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自律分散うんこ製造システムに関する考察メモ

2011-12-18

本の棚卸12月

最近ははてなブログのうんこめものほうに書くのが多くなってるけど日記的な部分はこっちで書くように住み分けるかな。

今回も社会人として大丈夫かってくらい軽い本しか読めていないけど棚卸的に。

むつかしい本を何冊か読もうとしているのだけどなかなかまとまった時間が取れずに時間がかかる。どうやって読んでいったらいいのかな。


まず漫画から。

ヒストリエ7巻 岩明均

いまだ好きな漫画としてあげる人も多い寄生獣岩明均による歴史物。けっこうフィクション入っているけどおもしろい。紀元前4世紀のギリシャマケドニアペルシャを舞台にアレくサンドロス(アレキサンダー大王、イスカンダルとも)の書記官エウメネス視点で進んでいく。というよりエウメネスが主人公か。とても魅力的な人物でおもしろいのだけどいま連載8年目にしてようやくアレクサンドロスの学生時代に入っていていつ終わるんや、という気もしている。おもしろい。よ!ややグロシーンも多いので万人には薦められない。。


よつばと!11巻 あずまきよひこ

元気な少女よつばの日常を描いただけの作品なのだけど、とても楽しい。よつばの感性と生活・雰囲気の描き方がとてもよい。作者の画力がどんどん高まっている気がする。読むと幸せになれる。だれにでも読んで欲しい。


東京トイボックス うめ

大東京トイボックス

ぼくの尊敬するスーパーエンジニアきょろさま一押しの本。弱小ゲーム制作会社のクリエイターたちを舞台にしたお話。いいゲームとは、ものをつくるとは、仕様変更とは・・。組織の軋轢からプロジェクトマネジメントの失敗まで辛い話も多いけど勇気でてくる。ゲーム大好きな人、クリエイティブなお仕事、プログラマーな感じの人におすすめ。


午前3時の無法地帯

午前3時の危険地帯 ねむようこ

これもクリエイターな感じだけど方向性は違う。イラストレータ志望だけど小規模パチンコ系デザインをする会社に入ってしまった主人公が仕事に、そして徐々に恋に・・・。キャラの立ち方も話しの進め方も仕事のリアルさもすべて完璧すぎる。これがデビュー作ってどういうことや。どちらも短く読めてとても良い。今年最高の漫画、間違いなく。




大前研一敗戦記

ここからようやく本。95年の都知事選に伝説の経営コンサルタント大前研一出馬した時の話。政治のむずかしさ、腐り方や日本のこれからの苦難がわかっておもしろいのだけど、それ以上に大前研一の悔しさがにじみ出ていて迫力がある。ノンフィクションとして秀逸。

15年前の本なのにここで指摘されている日本の問題ほとんどそのまま、あまりの自己保身さっぷりに絶望しそう。


企業参謀 大前研一

大前研一によるコンサルティングの概要を示した本、いくつかの手法と理論がしめされている。自分の生まれる前に書かれた本だけれどその明快に描かれている分析手法はいまだ通用すると思う。そしてその手法以上に大事で学ぶべきなのは合理的な考え方な気がする。自分ももっと合理的に考える力を鍛えなくては・・。


論理病をなおす!香西秀信

詭弁について書かれた本。詭弁手法を知ることで、議論における詭弁を見ぬくことができる。無意識のうちに使いがちな詭弁を使ってしまうことへの恐怖は増える。藁人形攻撃や性急な一般化など。論理的であることを考える切っ掛けになった、かな。


武器としての決断思考 瀧本哲史

さくっと読めて一人ディベートで論理的になれる方法を解説。とりあえず比較の仕方。どう訓練したらいいのかな・

2011-11-19

読書メモ 火車 河童が覗いたインド とか

ちょっとひさびさに、読みかけがたまってることと技術書が遅々としてすすまないので小説系ばかり。

火車 宮部みゆき

このミステリーがすごい!で1位にもなったことがあって、それをきっかけにブックオフで買った本。買ってから2年くらいたってる気がする・・・。

ミステリとしてはかなり上質、物語的で事件としては出来過ぎ感もあるけど楽しめて読める。

でも多重債務者クレジットカードキャッシング戸籍情報、企業の情報管理などわりと現実的でハードなものをテーマとして選んでいて考える切っ掛けになるかも。出たのが19年前、1992と古いけどそのバブル後な感じのわびしさもにじみ出ているような気がする。

多重債務消費者金融周りの闇は、借金をかさねるのは特殊な人ではないということが強調されていたかな。そこらへんからお金を集めている消費者金融経営者・関係者、そしてそうした業界が有利になるような制度をつくっている政治家たち、そこらへんの「上部構造」の問題も掘り下げてみたいな。いまはけっこう違うかもだけど・・・パチンコとか風俗とか近いのかな

お金が集まりやすい業界、ややグレーで、世間的にも「下」に見られやすい。そこはお金があるけど行政のさじ加減ですぐに成り立たなくなる、で、そのお金でロビー活動をする。お金がかかる政治家もそうしたものを拒否できない、あるいは歓迎してしまう。ここらへんを防ぐにはどうしたらいいのかな。少なくともモラルとか罰則では難しい気がする。



人口学への招待

河野稠果

中公新書の招待シリーズ、高校生のときに人口学への招待は読んだ気がする。これは少子化高齢化を考える上で重要な指標、合計特殊出生率平均寿命を読み解く上で必須となる知識を含めた人口学の知見を解説したもの。社会科学の中ではもっとも予報精度が高いがその裏に統計学的な工夫の積み重ねがあることを見て取れる。

少子高齢化処方箋ではないが、それを考えるための基礎知識ではあると思う。あと統計学の応用手法としておもしろい。



河童が覗いたインド

妹尾河童

あの手書き文字のあれ。ヨーロッパのものもよかったけどインド編はほんとおもしろい。

インドをいろいろ探索したかのような感覚、妹尾さんの外国人としての謙虚さと観察する態度が良い。海外に行っても海外のことなんてなにもわからない。いったとき、自分がどう感じたかがわかるだけ。海外に限らず、国内の地域も人も会社もかな。



レジデント初期研修用資料 医療コミュニケーションについて

medtoolz

病院で発生するコミュニケーションの難しさと処方箋を示した本。けれど医療関係者でなくとも参考になる部分は多岐に渡ると思う。特に一般市民・顧客と相対するプロフェッショナル専門家であり期待されているからこそのコミュニケーション齟齬、問題の発生を防ぐ。

簡潔な文体と鋭い洞察は読んでいて楽しい、たまに論理的にはどうかなと思う部分があってもそれは論理でたどり着くには難しく重要な指摘もある。なんだかうまくまとめられないけどすごい本。こんな考え方したいな。リファレンスも豊富。

2011-11-14

どなたかシェアハウスいっしょにやりませんか?

これまでの経緯シェアハウスのための物件選びと不動産屋さんについてのメモ - うんこめも

どなたかシェアハウスいっしょにやりませんか?

駅近・2路線・下町・都心近・わりとしっかりした建物です。

ただ安く住むだけでなく本棚共有したりギロンしたりなんかつくったりワークショップとかできるといいなーとゆるっと考えてます。

コラボとか共同体とかいうと意識高い系でシャクだけどそんなかんじです。

孤高で孤独な一人暮らしと一線を!

いまのとこギークハウスとはライバルです。

場所は江東区

大江戸線半蔵門線 清澄白河 徒歩6分

大江戸線東西線 門前仲町 徒歩13分

なところです。

今日内覧に行きましたがなかなかよいところでした!

1985年

9階建最上階

近くには木場公園清澄庭園東京現代美術館

木場の大規模ショッピングセンターまで徒歩15分(たぶん)

予定 家賃応相談 4-5万くらい予定

キッチン広いです。鉄骨鉄筋で防音よさげです。

お風呂は古めですが並です。

できれば水曜までに連絡ください!詳細をお伝えします。

入居は12月中旬以降。

今週中に希望するひとがいなければ自分は友人邸に入居します(軍門に下ります

2011-11-08

早稲田祭での宮台真司の講演。日本の不幸さとダメなシステム

早稲田祭での宮台真司の講演を聞きに人生で初めて早稲田大学というリア充の巣窟に足を踏み入れました。

宮台真司Wikipedia)という人は社会学者でなかなか鋭い分析をしている方です。すこし年配の人にはブルセラの人、というと通じるかも。自分は大学院の頃に「日本の難点」という本がはじめてだったのですが、共同体と社会システムに関する示唆が優れていて気になっていた人です。(論理はちょっと不思議なところもいくらかありましたが・・

最近の彼の言論を追っていなかったことと、ちょうど誘われたということで行ってきたので簡単なメモをまとめて感想を書いてみます。いろいろ再構成してるので文脈や用語、もしかしたら意図まで誤ってとらえてるかもしれないです。あと講演というその場の雰囲気で話の方向が変わるもののため文字でまとめると流れは掴みにくいですがおもしろい示唆がちりばめられててなかなか圧縮できませんでした。当然、責任は自分にありますがなにか指摘してくれると嬉しいです!

感想は別途書きます。たぶん


問題:日本の不幸さとダメな社会システム

原発の事故によって日本の社会システムの問題がいっそうあらわになった。それはダメなものを変えられずに放置してしまうという性質だ。それと大きく関連するのものに日本国民に特有の不幸さがある。福島の事故後の選挙ドイツでは大きく議席の変動があったが、日本では反原発派が当選しない*1原発をやめられない社会。政治史を見ればわかるが、この問題をうやむやにして惰性で進んでいくということが繰り返されている。

自殺孤独死などの社会指標を見ても日本は異常だ。東大病院で死んだ人の3割が身寄りなしというデータがある。高齢者・家族の絆を調べる指標もどこよりも低い。幸福度調査で75位以内になることがない。なぜこれだけ先進国なのに不幸なのか。加えて企業への忠誠心先進国最下位になっている。ものづくり大国が復権することはもうないだろう。統計を見ても日本産業の低迷さは明確だ。

そうした現代の日本でぼくたちが幸せになるにはどういう社会を築けばいいのかを示すのがこの講演の目的。


原因:自分たちで引き受けない文化と空気に迎合する文化

原発が効率的だというデータも安全だという根拠もデタラメだとわかったが原発をなぜやめられないのか。これは日本人の悪い心の習慣による。おそらく君たちが電力会社や省庁のなかにいても推奨する立場になってしまうだろう。

  1. 民主主義の基本を多数決と考える誤解。民主主義の本質はおまかせと批判ではなく自分たちで引き受けること。
  2. 合理性や知識を尊重せずに空気に支配される。 太平洋戦争時と同じ。*2

例えば世界ではもうどこもやっていない核燃料サイクル、いよいよ経産省六ヶ所村などやめようとしていたが、おそらく電力会社・族議員圧力により改革派は移動させられ頓挫した。

この問題のひとつの原因として補助金行政が挙げられる。特別措置法→特別会計公益法人天下り先→業界、とお金を配る。これによって市場の力、つまり効率化が働かずに古いままのやりかたが継続し、いかに補助金を獲得するかという政治にエネルギーが割かれる。他の先進国では補助金ではなくルールを作る方向にシフトしている。いいコトをしたところが儲かる仕組みががない。*3

日本には行政に従ってご褒美をもらう仕組みしか無い。そのために効率が悪く淘汰が進まない。行政が事業をやって失敗するところも多い。これはやる気もノウハウもないから、そのうえ行政コストも高くなる。そして運用されない風車だけ残る。持続可能性を考える必要がある。よいことをより効率的にやると儲かる仕組み、投資を呼び込む仕組みが必要だ。

日本の政治文化はなにも変わっていない。参加して引き受ける。空気に支配されずに知識を参照する。これができると自然に補助金を待つだけにはならない。


その原因:自治と共同体

この悪い習慣の原因として自治の伝統がないことも挙げられる。そのために滑稽な間違いを犯す。たとえばスローフードが有機食品とトレーサビリティと誤解されていること、これはスローフード運動を危機と感じたウォルマートマーケティング戦略。スローフードの本質は食の共同体消費者の顔が見えるから品質は高くなる。顔が見えるからコスト高くても買う。地域の動きを共有するということになる。

グローバル化を理解しないといけない。為替の自由化や資本移動の自由により従来と比べて国家が働かなくなる。そして企業が栄えて労働者は貧しくなる。グローバル社会では経済指標が改善しても国民は貧しくなるのは当然の帰結。その結果、行政が使えるお金が少なくなるために小さな政府しかありえないことになる。それに対してアングロサクソンでは市場化、ドイツでは共同体自治化で対処している。

日本は相変わらず市場か国家かの論争に終始している。欧米ではとっくにどちらの巨大なシステムも失敗すると認識し地域共同体にシフトしている。ヨーロッパではコミュニティアメリカではアソシエーション。そのときに日本は市場を開放し、お金をつかう公約を出し市場依存・国家依存を進めている。これで共同体空洞化しっぱなし。どこのちほうも同じ風景にならざるを得ない。そして土地と人は入れ替え可能になりますます共同体から離れていく。

グローバルな市場主義での勝者はユダヤ系と中国人だがどちらも家族親族ネットワークが強い。家族がないビジネスマンは40代ですり切れるとされる。育休を取るような男は40代まではパフォーマンスわるいがそこからは向上してくる。ホームベースを持っている強み

共同体空洞化しているので資本主義で勝つことはできない。アメリカではルーツのある人間が強い。日本の例外は血縁主義の強い琉球ハワイ南米に渡って成功している人もここの人が多い。


原発の3つの問題

安全保障と正当性と尊厳。

まず安全保障原発リスクが予想不能・計測不能・収集不能である*4。そしてパラメータをすこしかえるだけで生起確率が大きく変わるためベイズ統計が使えない。つまり保険が使えないということだ。バイオテクノロジーも近い*5フランスの会社が試算した結果、保険入れようと思ったら電気料3倍、ドイツでは1kwh8000円になった。


そういう問題のため原発は未規定なものであり、そういうものを中央集権国家が決めることはできない。決定の正当性がない。地域が決めないといけないが、原発では決定に携わらなかった地域にも影響が出る。結論として、民主的な決定には向かない。ドイツメルケル首相原発廃止を決定したがこの過程で安全委員会原発にお墨付きを与えている一方で倫理委員会は正しくないとしており倫理委員会に従った。日本では安全委員会に相当するものしか無い・

3番目。幸福と尊厳問題

これほど快適なのにたくさんの人が死ぬ。これから自殺率上がるだろう。なぜ死ぬのか。まちづくりに秘密。

どこも同じような風景。便利で快適。同じようなショッピングセンター、で人が死ぬことが再生産。被災地もそうなるだろう。

この尊厳の問題に枠組みを与えたのはベアード・キャリコットだ。功利主義・帰結主義・義務論で解決できないものを考える枠組み。生き物を殺すかどうか。例えば代官山にある大きな木。うろがあって蚊が出るし陰もできる。功利的には切るべきとなる。キャリコットは、人間を主体に考えるな、場所を主体に考えろという。共同体自治の問題。ある場所を生き物を主体に考えることが出来る範囲はどうなのだろう。


価値への転換

ここで大事になってくるのは価値・価値を訴える存在。アドヴォケイト。アドバタイズメントからアドヴォケイトへ。Think Different 違うようにに考える、ではなくみんな間違っている。

BMW農業貯金制度・時間貯金制度が興味深い。車は80年代から冷蔵庫のようなコモディティになった。このままではジリ貧になる。キーワードはプレミアムバリュー。つくるのは車ではなく、プレミアムカー。それを認めて買うような人間は、社会的価値を認める人間だろう。そこでバイエルンに根ざした制度をつくった。つまり儲けるためにやっている。

電気料金も、新しい価値を認めてもらい、利益をあげる方向を模索するべきではないか。電力会社は総発電量の3%を利益としている、つまり儲けまくっている。このお金で地方のマスコミ株主になったり交響楽団もっている。電力会社が地方を支えてきてるんだ、と公言しているがもう持たない。

良いことを認められるような設計。政策市場。フェアトレードも含まれる。70年代末、レーガンNPO補助金を削除してほとんどのNPOは死んだけど一部は残った。それらは自分で利益をあげる術を身につけている。アメリカではNPOが公園をつくっている。世界の活動的なNPOのトップのほとんどはアメリカ人で自分で利益をあげている。ちなみに、日本でこれをやるとあんたお金しか頭ないのか、と言われる。NPOはまず企業のCSR活動からタネ銭を募って収益をあげたら事業に再投入。税金を国に払うかNPOに払うか選べる。税金も政策市場。社会の中でいいコトやろうとしている人、儲けたい人がいる。いいことやれば儲かるようになれば儲けたい人もいい事する。


その他メモ・質疑など

地方での共同体のために、まず地方議会を解散して顔の見える範囲でやっていく必要がある。委員会ワークショップ。特にものをつくるときに必ずワークショップ。なぜならみなさんの欲求は必ず間違っているから。価値を実装していく。ニーズに応じてはいけない、がそのニーズは見えていない。ワークショップを繰り返して個人の欲求ではなく社会の貢献にシフトしていく。ワークショップで重要なのはコアメンバーの動き。議会と違って反論がある。事前に綿密な打ち合わせ、根回しではない。価値の作りかえが必要。

文化をかえていくための解決策*6

  1. エリート主義 三島由紀夫 柳田国男 かえられない、かえてしまうのはむずかしい。礼儀正しさもその裏返し。一部の人間が、任せられる側が・・。
  2. 共同体自治・・みんな改造するのは無理。ちいさなところでなにかかえられるか。生々しさ。成功事例
  3. 教育と芸術 心の習慣は変えられない。日本では超越神が存在しないから。存在すれば自分とは別の反省心。

ここで教育をする側が必要だがそれを確保するのは鶏と卵。メディアが重要になる。この世を仮の姿で、という実存、洗脳。新しい宗教を持つことはできない。KYと言われようが好きにできる。マタイ福音書。この世の苦難を別の位置における。こういったことは日本人にはできない。ホームベースがあるから仮の姿でもいける、これはメディアで簡単に。ナンパ→オタク。86年以降に生まれた世代。原理の変化を一度も経験していないから仮の姿でいけない。52年世代。ナンパが得意。シラケ。ゲームの変化を

エリートにしても共同体自治にしても引っ張っていく人たちの連携が必要。パーティとは違うアライアンス。目的を共有しながらも連携していく。


以上

後半は少しまとまりがないしデータ等はちゃんと裏をとらないといけない気がするけれど、だいたいはこんな流れ。

また感想は書きます。



*1世田谷区の保坂くらい

*2:山下七平・小室直樹が指摘。総力戦研究所、勝つことはできないとしていた。東京裁判ではみんな、いまさらやめれないと言っている。

*3:参考;余剰電力買取制度と再生エネルギー買取制度。フィードインタリフなど

*4:ウフリッヒ・ベック 「リスク社会」

*5:時間があれば話すとのことだったが質疑が盛り上がってか語られず

*6:自分の質問!

2011-10-30

通勤読書メモ10月

ちょこちょこ読んだ本についてもメモ。

娯楽ばかりだけどすこし方向性が見えてきたかな。

もっとバリバリ読みたいけど通勤中に読むのしんどいお・・


クーリエ・ジャポン12月号

ほぼ唯一購読している雑誌

気になったこと


内容はもっと詳しいしほかにもおもしろい記事も多いので気になった人は買いましょう!




fate/zero

Fate / stay night という大ヒットを記録しコンシューマにも移植されたアダルトゲームのプロローグ、語られなかった物語。

オリジナルが出てから3年後くらいに同人作品としてコミケに出品され、そのあと人気が出て商業出版、文庫化を経た物。原作を読んでいないとわからない部分も多いかも知れないけれど、いきおいで楽しめる、かも。かなり優れたエンターテイメント。作者は魔法少女まどか☆マギカ虚淵玄、筋の構成もレベル高く、複雑な出来事をすっきり記述していて読みやすい。奈須きのこが原作でさんざ(思いつきに近い)伏線をばらまいたものをよくこれだけまとめることができたものだと思う。

2つ続けて読んでプレイするとすごいカタルシスが得られそう。

聖杯を求めて英霊を召喚して市街地で魔術師7人が戦う、というあらすじはどう見てもおもしろくなさそうだけどある種の群像劇でありそれが収束するさまを神秘主義的なアイテムで象った物語はとても興奮する、と思う。




・憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座

98年刊行の本であるが、オブジェクト指向を理解するには良いだろう。クラス図を書く性的分析、シーケンス図を書く動的分析。オブジェクト指向の利点が分からないならば一読の価値はある。C++の解説も多いが、モダンな言語を触っていればよみ飛ばしても良いとは思う。CかJavaをやっているならC++の入門としても優れているように思える。自分が実際に携わっている開発標準のなかでオブジェクト指向開発の意図がどう込められているかはよくわからないので調べなおしてみたい。


ハゲタカ

買収エンターテイメント。ちょっとダメな企業を再建するというターンアラウンドマネージャーに憧れるかもしれない。物語とはいえ、日本の銀行の闇をうかがい知ることができる。そして日本では資本的な合理性よりも情の占める割合が大きく冷静にものごとを判断することはできないことを強調しているように感じる。無情そうな金融の世界であっても人の弱み・モチベーションを意識することが人を動かすということにつながるというのは新鮮。物語としてはおもしろいのだけど、やや間のとり方に違和感も。

ハゲタカ2(バイアウト

続きもの。序盤で前作の愛すべき主要人物が死んでしまう・・。前作よりは政治な力が強調されてエンターテイメント性が強まってるかも。一見素人のプロットのような上巻の終わりのあっけなさは、もしあえて演出してるとすればすごい、かも。後半戦では追いつめらる部分と準備に時間をかけてかけて、勝利パターンに入ったところの描写はすごくあっさり書いているのがおもしろい。


・中核vs革マル

60年代から70年代、新左翼内ゲバを丹念に編年体で描いたノンフィクション

日本を革命するという同じ目的を抱く同志であったはずなのに殺し合いをするという壮絶で奇妙な出来事。同じ組織を前身としているのに、いやだからこそか憎悪がふくれあがっていたのかもしれない。黒ヘルや赤軍ほど過激派ではない、にも関わらず実際に何十人も死んで何千人も逮捕されている。こんなことが自分の生まれる10数年前にあったとは信じがたい。その分、興味深い。

全国的な地下組織を結成して継続して仲間を確保し戦力を蓄え扇動を重ねていったことは驚嘆に値する。これらのノウハウを持って、さらに殺し合いの経験もあるほとんど高学歴の若者たちはいまどうしているのだろうか。

このころの立花隆はいい仕事してるな・・。


・20歳の原点 序章

学生運動全盛期に立命館に入り、のち20歳で自殺した多感な女学生の日記。日常の悩みと自意識の確立の過程はかなり読ませる。


外国語の水曜日

とある工学系の大学のロシア語教官によるエッセイ。外国語の学び方を知ることができ、言語学のあれこれについても学ぶことができておもしろい。りょうちょ。