山46: 剣山 Part1


2011.01.01



四国より明けましておめでとうございますッ
    1月1日 元旦のトレッキング記録です!



  ちなみに年越しは震えながら
         寝ていつの間にか終ってました(爆)




【 山 】 剣山(ツルギサン)

【 所 】 徳島県三好市美馬市、那賀郡那賀町

【標 高】1,955m

【ルート】見ノ越駐車場06:40→剣山山頂08:40→見ノ越駐車場11:40

【総距離】 約 3.8km

【荷重量】 未測定

【所要T】 約5時間(休憩含)

【バッジ】 取得





剣山は名前からして尖がっていそうだが
そうではないらしい。
ルート構成時も単調な往復、ガレ場等が
無い事とか、石鎚山と比べれば楽な山行である。
勿論積雪状況は考慮してないが…



《桑平の除雪された雪道》


冬季剣山の最大の難所はそのアプローチにある。
国道438号から先にある桑平の峠道。
ヘアピンが多く道幅は狭い。
そして脇は絶壁と悪状況。
そんな道が永遠と約20kmもあるのだから
たまらない。



そこでさらに追い打ちをかけるのが雪だ。


真冬の間、桑平より峠の見ノ越は夜間閉鎖。
南一部の区間は「酷道」扱いとたちが悪い。
また見ノ越から西・東に抜ける道は完全閉鎖。
四国ってそんなに雪降るんすか…


剣山登山成功のカギは、山道ではなく車道にある
かもしれない…(汗)



前日現地入山地点の見ノ越まで行ってみる事に。
向かう途中で現地住民に脅され、気落ちし早くも
撤退が脳裏を過る嫌な心境である。





《引き返すキャンピングカー》
それでもお神は味方してくれたのか、丁度本日除雪が
行われて軽快に進む。
途中一台のキャンピングカーが立ち往生していた。
高知へ抜けたいらしかったが、この除雪帯の坂を
登れないのでは話にならないだろう。
引き返すことを促し別れる。




《登山口である見ノ越に到着》
桑平に入ってから約1時間をかけすでに念願扱い
である登山口、見ノ越に到着する。




《水を忘れたので初めて雪から作ってみた》

見ノ越ロープウェイには屋根付駐車場があり
雪が舞う中この待遇には恵まれた。
時刻は17時過ぎ。
このまま現地泊と決め夕飯の支度をする。
雪で水を作った為、結構小さな植物片が多く混ざる。
丁度ドリップコーヒーをいくつか持ってきていた
ので、代用ろ過器として漉した。


出来上がった水はほのかにコーヒー臭い。(笑)



2階ベンチに登山者がいた。
話をするとさっき剣より下山し夕食中で
これから10km先に停めた車まで歩いて
戻るのだという。
そうなんですか、そうなんですね。
そんなところなんですね。
降ったら来れないんですね。
降ったら戻れないんですね。



      (まい・わーるど展開中)



ただこの時期は元旦登山が活発で有り
山頂の小屋は期間営業をしていて、すでに
何組かは登っていっている。
翌元旦も同じく多くの登山者が訪れる事を
知り情けなくもほっとした。





19時、雪が降り出す。
しんしんと降る。
明日はどうなっているんだか・・・
天候の安定を心から祈りながらシュラフに包まる。


外は−15℃と冷え込むが、車内は−7℃と思いのほか
下がらず助かった。


自分は緊張してなかなか寝付けなかったが
相方は早くも眠りについた。
そんな性格が羨ましい・・・



おやすみなさい。ビビリな自分。(弱)




《登山準備》
目覚ましの音と共にとりあえず震え上がる!
さみー!
でも、車泊のうれしいところはエアコンという
近代兵器完備。
多少暖気させ固まった体を解すとする。


朝食後再パッキング。
常時雪道だろう、アイゼンは初めから着ける
ことにした。




見ノ越の朝、降雪は落ち着いている》



《剣神社本堂》
住職がせっせと雪かきをしている。
はやり百名山である剣には初詣に訪れる
人は多いのだろうな。
昨日上がってきた桑平は悪路とはいえ
除雪はされ向かいいれられる条件は整っている
わけだ。
よっぽど吹雪かないかぎりは…(笑)


「どうも、明けましておめでとうございますッ!」




《入山》
剣神社を抜けるとすぐに登山口にあたる。
前日入りした方たちのおかげでトレースはばっちりだ。




《ア・・・》
やっちまったよ…


あっしが持っているキャメラは電源ONするとレンズが
本体より飛び出るタイプ。
残念ながら防水機能はない為専用シートに入れて
使っていた。


シートの容量はあまり大きくない。
まぁそれ様に作ってあるわけじゃないだろうし
当然と言えば当然だ。
やはり無理があったのだろう。
レンズを押さえ続けていたらしい。


今になってフォーカスが合わない。
「システムエラー」
しばらくいじくったが直らない。(汗)



あ、うそ、写真撮れないジャン(汗)



撮れないじゃん(汗)




あああああああああああああああああああああ(泣)
カメラばかーーーー!!(やつあたりである)
 








   以降は相方の健闘により思い出を残すことが
    できました。
     この場をお借りしてお礼申し上げます。
      ありがとーッ!(喜)





《道中より望む景色》
すばらしい、晴れてきているではないか。
気分は高鳴る。




《初めの樹林帯を抜ける》
視界が開けるとどうしてこんなにも気持ちの良い
ものなのだろうか。
無雪期の単調な山道も、ある程度その景色に楽しみ
を覚え、飽きない場合もあるが、所詮場合である。
雪一色の山肌はいつみても何とも言えない感覚に
なる。
自分の臆病なところが表面化しているせいか
うわ〜こんなところに来ちゃってるよ〜頑張ってるよ〜俺
みたいな自己満足がウズウズする。
あと神秘的…(キモイ)


もう変体ですね(笑)


だが、今の気分はあまりすぐれていない。



か、カメラが壊れて景色が撮れないのは苦痛だ。(泣)



剣山頂はガスの中だった。
しかもガスの流れは速い。
こりゃ寒そうだ…(寒)




《ロープウェイにしじま駅》
無雪期にはフル回転!
かどうかは知らないが、とりあえず冬季は休止中。



鳥居横に立て看板。
「剣山頂上ヒュッテ期間営業中」
12月30日〜1月4日までのために
再度開放することは一苦労であろうに。
登山者にとってはとてもとても嬉いことだ。




一部の岩、ガレはむき出しだった。
アイゼンをキリキリ泣かせ滑らないように
登る。



下界に昨日上がってきた桑平の峠道が見えた。
帰りも天候崩れなければいいが…




尾根は場所によって痩せている。
無雪期の道を知っているわけではなく今ある
トレースがあくまで命綱である。


また、ここまでくると風が跨いで通り抜ける
ので多少体を振られる。
ピッケルの出番だ。



《刀掛》
工程の7割は登った。
この刀掛には小さな社がある。
そこでお賽銭を入れずに(おい(笑))鐘を鳴らした。
だって今財布とるなんてめんどくさいんですものッッ(汗)



《最後の登り》
目の前のガスの流れが速い速い。(速)



そんな中眩しいものがチラホラ見えた。
そうか〜今日の太陽は今年初めて見るんですねーッ!
随分と遅れたが元旦太陽とのご対面です。(笑)



トレースは常時あるわけではなかった。
常に風が抜けるところは1時間ともあれば埋まってしまう
のか、距離はほとんどなかったが腰ほどのラッセルになった
箇所もあった。
一瞬みると道が消えたって思うほどだ。(笑)



《あぁ小屋だ。》
もう今までのような樹林帯ではなくなった。
山頂はいよいよ近い。








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