■
ムバラク元大統領は、2011年に民主化を求める市民の反政府デモによって辞任に追い込まれたあと、反政府デモの参加者の殺害を指示した罪などに問われ、おととし終身刑を言い渡されましたが、検察側、弁護側双方の申し立てを受け、審理をやり直す裁判が行われてきました。
エジプトの裁判所は29日に開かれた判決公判で、元大統領に対し無罪を言い渡しました。
また、元大統領が併せて起訴されていた天然ガスの輸出にまつわる汚職の罪についても無罪としました。
ムバラク元大統領は、ことし5月、公金を横領した罪で禁錮3年の実刑判決を受けているほか検察側が上訴できることからカイロ郊外の軍の病院での拘束が続く見通しです。
3年前の反政府デモでは治安部隊による発砲などで数百人が死亡しただけに、今回の判決を受けて強権的な支配体制からの変革を求めて民主化運動に参加した若者たちが強く反発することも予想されます。
ムバラク元大統領は、2011年に民主化を求める市民の反政府デモによって辞任に追い込まれたあと、反政府デモの参加者の殺害を指示した罪などに問われ、おととし終身刑を言い渡されましたが、審理をやり直す裁判が行われてきました。
エジプトの裁判所は29日に開かれた判決公判で、検察の手続きに不備があったとして公訴を棄却し、ムバラク元大統領に事実上の無罪判決を出しました。
検察側は上訴するかどうか近く判断するものとみられます。
AFP通信によりますと、ムバラク元大統領は判決のあと、拘束されている軍の病院から地元テレビ局の電話インタビューに答え、「私は間違ったことは何もしていない」と述べ改めて潔白を主張しました。
また、裁判所に集まった元大統領の支持者は「判決はエジプト全体の勝利だ」などと喜びを表していました。
ただ3年前の反政府デモでは治安部隊による発砲などで800人余りが死亡していて、元大統領による強権的な体制の変革を求めて民主化運動に参加した若者のグループは「われわれはあくまで犯罪者の責任を追及していく」とする声明を出し強く反発しています。
ムバラク元大統領は、2011年の反政府デモによって辞任に追い込まれたあと、デモの参加者の殺害を指示した罪などに問われていましたが、エジプトの裁判所は29日、事実上の無罪判決を出しました。
地元のメディアによりますと、判決を不服とする若者などおよそ1000人が首都カイロで抗議デモを行ったほか、北部のアレクサンドリアやマンスーラでも抗議行動が行われ、反発が広がっています。また、ロイター通信やAFP通信によりますと、カイロの抗議デモでは参加者に向けて治安部隊が催涙ガスを発射して強制的に解散させ、治安部隊との衝突で死傷者も出ているということです。
3年前の反政府デモでは、治安部隊による発砲などで800人余りが死亡していますが、去年、軍が事実上のクーデターを起こしてからは、民主化運動に参加した若者やイスラム勢力を押さえ込む動きが続いています。
今回の判決は、「アラブの春」によって打倒されたはずの強権的な支配体制が復権する兆しとも受け止められていて、若者の間でさらに反発が広がることも予想されます。
■
それによりますと、28日午後、中国西部、新疆ウイグル自治区のカシュガル地区ヤルカンド県の飲食店街で、車で乗りつけた一団が爆発物を投げるとともに、その場にいた人たちを刃物で切りつけました。
この事件で、襲われた人のうち4人が死亡し、14人がけがをしたほか、警察が11人を「暴徒」だとして射殺しました。
新華社通信は、襲撃犯がどの民族に属するかに触れていませんが、「テロリストによる襲撃事件を果断に処理した」と伝えています。ヤルカンド県ではことし7月にも刃物を持ったグループによる襲撃事件で37人が死亡し、当局は犯行に及んだ59人を現場で射殺したとしていて、先月名前からウイグル族とみられる合わせて27人がテロを組織した罪などで執行猶予を含む死刑判決を受けました。新疆ウイグル自治区では、中国政府の民族政策や宗教政策に対して不満を募らせている住民が少なくありませんが、多数の人が死傷する事件が起きるたびに、当局は「国際的なテロ組織の影響を受けている」として、力で抑え込む姿勢を強めています。
■
29日、投票が行われた台湾の統一地方選挙は、全土の県と市で知事や市長などを選ぶもので、このうち、台北市長選では、無所属の新人で、医師の柯文哲氏が、与党・国民党の新人に得票率でおよそ17ポイントの差をつけて初当選しました。
記者会見した柯文哲氏は、「この結果は、台北市民の進歩に向けた決心をはっきりと示すものだ」と述べて、開かれた政府の実現に取り組む考えを示しました。
台北市で無所属の市長が誕生するのは、1994年に今の直接選挙が導入されて以来、初めてです。
これで、国民党は16年間守ってきた市長の座を失うことになります。
さらに中部の台中市でも13年間市長を務めた国民党の現職が、最大野党の民進党の新人に敗れ、敗北の責任をとって、首相に当たる江宜樺行政院長は、辞任すると発表しました。
国民党の有力な地盤とされた主要な2つの市で市長ポストを失ったことは、支持率の低迷が続く馬総統の政権運営に大きな打撃となります。
馬総統は就任以来、中国との関係強化を推進してきましたが再来年の総統選挙では、中国との関係も争点になるとみられることから今後の対中政策に影響するかどうかも注目されます。
台湾の統一地方選挙で与党・国民党が敗北したことについて、中国政府は「結果に留意している」として今後の動向を注視していく姿勢を示しました。
中国政府で、台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は、29日夜、談話を発表しました。
この中で「今回の選挙結果に留意している」としたうえで、「台湾海峡両岸の同胞が、両岸関係の容易ではない成果を大切にし、関係の平和的な発展をともに守り、推進し続けることを望む」として今後の動向を注視していく姿勢を示しました。
国民党の馬英九総統は経済面を中心に中国との関係強化を急速に進めてきましたが、これに対する台湾の人々の警戒感の広がりが国民党の敗北の一因だと指摘されています。
任期が残り1年半となった馬総統の求心力は低下していく可能性があり、中国側は、台湾側が関係強化の動きを減速させるのではないかと、懸念しているとみられます。
中国の習近平指導部は香港で実施している「1国2制度」を将来、台湾にも適用して統一を果たしたい考えです。
しかし今回の台湾の選挙結果は、共産党政権の影響力の浸透に対する拒否感が示されたという点で、中国政府にとっては香港での大規模な抗議活動に続く痛手と言えそうです。
■
トインビー博士は「結果的に大衆はプロレタリアートによる反抗を通じて文明は解体される」と説いた - 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
トインビーは1914年に第一次世界大戦が勃発していたころ、オックスフォード大学でトゥキディデスの「戦史」を講義していた。その際、ペロポネソス戦争に直面した古代ギリシアと世界大戦に直面するヨーロッパ文明が類似しているという着想を得て、その視座を世界全体に拡大し、「歴史の研究」を構想した。
本質的に一神教のものである。
西欧の人間中心の一神教的な思想で世界は明らかに行き詰っている。今、世界は新しい思想が求められているのである。日本人が持つこの古くからある循環の思想こそが世界を救いうるものになるだろう。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140924#1411554981
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140428#1398681212
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140127#1390820251
■
そして「本当の日本」が動き出す日 (連載「パックス・ジャポニカへの道」) - 原田武夫国際戦略情報研究所公式ブログ
そんな我が国の不動産マーケットで今、衝撃を呼んでいる出来事がある。10億円、20億円といった比較的小規模のオフィス・ビル(=事務所用物件)が時に通常の倍の価格をつけて取引されているといった、ある意味月並みな「バブル」の話ではない。通常の売買価格が150億円を超えるような大型物件について、どうやら尋常ではない価格で取引が行われているというのである。
問題はこうした「旧財閥系」は一体どのような戦略、いってみれば「深い思考」に基づいてこの様に動いているのかなのである。その様子を仔細に観察してきたとある関係者はこう私に語った。
「彼ら旧財閥系は何も考えてはいないのです。単に予算消化のために動いているとしか思えない。どう考えても採算が取れない落札価格なのであって、種々勘案すると3年後にはとんでもないことになるでしょう」
それではその司令塔が世間で信じられているように安倍晋三総理大臣とその周辺の「ブレーン」たちなのかというと、私が非公開情報も含め分析する限り、全くそのような事実は無いのである。
安倍晋三政権内部に真の知恵者はいないのだ。
これにストップをかけないと一大事なのである。もっともここで真正面からぶつかてしまってはとんでもない抵抗にあうのであり、やり方は「昼行燈」ということになる。つまり表向きは決してそんなことに関わっているとは思えないような立場にありながら、「我が国において壊されてはならないものを守り、在るべき方向へと何も知らない人々を誘う」という役割を果たしていくのである。
我が国にはこうした「昼行燈」型のリーダーからなる完全非公開のネットワークが厳に存在する。これは「成りたいから成れる」「入りたいから入れる」というものでは決してない。私が知る限りにおいて全てはシンクロニシティ(共時性)によって成り立つ世界であり、その意味で自らの意思ではないより偉大なものによって紡がれているネットワークなのであって、本当の意味で「選民」とでもいうべきつながりである。
そうした彼・彼女らは「昼行燈」を装いつつ、何とならば自らの命は惜しまないという激烈な「覚悟」を持ちながら、「戦勝国」であった米国勢にその後の働きに応じただけの駄賃をやりつつも、必要な時には物を言い、この国を守ってきたのである。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141129#1417257349
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141126#1416998452
■
自分よりも他者の方が、自分が何をすべきか正しく判断してくれるかもしれない。ぼくはまず、何をやるべきなんだろう(迷走)。
毎日筋トレするしかない。
歩きながら考えるのがよい。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130905#1378379673
- 作者: 伊豆山格堂,白隠禅師
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 1983/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: 伊豆山格堂
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2002/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
■
- 作者: ジョン・バンヴィル,John Banville,高橋和久,小熊令子
- 出版社/メーカー: 工作舎
- 発売日: 1991/10
- メディア: 単行本
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
プロテスタントであり、これは宗教的対立の高まっていた当時の神聖ローマ帝国において、ケプラーに苦難を強いる原因の一つとなった。ケプラーの家は貧しく学校に行くことのできる環境ではなかったものの、奨学金を得て、神学校に進学したのち、1587年、テュービンゲン大学に入学し数学を学んだ。1594年にはグラーツの学校(現在のグラーツ大学)で数学と天文学を教えるようになった。1597年にはバーバラ・ミューラーと結婚。しかし翌1598年にはグラーツを治めていたオーストリア大公フェルディナント2世がグラーツからのプロテスタントの聖職者と教師に町からの退去を命じ、ケプラーは失職する。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141127#1417085294
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141127#1417085295
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141127#1417085296
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141112#1415788655
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141110#1415616085
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141110#1415616089
■
初日の30日は、京都市東山区にある南座の客席1078席が満席になり、23年ぶりに敷板が張り替えられたばかりの檜舞台で、最初の演目「藤十郎の恋」が上演されました。
「藤十郎の恋」は、俳優の男が役作りのためにうその恋をしかける物語で、人間国宝の坂田藤十郎さんの次男、中村扇雀さんが男の役を演じました。
最後の場面で、だました女性が自殺したことを憂いながらも舞台へと向かう男の心中を、中村さんが細やかに表現すると、客席からは「成駒屋」と威勢よく屋号を呼ぶ声が上がっていました。
京都・南座の顔見世興行は来月26日まで行われ、坂田藤十郎さんや片岡仁左衛門さん、それに松本幸四郎さんら東西の人気歌舞伎俳優が華やかな舞台を繰り広げます。
図書カード:藤十郎の恋(戯曲)
図書カード:藤十郎の恋(小説)
- 作者: 菊池寛
- 発売日: 2012/09/27
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 菊池寛
- 発売日: 2012/09/13
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る