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「ウェブ時代 5つの定理」制作秘話と感想
梅田さんからのメッセージ
制作秘話

「本の粗製濫造だけは絶対にしたくない。ぼくは世の中にたいして本当に意味のあるものを作りたいんだ」

ぼくは、『ウェブ進化論』がもつ言葉の強度はいったい何なのだろうと、考え続けていた。単にウェブをめぐる時代の潮流をわかりやすく書いた本ではない

そんなことを十数年続けるうちに、蔵書は一万五千冊を超え、ウェブ上から集めてきたデジタルデータも膨大な量あるといった。

明るい前向きな言葉をシャワーのように浴びながら、その言葉が正しかったんだという事実

そういう言葉を発したり受けたりしながら長い期間生きることがどれほど精神的によいのか

一度決めた構成も毎週のように変更される。まるでニューロンが次々と新しいネットワークをつくって複雑に絡み合っていく感じだ。

心から楽しそうに話す

その生きた言葉が、ともすると収拾がつかなくほどの膨大な情報の中から真に必要なものを抽出し、明晰な流れをつくる道筋となった。

梅田望夫一切妥協のない書き手だ。

「質問によって走らせる」本づくり

答えることで、理解やそれに基づく発想に潜んでいる矛盾や問題点に自ずと気づかされる。その自発的な気づきを促したいがために、梅田さんは問いを発しているのだ、と。

 梅田さんは、会えば会うほどに「清々しさ」を感じる人だった。ノンフィクションの書籍であまたの著者と仕事をさせていただいているが、人間、齢を重ねれば人格もそなわるがそれなりのアクも出る。四十代半ばを過ぎて、生きる姿勢に清涼感を漂わせている人は稀有だ。偉ぶらない、建て前でものを言わない、陽気といった資質もあるのだろうが、この清々しさはどこからきているのだろう、とずっと考えていた。

「本物」はみんなこういう風に勉強している。
明治維新のときも戦後の復興のときもそうだった。
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