今晩の『タモリ倶楽部』の元ネタ(推定)

今晩の『タモリ倶楽部』では、過去の雑誌記事からカーセックスの変遷をたどるというテーマで、タモリ以下、渡辺祐山田五郎鴻上尚史というメンバーが色々と語り合っていた(ただし4人ともカーセックスの経験はこれまでに一度もないらしい)。邪推するに、この企画の元ネタはおそらく、最近講談社現代新書から出た井上章一&関西性欲研究会の『性の用語集』(ISBN:4061497626)の「カーセックス」の項(執筆は広島国際大学講師の西村大志)だと思われる。この本、今度の『ウラBUBKA』の書評でとりあげるためぼくもつい数日前に一読したばかりなのだが、「セックスをHと呼ぶことは戦前にもあったが、戦後とは語源が異なる」とか、「大手コンドームメーカー・オカモトの社史にはコンドームという語が2ヶ所しか登場しない」とか、はたまた「往年のプロレスラー、ボボ・ブラジルの『ボボ』とはポルトガル語で『バカ』を意味する」などといった具合に、タモさんの喜びそうなトリビアがたくさん見つかる一冊である。いままでに用語集や小事典の類いをかなりの数出してきた現代新書の中でも、これはかなり異色のものではなかろうか。
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余談ながら、わたくしはここ7年(8年かもしれない)近く、『ストリート・シュガー』(サン出版)という素人ヌード専門誌で毎号、読者ヌード*1のコーナーを担当しておりまして*2、その原稿を書く際の参考にするためモデルの女の子たちからとったアンケートによく、「カーセックスの経験あり」と書かれているのを見かけるのですが、そこに添えられた感想には「(クルマの中は)狭いから嫌い」というものが結構多かったりします。実はカーセックスって、男はともかく女性にはそんなに人気はないのかも。

*1:モデルになってくれる女の子はだいたい、同じ版元から出ているレディコミ誌の広告などを見て応募してくるようですよ。

*2:といっても、その撮影には一度も立ち会ったことがないんですが。