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2010-05-16

恋愛小説を読まないようにしていたのだが...

| 14:41 |

5月12日、読書会島本理生の『ナラタージュ』。参加者は60代3人、20代と40代それぞれ1人の5人。

恋愛小説の読書会は盛り上がります。

ナラタージュ (角川文庫)

ナラタージュ (角川文庫)

で、

 盛り上がりの本線の大学2年生の工藤泉の「恋愛」とは外れ、登場人物でなんとなく気になったのは新堂君のその後のこと。彼は工藤先輩と同じ大学に入学するのだが中退し、その後行方不明。

(同級生の柚子ちゃんから彼女が自殺する2日程前の手紙について)「手紙をもらった後もどうすればいいのか分からず、あいつの携帯電話にメール送ったら返事がなくて、その時点で俺は動くべきだったのにひとまず明日でいいやと思った。 俺は今でも毎晩のように考えるんです。あのときなんとかできたのは世界にたった一人しかいなくて、それが俺だったことを。工藤先輩」「うん」(文庫p377)

 先輩の泉には新堂君の顔をみている以外なく、それは風景。泉には母校演劇部の顧問、葉山先生への、おもい、恋愛の方が重要なのです。進藤君のこと、「無事に元気で過ごしていることを祈るだけだ。」

5月15日、重松清の『舞姫通信』を買って電車の中で読む。自殺がテーマ。

舞姫通信 (新潮文庫)

舞姫通信 (新潮文庫)

 島本理生重松清も、そういう名前を聞いたことがあるだけで、私は一冊も読んだことはない。要は読書中毒になってしまい、電車を乗り過ごしたり、やるべきことをうっちゃたりすることことを避けるようにしてきたので...

 こちらは、高校生の生徒と先生と、生と死を巡る真摯な展開。本屋で文庫本の著者のあとがきを読んで購入しまいました。図書館で借りるか、ブックオフで105円で売っているのでは?と思いつつも買ってしまいました。こういう衝動買いを避けたいので近づかないようにしているはずだったが...重松清にハマってしまうかもしれませんね。

 著者は「もしいつしか自分が小説を描くなら、自殺を主題にしてみたい。....ぼくのフリーライター初仕事は、岡田有希子の本である。そして、最もたいせつだった友人が自殺というかたちでぼくの前から去ってしまう二年前にあたる。」(文庫本のためのあとがき)と記しています。