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過ぎ去りし日々の徒然なる記録。

2008-11-27

Xbox 360「テイルズオブヴェスペリア」(バンダイナムコゲームス)

TOVクリアしました。プレイ時間は58時間ぐらいかな? 寄り道はほとんどしてません。

なかなか面白い、良作だったと思います。

「シリーズ最高傑作」という触れ込みには同意いたしかねますが。まあ、これはシリーズものの最新作には必ずつく冠ですけど。

私的には、やっぱり「テイルズオブシンフォニア」(TOS)や「テイルズオブ ジ アビス」(TOA)のほうが好きだし、評価は上です。

本作は点数つけると、甘く見積もって80点ぐらいかなあ。辛めにつけると70点切るぐらいかも。

評価を下げてる最大の点はシナリオです。

これもまあ、出来が悪いとかつまんないとかいうほどのレベルではないんですが、前半すごい期待できる展開だっただけに、裏切られたというか、がっかり感が強かったのです。

テイルズ オブ ヴェスペリア

テイルズ オブ ヴェスペリア


ネタバレになるのでシナリオについては後で詳しく話すとして、まずはシステムから。

基本的に、TOAの強化発展型です。

なので、ぶっちゃけ、新鮮みが薄い……。

もちろん基本的によくできたシステムですし、様々な面でTOAから強化・洗練されているので、このあとTOAをプレイするとストレス感じるのだと思いますが。

敵の残りHPに関わらず一撃死させられる「フェイタルストライク」(FS)のように、新システムも当然盛り込まれています。

このFS、決まると爽快ですけど、狙って出すには技の属性とモンスターの耐性をしっかり覚えないといけないんですよね。正直、めんどかったんで、例によってガチャガチャプレイ。決まればラッキー、という感じで。

が、このFSを使いこなすことを前提としてるのか、敵のHPが異様に多いのです。レベル自体はさくさく上がるので苦戦はしないんだけど、とにかく時間がかかってだるい。

ある意味、箱○というハードに合わせた、ゲーマー向けの仕様ですね。狙ってる層を考えれば正しいのだろうし、評価の高さもそれを裏付けているのだと思いますが、年配ヌルゲーマーにはつらいってことで。

もひとつの新システム、装備品やアイテムを合成で作るのも面白かったです。材料探しが面倒でしたけどね〜。

いや、普通に狙った材料を取りに行くこと自体はさして苦痛ではないですし、ドロップするモンスターがどこに出るか、というのもゲーム中の情報で得られるようになってます。

が、この情報がくせ者というか、ゲーム中の大陸名で表記されてるんですよね。なんとか大陸北部、とか。

しかし、どの辺りが何大陸か、というのはマニュアルに載ってないのはもちろん、ゲーム中のマップにさえ書いてありません。キャラクターの会話で時々、なんとかの街はなんとか大陸にあって〜とか出ますけど、そんなもんいちいち覚えてられません。

一応、メニューを開けば現在地が表示されるので、とりあえず移動してみてメニューを開いて現在地確認して……というのがだるかったです。

せめて攻略本には大陸名書いとけよなあと思います。さすがファミ通の攻略本。


ビジュアルについては、文句なし。

ゲーム画面自体がアニメのようです。3Dモデルで藤島キャラをここまで表現できるのかと、感嘆するばかり。TOSと比べると、まさに隔世の感がありますね。

恒例のプロダクションI.Gによるゲーム中アニメが、正直、今回さほどの出来ではなかったので、3Dモデルによるリアルタイムデモのほうが雰囲気出てました。

難点は、ビジュアルと関係ない、むしろシステム寄りの話ですが、イベントのスキップができないことですかね。全滅したあと、また長いイベントを見るのは結構(精神的に)キツい。

まあ、全滅するほどシビアな戦闘もそんなにはありませんでしたが。

ちなみに、XボタンとAボタン長押しで会話が早送りされるそうです。私はクリア後に知りましたが(-.-)。

音楽もよかったです。まあ、オープニングについては、やっぱ「カルマ」最高だったなあって話になっちゃうんですが。


最後にシナリオの話。ネタバレになるので畳みます。


本作のシナリオは大きく3部に分かれております。

第1部が終わる辺りでは、非常に盛り上がって期待してたんですよね。ユーリがラゴウを斬った辺りで。

罪だとわかっているけど、法で裁けない悪を斬る、という仕事人的な展開。

これを見たとき、ゲームでは難しいことに挑戦してるなあと感心したんです。

自身の罪とユーリがどう向き合っていくのか。仲間たちの反応は。最後にユーリ自身が己の「正義」というものに、どんな答えを出すのか……。

ひっじょーに期待して、後半の展開を見守っていたのですが……あれあれ、ほとんどスルー? 俺は俺の正義を貫く、その覚悟がある!みたいな一種の開き直りで終わっちゃいましたよ。もう萎え萎え。

信念があれば何をしてもいい、というのはテロリストの思考です。

法で裁けないならまず法を正すべきだ、とする、ユーリの親友フレンという存在をちゃんと設定しておきながら、二人の思考と行動は平行線のまま。それなのに、終盤でお互いのことはお互いが一番理解してるぜ!みたいなイベント持ってこられても感動できませんし。

本当、ユーリが自身の生き方を問い直すところが全くないので、フレンとの対比も生きてこず、結局、フレンも非常に影が薄いキャラになってます。それぞれの正義を掲げた結果、ラストはフレン率いる騎士団との対決とかになるんじゃないかとかすごくすごーく期待したんですけどねえ。

第2部の黒幕もあまりに存在感なさすぎでしたし。絶対まだなんか裏があるはずだーと信じて進めたのに、やっぱりこいつが黒幕だったとかもうね。ヴァン先生の足下遙か下にも及ばないですよ。なんかだるくなってラスレム買っちゃったのがこの頃ですね(^^ゞ。

各キャラの掘り下げ方も、TOSTOAと比べると全然浅いし。こうして見ると、やっぱり実弥島巧氏は優秀なのかなと思います。なんで本作では関わってないんだか。


まあ、私の期待した方向には全く行かなかった、というだけで、シナリオの出来自体がそこまで悪いわけではない……のかも、しれませんが。評判いいみたいですしねえ。

でもやっぱ、主人公には挫折と成長がないとね。

登場人物が様々な場面で「覚悟」というのを口にするものの、いざその覚悟を本当に問われるシーンってほとんどありませんでしたし。

「正義を貫くRPG」という割には、軽い正義だったなあというのが正直なところです。残念。

ビジュアルはほんとにめっさよかったから、これでTOAリメイクしてくれないかなあ(^^ゞ。

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