと思いきや、従来国語と算数・数学だけだったのが、今年度から新たに理科が加わり、教育予算が減額されている中で4億円も増額して実施しました。また、文部科学省は来年度以降、数年に1度の割合で全員参加方式を復活する方針を打ち出しています。
これに対して 全教 教育文化局長の談話が発表されましたので紹介します。
■談話−2012 年度の全国学力・学習状況調査の実施あたって 2012 年4 月17 日
「競争と管理」の教育をすすめる全国一斉学力テストの中止を強く求めます 全日本教職員組合(全教)
1.文部科学省は、本日、「全国学力・学習状況調査」(以下「全国一斉学力テスト」)を実施しました。「平成24 年度文部科学関係予算」は、期待された小学校2 年生の35 人学級のための定数改善はされず、義務教育費国庫負担金が70 億円の減額となったにもかかわらず、「全国学力・学習状況調査の実施」には4 億円増の40 億円が計上されました。国語、算数・数学に理科が加えられ、来年度「きめ細かい調査」として悉皆調査の準備を行うとしています。一昨年、抽出調査に変更された全国一斉学力テストは、昨年は東日本大震災と東電福島第1 原発事故により希望調査のみとなり、二年ぶりの抽出調査となりました。今年度の全国一斉学力テストは、4 月12 日現在の文科省発表によると、抽出30.5%、希望50.7%を合わせた81.2%の実施率(小中学校合計)となっています。
2.全教は、これまで、全国一斉学力テストは、子どもたちと教育に対する「競争と管理」を強め、子どもたちと学校をテストの点数によって序列化し、教育の格差づくりをすすめるものであると、厳しく批判してきました。
今回のテストから理科が追加され、小学校では午前中の4 時間がすべてテストで埋まり、午後にも「児童質問紙」が行われました。中学校では、テストが5 時間目まで続き、その後生徒質問紙への回答となっています。子どもたちの負担は極めて大きくなっています。
また、東日本大震災と東電福島第1 原発事故により仮設住宅での不自由な生活を余儀なくされた子どもたちが自宅に帰る見込みもたたず、他校の間借りで授業が行われているところもまだまだ数多く残っている中での実施であったことも重大です。
さらに、一昨年と同じ一部の民間企業・教育産業がデータをすべて管理する問題もそのままです。その中には、3 教科の点数とともに、生活や学習環境のデータなど、プライバシーとしての内容も含まれます。
全教が行ったアンケート調査においても「これまで宿題はなかった春休みに、小学校5 年生と中学校2 年生だけ宿題がだされた」「昼休みを削ってドリルの時間を増やしたりしている学校がある」「夏休みに補習を強要し過去問などをやっている」など、子どもたちの負担は増やされています。また、「全国一斉学力テスト対策の授業が年度初めに行われ進路が遅れた」「テスト対策用の授業が公然と行われる。テストの練習を事前に何回も行う」「小学校では事前の練習、更に、『漢字ドリル』『計算ドリル』などドリルが一気に入り込んだ」など、子どもたちの実態や願いを無視した教育課程が押しつけられる事態も深刻です。
2010 年に出された国連子どもの権利委員会第3 回勧告は、日本の教育制度について「高度に競争主義的な性格が、いじめ、精神障害、不登校・登校拒否、中退、および自殺の原因になっている」と指摘しました。これは1998 年の第1回最終所見から繰り返し指摘されてきた内容です。
全国一斉学力テストは、この指摘に応えないばかりか、いっそう競争を激しくし、教育の営みを破壊するものであることが明確になっています。
3.すべての子どもたちに豊かな学力を保障することは、父母、国民の願いであり、学校づくりの大切な柱です。そのためには教育予算をOECD諸国なみに増やし、教職員の増員と、少人数学級の前進など教育条件の改善こそが求められています。全教は教育の営みを破壊する全国一斉学力テストの中止を改めて強く要求し、抜本的な教育予算増と教育条件改善とともに、子どもたちの実態にもとづく一つひとつの学校からの学校づくり、教育課程づくりのとりくみを前進させる決意です。
以 上
2012-04-15
【TPPシンポジウムに300人】
4月14日 山形市ビックウィングで「TPPシンポジウム 〜どうなる?東北・山形県の地域、くらし、農業、雇用〜が開かれ、県内各地から300人の参加がありました。
岩手県生協連会長理事 加藤善正氏より、TPPのモデルとなっている韓米FTAの実態から、「損か得かの問題ではなく、国の主権が侵される問題だ」と報告がありました。
その後のシンポジウムでパネリストから次のような訴えがありました。
山形農協常務理事の 後藤 秀司氏は「残留農薬が緩和され、食の安全が脅かされる」
至誠堂総合病院副委員長の伊藤 英三氏は、新型インフルエンザの死亡率で、アメリカが異常に高かったのに対して日本が非常に低かったことを例にあげ、「米国の業界が混合診療全面解禁を求めてくる。医療格差が米国のように広がる」
山形県生協連会長理事の 岩本 鉄矢氏は、「国民の健康より、企業の利益が優先される」
衆議院議員高橋ちづ子氏は、国会での政府の答弁を報告し「オバマ大統領はTPP参加で雇用を増やすと約束しているが日本は増えるますかという質問に対して、野田首相は雇用の増減については分析、試算はできていません、と答弁。TPPは復興の後押しになりますかという質問に対して、後押しするものだと確信しております、と希望的観測でしかない。総理の言う国益は国民の利益になるのですかという質問に対して、協議中で具体的コメントはできないという答弁しかできない。まったく国民より、米国、財界の利益優先であることがはっきりした」
2012-04-14
【消費税大増税ストップ!県都集会】
4月11日、山形県の消費税廃止各界連絡会と国民大運動実行委員会が、12日の中央集会に呼応して、山形市で「消費税増税阻止県都集会」を開きました。
小雨の降る夕方、のぼり旗や横断旗を掲げ、民主党政府の消費税増税計画を何としても阻止しようと60人が参加しました。
集会は、各界からの決意表明、「消費税増税法案の撤回を求める決議」の採択が行われ、その後、市内をデモ行進し、「消費税増税を許すな」などのシュプレヒコールを繰り返しました。
くらしと経済がどん底に引き落とされます 日本経済の6割を占める家計消費を冷え込ませます
多くの中小企業が5%ですら転嫁できずに人件費を削りながら消費税を納めています。
財政危機をさらに深刻にします 過去の例を見ても、消費税を増税しても、他の税収が減って逆に税収が減る
「社会保障と税の一体改革」というが社会保障が良くならない これまでも消費税は「社会保障のため」と言い続けられてきたが、「消費税のために社会保障が良くなった」ということは一つもない。
学校現場でも消費税が増税されたら、教材教具はもちろん、給食の食材費だって値上げされます。今でさえもどうやったら保護者負担を減らせるかと頭を悩ませて、ぎりぎりで行っているのに、保護者の負担を増やさざるをえなくなり、ますます家計を苦しめ、子どもの笑顔を奪ってしまいます。
次のことをすれば社会保障が充実し、経済危機を乗り越えられます。
無駄遣いを一掃させる
「応能負担」の原則・・・お金のある人から納めさせる
国民の所得を増やす経済改革
2012-03-28
【NO NUKES 2012】
音楽家坂本龍一氏とアジアン・カンフー・ジェネレーションの後藤正文氏が「脱原発」をテーマにした音楽フェスティバル「NO NUKES 2012」を7月7日8日両日に千葉県幕張メッセで開催することを27日明らかにしました。
東京電力福島第1原発の事故から1年たっても収束のめどが立たず、国の原発やエネルギー問題への明確な姿勢も見えない中、避難住民の不安が続いているという状況を受け、音楽の力で脱原発を訴え、二度と過ちを繰り返させないという目的で企画されました。
出演予定者は
ASIAN KUNG−FU GENERATION
Yellow Magic Orchestra
難波彰浩
HIFANA
BRAHMAN




