2011-12-26
燃え尽きました、eichiです。最高でした。
■[エロゲ][雑記]『【感想】 10年越しの冬が終わった。WHITE ALBUM2に心からの感謝と愛をこめて』

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まずはなんとかしてネタバレなしで
正直、こうして感想を打とうとキーボード打ってみたらいきなり涙がこぼれたとか流石に初めての体験です。
作品読んでる時も涙が確かにでたんだけど、たぶんそれでも我慢していたものがこぼれ堕ちたみたいです。って、別に涙流した合戦をしたくてこうやって感想を書くんじゃない。
ほんと、気付いたらしゃくりあげて泣いていました。大人になったのにみっともない、ほんと。
だから、ありがとうWHITE ALBUM。おかえり、WHITE ALBUM。俺の冬は全力で終わりました。
こうやってブログこっそりネットで初めて数年になるけど、そんな邂逅と再会と、そして感動に、このブログがこれで消し飛んでもいいって気持ちで『WHITE ALBUM2』という作品の感想とか吐露について全力で書きたい。
そのくらいこの作品ってのは、自分のエロゲ人生においていろんな感謝と懺悔を破壊させて、10年越しの冬が終わった感じです。残念です、ほんと終わっちゃったって。だって止め所ないんですもん、無理っすよ。
こんな我侭な気持ちを全力でここに書くのは正直らしくないって思うけど、それをこじ開けた作品ってのが『WHITE ALBUM2』という作品。
この作品は自分の一言でなんとかして搾り出すと『頑張れ! 頑張れ!』って作品だと思う。
人は生きれば成長するし、幸せになっていいんだよって、応援エロゲ作品。そんな感じです。
お願いだから、この作品を寝取られとか恋愛描写の残酷さだけで語ってはいけない気持ちが自分を支配している。
どう考えても『頑張れ春希! 頑張れ雪菜! 頑張れかずさ!』って、人を心から応援したくなる作品、そして幸せにしてあげたい作品だって自分の中では決心しました。
この作品のテーマというか…………もうそんなことはどうでもよくて、いろんな人物達の物腰、弱さ、強さ、儚さ、友情の素晴らしさ、生きる意味、生きる糧、大好きな人、大嫌いな人、趣味、時間、仕事、欲望、性欲、愛情、恋、失恋、別れ、感謝、笑うこと、怒ること、叱ること、罵倒すること、虚勢をはること、相手を騙すこと、相手を敬うこと、失望すること、落胆すること、堕落すること、希望、憧れ、真剣さ、誠実さ、憎めなさ、断りきれない難儀な性格、堅物、ヒステリック、母性、家族、姉弟、夢、目標、葛藤、ずるいこと、先輩を敬うこと、同輩を敬愛すること……きり、ないっすねw
つまりは、そして人間を大事にすること。
自分が覚えていたWHITE ALBUMって初作はそんな作品じゃなかった。
WHITE ALBUMってのは『冬と雪に身を静かに浸す』って作品だと思って自分の中で大事に大事にしてきた作品です。
でも続編の今作は『雪に、そして冬に身を浸す物語だったWHITE ALBUM。それは時が経って冬の寒さを暖め、雪を溶かす暖かい物語』になってました。
なんだかんだいって、WHITE ALBUMとかPOWDER SNOWとかずっと聴いていたエロゲソングです。大事な曲でした。遺伝子に作品ごと刻まれていたみたいです。自分はもしかしたらそんな愛していた曲に捕われていたみたいです。
でもWHITE ALBUM2のお陰で卒業です。WHITE ALBUMって作品に関して、自分は成仏しました。今後は知りません。
そのくらい気付いたら精神も体力も寝る間も削って楽しんで満足して終わりました。今後に……もしまた10年後にWHITE ALBUMが出ても自分はプレイ出来ないと思う。そのくらいこれは完璧だ。
WHITE ALBUM2ってのは、誰かに恋をした人なら致命的な思い出を掘り起こす作品じゃないかな。それは見事に、残酷に。僕はそうでした。
こういった感情の息吹を宿したのは丸戸さんというシナリオライターだと思う。
初めて丸戸さんというシナリオライターさんを本気で嫌悪して本気で好きになったと思います。
果たしてキャラクターが書いているうちに勝手に動いて丸戸さんの筆を動かしたのか? それとも最初から全てプロットとか含めて完全に再生できたのか? それは自分では分からない妄想だし、別に知らなくていいことだとは思います。
でも丸戸さんの『WHITE ALBUM2』で創った人物ってのは最初から最後までゆらいでも歪みない。それが本当に怖かった。
これほど読んでいて喜怒哀楽を沸騰させる読み物があっただろうか、ってそんなこと思います。
エロゲやってて、いろんな素敵な作品。自分を救ってくれた作品。ほんといろいろありました。
WHITE ALBUM2は、その中でも……いや、自分が今までやった全作品をぶちぬいてこの作品を自分の棺桶に抱きたい!……そう思いました。
あ、一応、ここからはネタバレ有りです。気を付けてください。
10年。ここからは我侭に書きます。
ほんと10年ぶりでした。WHITE ALBUMという作品をプレイするのは。
冬馬かずさが春希の前に現れて、その春希の恋心を有頂天に沸騰させてしまったのと同じで、あれだけ昔にプレイした『WHITE ALBUM』って作品の続編の文字を見た時に自分は全力で泣いてしまった。
せめて、自分の青春を支えてくれたあの作品の続編。だから、この作品に全精力を注ごうって、疑いながらも思いました。
結論から言うと信じていて良かった。
WHITE ALBUM2 -introductory chapter-は自分にとってはWHITE ALBUMとは似て非なるものでした。ほんと、丸戸さんって感じ。キャラが変態で異色で、サブの友達キャラがめちゃくちゃ良いキャラって。
浜田さんはすげえ熱血漢でこんな人と仕事してみたい!って思ったし、そんな会社メンツキャラも良かった。
メインは雪菜がとっても粘り強くて、自分は惚れました。あんなヒロイン見たことない。
でもなんか釈然としないものがあって、こうやってヒロインの痛みばかりでいいのかって? WHITE ALBUMって痛いだけじゃないんだって、そんなつまんない葛藤がありました。
でも今回のWHITE ALBUM2 -closing chapter-のほんと冒頭をプレイした時にそれは消えました。
主人公は大学生で一人暮らし。
そんな主人公の周りには『本当のヒロイン』から逃げる道が用意されている。
そんな追加の面々と言えば、大学の同級生、バイト先の後輩(しかも友達が春希の塾先教え子……という家庭教師とのニアミス)、仕事先のキャリアウーマン。完全に被せつつ外して成長させてきたなって。嬉しくてワクワクしてたまりませんでした。
実際、和泉のキャラと物語はとてつもない破壊力がありました。あれぞWHITE ALBUMですね、ほんと。
何を目指していいのか。何を信じていいのか。そんなことが分からない、そして模索している大学生ってキャラ達がどんどん大人になっていくっていうリアリティ。
既にこんな要素で結構初作へのリスペクトを感じて、あ……そうだ、そういえば大学生とか社会人って造形を書ける事に関しては丸戸さんは既に実歴あったし、自分を感動させてくれた人だったって今更気付いた。
で、そんな『逃げ道ヒロイン』達を攻略している時は相当楽しくて懐かしかったですね。
ああ、俺ほんと馬鹿だって。ヒロインからヒロインに自分から逃げるんですよ? それ以上に刺激的なことって意外にそんな選択肢はエロゲやってて10年間無かった。
で、逃げこんだヒロインの物語を見るたびに雪菜が本気出してるんですよね。常に小木曽雪菜ってヒロインは全力なんだけど、あの喫茶店の泣きシーンとか椅子から自分は落ちた。あれはとても悲しい。
雪菜は負けてないみたいですよね。本当に負けたのはこれだけボリュームある作品でワン√だけ。その他は彼女にとっては負けても決着もしてない。むしろ決着いらない、くらいな。
WHITE ALBUM1で森川からずっと逃げていた自分にとっては、それこそ落ちて来た堕天使ヒロインです。最高です。雪菜、じゃなくて雪菜さんって呼ばないといけない気もします。
10年経って発売されたWHITE ALBUMは『2』という続編の系譜を背負って、自分同様成長していました。作品って成長するんですよね。そして懐かしいんですね。
あの頃、森川由綺ってヒロインがどうしても受け入れることが出来なくて、他の全部のヒロインに逃げていた自分。
そして10年経って発売されて、その前作の要素を全力リスペクトで背負った作品をやった自分は小木曽雪菜というヒロインに完全ベタ惚れしたこと。
作品を通じて、自分が成長したかは知らないけど、明らかに変化していた。その事をエロゲで感じる嬉しさっては、なんだか凄く心地よかった。
続編、思い入れ……って意味で自信を持っていえる作品って、現存している作品だと自分はWHITE ALBUMだけなんですよね。まるで冬馬には春希しかいないってそんな感じで。
と、いきなり感情割愛して大事なことだけ語りたくて全力で。
俺は雪菜が大好きだし、このキャラが一番だと思う。粘り勝ちだし、何より堕天使さん最高だ。
でもね。でも、雪菜に汚染されたんだとも思うけど、雪菜、かずさ、そして春希……皆が幸せになって欲しいって心底思ったんです。誰よりも願いに忠実で欲望を隠し強く持った彼らに最高の幸せを。
だから自分は雪菜のHAPPY ENDしか無いって思ったくらいです。あれが真章だって。
雪菜がジャンヌダルクに見えた。かずさも本当に格好よかった。春希も最低で最高だった。武也は自分が見た最高のエロゲ親友キャラだと思う。浜田さんみたいな人と仕事してみたい。萌のまっすぐさはとっても可愛い。依緒こと依緒ナズンさんとの恋わずらいに関しては一番実は泣いたかもしれない。
武也と依緒のあのEDロールでこっそり手を繋いでる絵とか、思わず画面に向かってガッツポーズしてしまった。
そしてなにより皆が歯を食いしばりながら大人になっていくのに感動した。
で、あの場面です。三人の雪が溶けて、新しい楽曲制作に向かい始めたあの5年越しの合宿一週間の場面。
これをたぶん心のどっかで待ち望んでいたんですよね。自分。
初めてです……あんな経験。全然テキストとか声優さんのボイスとかが頭に入ってこないんです。泣きそうに我慢しながら、雪菜とかずさと春希がこうやって集合したことのあまりの嬉しさだけが胸を締め付けててしまって、それだけで満足してました。
あの雪菜のHAPPY話の凄いところは、そんな雪菜のモンスターっぷりと、それに応える友人達の描写が美しすぎて、そして何より暖かいです。
いいと思う。あんなHAPPYENDがあっても。誰もが幸せになってもいいんだって勇気を貰いました。
頑張れ、春希! 頑張れ、雪菜! 頑張れ、かずさ!……馬鹿な話だけど、本気でディスプレイに向かって叫びながらプレイしたエロゲなんて初めてです。たぶんこれが全てを物語っています。
お前ら、ほんと馬鹿で素敵で最高だって、ほんとありがとうWHITE ALBUM2って。
なんかもう面倒くさいっすね。語るよりは宝物としてしまっておきたいですね。……って、見直してこんだけ文字打った自分が言うのもアレですが、ほんと。
雪菜のHAPPY ENDには、WHITE ALBUMって物語の懺悔と感謝が全力でつまっていたことに……今でも感動しています。それこそ明日からの仕事がままならない程に。
名場面なんていっぱいありますよ。
雪菜とかずさのビンタ応酬場面なんて爆笑しながら泣いたし、かずさに謝罪されてコンサート聴いてる武也が『友達じゃんか』とか言った瞬間は本当に涙が止まらんかった。お前らほんと頑張った!って。
それから春希がcodaで、自分の大事な場所(ファミレスとか会社とか大学の和泉思い出とか)を巡りながら自分の成長には絶対に誰かの恩があるって確かめながら歩く場面はすげえありがたかった。人として少し優しくなれた気がします。
……そう、優しくなれました。この作品があまりにあったかくて雪とか冬は終わりを告げました。
言います。別れを告げます。
ありがとうWHITE ALBUM、心からありがとう。
俺はブランクあけても、今こうしてエロゲやってて良かった、出会えてよかったです。ありがとう丸戸さん。信じてきて良かった、こんな瞬間あるんですね。
3がもし出ても絶対にプレイしない。これが自分のWHITE ALBUMの終着点。そう、自信をもって感謝を懺悔をしてこの打撃文を締めます。
WHITE ALBUMを聴きながら、今日は寝ます。では、良い春を。



